プロが教えるわが家の防犯対策術!

もう今から十数年も前の話です。
テレビの討論番組でこんな事を言った人がいました。

「車で逃げる凶悪犯を、
 自分の車で追いかけて捕まえたら、
 捕まえたほうも道交法違反で逮捕されてしまう。
 現代日本は、そういう社会である。」

一方、最近では格差社会がテレビの話題になっています。

さて、これからの日本の社会で、
“私人カーチェース”をして凶悪犯を捕まえた
若者Z氏がもしも現れたらどうなるでしょうか。

【1】
Z氏はどのような扱いを受けると思いますか?
法的リスクについては、素人には判断できませんが、
社会的扱いに重点を置いて考えてみてください。

※以下は長めなので、時間のある方のみ回答願います。

【2】
この件に関する以下の3者による分析のうち、
あなたの意見に最も近いものを選択してください。
なお、以下に挙げる人物とその台詞は、
質問の都合上、当方が作り上げた架空のものです。

(A君)人生破滅説
正義感から行動に出て民衆からヒーローと言われても、
世間の企業が評価するのは社会的な建前だけ。
そんな過激なことをやって逮捕されてたZ氏は、
ワイドショーでテレビに名前と顔が大々的に報道される。
日本では容疑者と有罪確定者の区別が曖昧だから、
そんなことになったらZ氏の人生は終わるだろうね。
例え無罪となっても、事実上は社会的堕落者として扱われ、
民間企業のホワイトカラーには就職しづらくなる。
さらに、中途半端な欧米文化の流入により、
大手企業では、終身雇用だけが崩壊してしまい、
年功序列の仕組みだけが根強く残ってしまった。
こういう中途半端な雇用情勢となったご時世では、
一度人生のレールを外れると二度とは元に戻れない。
結局、Z氏は社会からゴミのように弾き出されて終わる。

→Z氏は世間から冷たく見捨てられる。
 Z氏のような正義感の強い人間はいなくなり、
 見てみぬふりをする人間はますます増えると思う。

(B君)ヒーロー化説
最近の若者は、貧しい家庭の出身者ほど、
戦後の歪んだ平和主義や人権主義、そして、
そこから来る歪んだ正義感や社会価値観、
大企業のシステムなどに激しい反発を抱いている。
そして、これから格差社会が進んでいくに従い、
人口の大半は中流階級以下になり、
上流階級と呼ばれる層の割合はほんの一握りになる。
当然の結果として、異常な人権主義は影を潜め、
これからは今ほど正義感が仇となる時代ではなくなる。
Z氏は世間から決して悪くは思われないはず。

→Z氏のような正義感の強い人間はこれからは増える。
 そして、世間はそういう人間を
 ヒーロー視するようになっていく。

(C君)社会評価二分説
これからの時代は格差社会がさらに進むに伴って、
人々の社会的価値観も二極化すると思う。
もしもZ氏のような過激な行動を取る人が現れたら、
上流社会からはゴミのように弾き出されるだろうけど、
人口の大半を占める庶民社会からは非常に支持される。
良い社会的立場と生活を手に入れられなくなっても、
それなりの生活ができればいいと考える人も多い。
だから、正義感を持つ若者は増えることはあっても、
減っていくことはない。
一方で、裕福に育ち、社会的名誉に固着する若者は、
現代以上にZ氏のような人間を見下す傾向が現れる。

→Z氏への評価は、
 上流階級と庶民階級で大きく分かれるようになる。
 また、正義感を取るか(庶民階級出身者に多い)、
 社会的建前を取るか(上流階級出身者に多い)、
 親の所属する社会階級(育った環境)などによって、
 若者の行動価値観が“二極化”する時代が来る。

A 回答 (6件)

質問が長い、、そして難しい!(泣)


えーっと、AからCで選ぶならば、、一番近いのはどれだ?!?
私は、
・正義感を持つ若者は減っていく
・でも、逆に正義感を持つ者は支持される
と思います。
AからCはどれも支持と人数を正比例させているので、
一番近いものの判断ができませんでした。すいません。。

「凶悪犯を自分で追いかけて捕まえたら、捕まえたほうも道交法違反で逮捕される」
これはおそらくその通り。法律ですから。
でも、これに対してメディアは悪者扱いではなくヒーロー扱いの報道をするはず。
そして、法律による罰則自体もかなり軽くされると思われます。

こんな社会だから正義感を持つ者は減ってしまうのではないかと思いますが、
そんな中でも正義感を持っているからこそ評価されるのではないでしょうか。。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

メディアはヒーロー扱いをするだろうという考えですね。
参考になりました。

お礼日時:2008/12/22 23:17

>「車で逃げる凶悪犯を、 自分の車で追いかけて捕まえたら、捕まえたほうも道交法違反で逮捕されてしまう。



すこし途中を省いた言い方ですが、追跡の際にスピード違反や信号無視などの道路交通法違反を犯したらその責任を問われる可能性があるということですね。これはある意味では当然でしょう。パトカーが緊急走行で被疑車両を追跡した場合でも、追われた車両が関係のない車両と衝突して第三者に被害を及ぼしたら、「追跡方法は妥当だったか」が問われるでしょう。まして私人の行為ですから。昔ある警察本部の「捜査十則」には「まずナンバー、深追いやめて事後捜査」という項目があったように記憶しています。

ただしこれにも様々な場合があると思います。例えば目の前で自分の子どもを不審な車両に連れ去られた親が、自分の車で追跡して追いつき犯人を取り押さえてわが子を取り返したとしたら、少々の交通違反はあえて追及されずに英雄視されるのではないかと思います。

また逆に、逃げる銀行強盗を銀行員が自分の車で追跡し取り押さえたものの、その間にこの追跡が原因で無関係な車両が交通事故を起こして死傷者が出たとしたとしたら、やはり批判されるでしょう。どちらの場合も評価は評価する人の社会階級によるというより、犯罪の中身と追跡した人との関係や追跡の態様とその影響によると思われ、ケースごとに異なるので単純な図式化は困難だと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かにごもっともな意見ですね。

お礼日時:2008/12/22 23:36

 どの評価も支持出来ませんね。

全く論点がズレてると思いますが。

>捕まえたほうも道交法違反で逮捕されてしまう

・・・っという事は、追跡の過程で逮捕される様な『明確な』違反をしたワケでしょう。(スピード違反は速度を計測しなければならないので、瞬間的にメチャクチャな最高速を出した程度では逮捕されません。逮捕されるということは、追跡しているパトカーに信号無視や一方通行の逆走を目撃されたとか、そういうレベルです。)
 よく考えてみてください。街中に道交法を無視した暴走車が2台、関係ない通行人にとってはどちらも極めて危険な『社会の敵』ですよ。

 あたしゃ『正義を貫く為には多少の犠牲はつきものだ』という考え方には真っ向から反対します。街中で『危険運転行為』を繰り返した時点で、そのZ氏も凶悪犯同様に『犯罪者』です。凶悪犯を捕まえる為に許される範囲を完全に逸脱しています。
 こんなヤツはヒーローぢゃありません。単にアタマに血が上って結果が予測出来ない、キレ易いバカという評価が妥当ではないかと。

 ヒトの正義感とかヒーロー像を云々するには、この例題はあまりにも稚拙に感じますが。
 も一つ言うと、格差社会と正義感を結びつけるのは、更には上流のヒトや企業を手放しで『クズ』的に考えるのは、あまりに強引な気がしますが。(何故高額収入者や大企業が全て『社会の敵』となり得るのか、その論理が何も説明されていません。『世間の企業が評価するのは社会的な建前だけ』『裕福に育ち、社会的名誉に固着する若者は、現代以上にZ氏のような人間を見下す傾向が現れる』・・・何故、どういった理由そう断言出来るんでしょうね?まず最初に『企業の言うことはキレイごとだ』『裕福な若者は敵だ』という考え方があって、そこに強引に結論を結び付けている様にしか見えませんが。)

 ま、ソレとは別にもっと単純な話を。
 もし目の前で自分の子供や一緒に遊んでいる子が誘拐されたら、当然執拗に追跡するでしょうね。この場合は自分が知ってる子供『だけ』が大切なのであって、多少社会に害を及ぼしてもその時はその時だ!逮捕されても仕方ナシ!とハラをくくります。
 その行為は個人の狭量な正義感を振りかざしているだけで、『ヒーロー』などとは思いもよりません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/23 01:05

正義と思い、会社を告発するというのはよくあることです。

また議員さんの小額まで調べる人がいるというのも正義からでしょう。会社のモラルダウンもあり、それを告発する。会社も壊れるし、世の中に正論で成立が難しいのでしょうか。発展する過程ではあまりみたことないものです。車で追いかけるっというのは警察の抑止に疑問ありですね。成熟社会にありそうです。みんながそういう風に江戸時代であれば、商品社会と幕府の矛盾でという風に矛盾が生じます。不満+モラルダウンに対して、それじゃいけないという正義。理解の難しいものです。極端なものでいつまでも続くようにはおもえません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/23 01:49

http://response.jp/issue/2007/0605/article95491_ …
多分追いかける際に速度超過ぐらいありそうですが・・・

http://www.l-co.co.jp/times/log/06/060616/21.html
>逃げた方向や車種などを携帯電話で中継しながら約3kmにわたり追跡し
違反ですね。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-22459-storyt …
>運転席側の窓ガラスを素手でたたき割り
違法ですよね。

>社会的扱いに重点を置いて考えてみてください。
カーチェイス中に事故さえなければその事に触れもせず、感謝状の記事になって終わりだと思います。
世間はぱっと出の良い人の事なんて長期間覚えてません。
そして、名探偵でもなければ年に何度も事件の現場に居合わせる事はありません。
すぐに忘れられる事でしょう。

ただし、最後の例のような器物破損があった場合、犯人側から損害賠償請求をされる可能性はありますね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

こんなこともあるんですね・・・。
いや、それならば良いんですがね。

ちなみに私は以前にこういう質問をしたことがあります。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3328265.html

お礼日時:2008/12/23 01:58

凄い社会になっているんですね日本って。

(笑)

仮に上流階級と庶民階級がそんなに明確に分かれていたとしても上流階級の中でもロックフェラーVSロスチャイルド的(笑)考え方、立場の違いがあるでしょうし、圧倒的多数の庶民階級に至ってはそんなに考え方が統一できるというのは完全に無理でしょう。

仮想社会としても設定に無理を感じます。

Z氏については
ワイドショーで大騒ぎになるくらいの事件やったのだから当然、走行中にはハリウッド映画並みのカーチェイスをやったはず。
逮捕は必至でしょう。
世間の支持を無視して司法が有罪判決を下せば更にワイドショーが騒ぎ世間が注目する。
これを出版業界が黙って見逃すハズが無い。
服役中のZ氏と接触して本人だろうがちょっと話を聞いた人間だろうが構わないのでとりあえず出版。
「それでも私は正義を貫いた。-獄中で胸を張る男-」
タイミングさえ間違わなければ売れるでしょう。
更に上手くいって映画化されればZ氏の生涯もう左団扇です。
映画化まで行かなくても何か事件があれば「正義評論家」としてワイドショーに登場し、そこそこ食っていけるような気がします。

TVの世界は前科にはかなり寛容ですから。

民衆はたまにみるZ氏を「あ~あ~、○○事件の時のZかぁ。「正義評論家」って普段、なにしてんだろうね。」とその場限りの話題にするくらいでこの事件によって正義は増えることも無く減る事も無いでしょう。

ご質問者さんのお望みの回答ではないと思いますが、設定から考えるとこうなってしまいました。m(_ _)m
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/23 02:00

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