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 中学生用の教科書に次のような英文がありました。
 Don't only give your care but give your heart as well.
 この英文中のdoは必要なのでしょうか?また、なぜdoが置かれているのでしょうか?
 not only~but also Bでnot onlyが強調されて文頭に置かれる場合、助動詞+主語+動詞の語順に倒置され、助動詞のdoが置かれるのはわかるのですが、この英文は命令文であるため、倒置が起こっているとも考えられません。
 どうかよろしくお願いします。

A 回答 (6件)

何とか簡潔に。



「否定命令形 = Don't+動詞原形」は英語における規則であって、間に onlyがあるからといって変わるものではありません。

何故 doが必要なのか?

ポイント(1)
そもそも「命令文 = Doを用いた強調表現」であるので、必ずdoが出現すると考えれば結構です。

ご自分で書かれている通り、これは「命令文」です。つまり:
・Follow me!
、、、という命令文はそもそも:
・Do follow me!
、、、であるから、その否定形は:
・Not follow me!
、、、ではなくて:
・Don't follow me!
、、、となるということですよね。

よってご質問文は:
・Not only give your care but give your heart as well.
、、、とはできませんし:
・Not only plan it but actually do it.
、、、というのもどうしてもダメです。


ではどうしたら良いのか?

ポイント(2)
なので最初の節の giveを欠落させる、すなわち:
・Not only your care but give your heart as well. (好ましいのは:Give not only your care but your heart as well.)
、、、とするのでしょう。
こうすると、not が否定するのは動詞 giveではなく only your care になりますから、don't にはならず、notだけで否定できますよね。


ご参考までに。
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はじめまして。



ご質問1:
<この英文中のdoは必要なのでしょうか?>

はい。


ご質問2:
<なぜdoが置かれているのでしょうか?>

一般動詞の否定の命令文だからです。

1.一般動詞の命令文は、通常、動詞の原型が文頭にきます。
例:
Speak slowly.
「ゆっくり話しなさい」

2.これが否定の命令になると、助動詞Do+not(または短縮形Don’t)が文頭に置かれます。
例:
Don’t speak slowly.
「ゆっくり話さないで下さい」「~してはいけません」


ご質問3:
<この英文は命令文であるため、倒置が起こっているとも考えられません。>

おっしゃるとおりです。とはいえ、この英文は文法上おかしな英文ではなく、2つのイディオムが混同した複雑な構文になっているのです。

1.この英文はDon’t(Do not)の後に、onlyがあるために、Do+not onlyの接続と勘違いされていることから、混乱が生じているようです。

2.実はこの英文は以下の2つのイディオムが混合した形なのです。

not only A but also B=not only A but B as well=both A and B
「AだけでなくBもまた」
not A but B
「AではなくB」

3.not only A but also Bの部分だけで、文法的に正しい語順にすると以下のようになります。
例:
Give not only your care but your heart as well.
「~だけでなく…も与えなさい」
という肯定の命令文になります。

4.ここでは前半は、「与えるな」と否定命令しているのではないのです。これは
Give both your care and your heart.
「~と~の両方を与えなさい」
と同じく、強調の肯定の命令文なのです。

5.一方、この英文にはもうひとつイディオムが組み込まれています。それがnot A but B「AではなくてB」です。

つまり、この部分だけをとると
Don't give~but give…
「~を与えないで、…を与えなさい」
という意味になります。

6.これらの2つのイディオムが共に用いられて
Don't only give~but give…as well
(直訳)「~だけを与えないで…も与えなさい」
→(意訳)「~だけを与えるのではなく…も与えなさい」
という、意味の強調の否定命令文になっているのです。

以上ご参考までに。
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 お尋ねの英文は、マザー・テレサの言葉をそのまま教科書に引用したもののようです。

下記のリンク先が参考になります。

 http://www.ewtn.com/MotherTeresa/words.htm

 言いたいことは伝わる英文だと思いますが、あまり良い英文ではないように思います。特に中学生向けの教科書なのであれば、もっと分かりやすい英文にすることが必要でしょう。リンク先には、他にも?のつく英文が含まれています。

 The more you have, the more you are occupied, the less you give. But the less you have the more free you are. Poverty for us is a freedom.

 「the more free you are」の部分は「the freer you are」が正しい表現でしょう。ひょっとしたらインド風の英語なのかもしれませんが・・・。

 お尋ねの英文を考えてみます。まず、「not only ~ but ・・・as well」は「not only ~ but also ・・・」の別表現で、意味は全く同じです。

 そして「ジーニャス英和辞典」によると、この構文の「not」を助動詞の「do」につけることは不可だとされています。(肯定文を否定文にすることはできないということです。)

 (1) They do 【not only】 sing but also dance.(×)
 (2) They 【not only】 sing but also dance.(○)

 お尋ねの英文を、「命令文」から「主語を補った普通の英文」に戻して考えてみます。

 (3) You do 【not only】 give your care but give your heart as well.(×)
 (4) You 【not only】 give your care but give your heart as well.(○)

 間違いである(3)の英文から主語の「You」を取ったものがお尋ねの英文になります。正しい(4)の英文から主語の「You」を取り去ってみます。

 (5) Not only give your care but give your heart as well.(△)

 しかし、「Not only ...」で始めると違和感があります。命令文は動詞から始めた方が良いでしょう。せっかく「your care」と「your herat」という名詞が二つありますので、それを利用しない手はありません。

 (6) Give (them) not only your care but (give them) your heart as well.

 この「世話をするという行為だけではなく心も捧げなさい。」という意味を表したければ、(6)の英文の方が良いような気がします。

 教科書会社が検定教科書を作成する場合には、必ずNative speakerの意見を聞くことになっていると思います。ただし、彼らは英文が文法的かどうかよりも相手に伝わるかどうかということを重視する傾向があります。また、マザー・テレサが残した言葉に対する敬意も込めて、敢えて原文に手を加えることはしなかったのではないでしょうか。

 ご参考になれば・・・。
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ひょっとしたら難しく考えすぎなのではないでしょうか。



Don't only give your care
=give your careのみ、はdon't
=面倒をみるのみ、というのはやめなさい。

but
=(逆説)
=そうではなくて

give your heart as well
=あなたのハートも与えなさい
=心もそそいであげましょう

つまり、中学生にもわかる「don't ~」という構文と「give~」という構文に、中学生でもわかる「but」と「as well」を、くっつけただけです。ついでに言うと、こんなに簡単な言葉をつなぎ合わせただけで、こんなに深い文章を作れる、という例だと思います。
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まず最初に"not only A but also B"というのは、生徒が暗記しやすいようにまとめられた


熟語集のひとつにすぎないという事を解って下さい。
ただ学校で教わる熟語に言葉をあてはめるだけでは、意味は通じるでしょうが
会話としては不自然なものになってしまいます。
実際の会話には様々なバリエーションがあります。質問にある文もそのバリエーションのひとつです。
行動(動詞)について「~だけをするな」と言う意味の文なら"Don't only ..."になります。
普通の文で段々に考えれば解り易いでしょう。
"Eat meat."「肉を食べろ。」
"Don't eat meat."「肉を食べるな。」
"Don't eat only meat."「肉だけは食べるな。(他は食べていい)」
"Don't only eat meat."「肉だけを食べるな。(他にも食べろ)」
"Don't only eat meat but eat vegetable as well."「肉だけじゃなく野菜も食べろ。」
ちなみに"also"を使うと量に関係無く、とにかく肉だけじゃなく野菜も食べろというニュアンスになり、
"as well"を使うと肉と同じくらいの野菜を食べろというニュアンスになります。
まぁ、あくまでニュアンスですけど・・・。
こんな感じです。あまり熟語にこだわらず個々の単語とその言い回しに目を向けると
英語は理解し易くなりますよ。
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この回答へのお礼

 なるほど。Don't eat only meat.とDon't only eat meat.の違いが分かれば明らかですね。ありがとうございました。またよろしくお願いします。

お礼日時:2008/09/27 21:52

これは「AだけでなくBも」の「not only A - but also B」の形ではないと思います。


シンプルに“否定A but B”で「AじゃなくBを」という文だと思います。
なので、最後に「~も」の“as well”が付いています。
(「not only - but also」ではas wellは要らないのでは?)
このonlyも、決まり文句のNot only~ではなく、単なる副詞かと思います。
むかーしに英検1級取った帰国子女です、この文は自然に聞こえます
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