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タイ反政府運動と政府側運動のそれぞれの言い分を知りたい。

A 回答 (1件)

反政府勢力の建前上の言い分


タクシン前首相は、私欲のために収賄を行い、政治をほしいままにし、タイの経済の低迷をもたらした。
現政権は、タクシン氏の傀儡にすぎない。

反政府勢力の本音
タクシン氏以前の政権は、首都バンコクに集中投資を行い、バンコクの経済を活性化させたのに、タクシン氏は、投資先をタイの農村部や新興資産家優先の政策をとったため、それまでの既得権益者の権益が減ってしまった。
そのため、バンコク在住の貧困者の取り分が大幅に減ってしまい、困っている。

政府支持派の言い分
タイでは、それまでバンコクを中心とした地区に集中的に投資が行われた結果、バンコクと地方とで、とてつもない経済格差が生じてしまった。
そろそろその構図の転換をはかるべきだ。
そのためには、タクシン前首相の政策を支持する。

という事になります。
日本での報道は、バンコク駐在員の報告のため、どうしても反政府側に近い報道が多くなってしまっています。
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この回答へのお礼

世界には宗教に根ざす争いが多い中で、タイでの対立は都会市民派と農村市民派の対立ですね。タクシン一族の不正を槍玉にあげていますが、この解決は難しいものでないのが救われるように思います。
しかし組織力を有する都会市民派がこれで既得権益を奪い返すのでは、不安定要因を抱えることになることでしょう。
丁寧な解説を頂き有難うございました。

お礼日時:2008/12/08 21:40

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