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アークタンジェントの範囲は90度以上に変化するのですか?
また、変化させるにはどうしたらいいですか?
お願いします。

A 回答 (2件)

y=tan(x)…(A)


のグラフを描くと分かると思いますが、
このグラフと
y=k(kは定数)のグラフの交点は無数に存在しますね。

(A)の式でyとxを入れ替えた
x=tan(y)…(B)のグラフは
y=tan(x)のグラフを直線y=xに対して折り返した(対称移動した)グラフに
なりますね。
(B)のグラフと直線x=h(hは定数)のグラフの交点は無数に存在することはお分かりですね。
つまり、x=hとおくと交点の座標が無数に存在します。
このように、1つのxに対して、yの値が2つ以上存在する関数の事を多価関数と呼びます。
多価関数ではxの値を指定してもyの値が(一意に)1つだけ決まらないのでyの範囲を制限(または指定)しないとyの値が決められません。
そこで、(B)の式で-π/2≦y≦π/2と制限して多価関数とならないようにします。
x=tan(y)、(-π/2<y<π/2)…(C)
すると(C)は一価関数(xの1つの値に対してyの値が1つ定まる関数)になります。
(C)をyについて解いた関数(逆関数)がアークタンジェントの
y=arctan(x)(-π/2<y<π/2)…(D)
または
y=tan^(-1)(x)(-π/2<y<π/2)…(D')
となります。
この関数では
-∞<x<∞
のxに対して、(D)または(D')の式のyが
-π/2<y<π/2
の範囲に1つだけ定まります。
(なお、π/2は90°のことです。)

(D)または(D')はアークタンジェントの定義になっていますので、
計算機や電卓でアークタンジェントを計算しても
-π/2<y<π/2
の範囲の値しか計算してくれません。
この範囲の値のことを主値と呼んでいます。
すなわち
-π/2<arctan(x)<π/2
またarcsin(x)やarccos(x)の主値の範囲は
-π/2<arcsin(x)<π/2
0<arccos(x)<π
となっています。

主値の範囲を超える
x=tan(y)=h(hは定数)を満たすyを求めたい場合は
-π/2<arctan(x)<π/2であることを考慮して
y=arctan(x)±nπ
としてyの範囲によって整数nを選んでπ(180°)の整数倍を加減して調整してやれば良いですね。
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この回答へのお礼

とても詳しい、しかもわかりやすい説明をしてくださって感謝します!大変参考になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/17 07:51

「変化する」という表現が引っかかりますが・・・



普通は-90~90度(単位がラジアンなら-π/2~π/2)ですが、変化させたければさせてもいいでしょう。
90度以上にしたければ、算出結果に180を足せばいいです。これでも足りなければ更に180を足せばいい。

例えば1のアークタンジェントは普通は45度ですが、90度以上にしたければ180を足して225度。これで足りなければ更に180を足して405度。これでも足りなければ更に180を足して585度。
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この回答へのお礼

なるほどーありがとうございます!

お礼日時:2008/11/17 07:48

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