歴史の初学者です。
質問1:
えこひいき にさえ見えますね。なぜアメリカはイスラエルの味方をするのですか?
質問2:
エジプトはやや米国よりながらも(なぜか知らないが)、アラブの一員で、アラブといえば、シリア・イラン・ヨルダンもアラブ? イスラエルが英国の2枚舌からあの場所に建国して、住む場所を追われたのがパレスチナ難民ということでしょうか。パレスチナとアラブとの関係は何ですか?
現在の印象:
あれほどパレスチナが迫害されるなら、近隣のアラブに住めば(あきらめて)、もっと安全だと思います。 元々はイギリスの2枚舌がいけないかもしれませんが、同情を集めていたイスラエルも、今となってはあれほどまでに過激になると 非難されても不思議ではないかも。互いの暴力なので どちらが悪いとかもはや客観的に判断できなくなっているのでしょうかね。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
質問1:
冷戦時代、アラブ諸国の多くはソ連寄りでした。
エジプト・シリア・イラクなどの国々は、ソ連製の兵器を購入してイスラエルと対抗していたのです。
中東の石油をソ連に抑えられると、石油資源の何割かを中東に依存していた西側陣営にとって致命傷となるため、アメリカはイスラエルを中東の橋頭堡としたのです。
ざっくばらんにまとめると、東アジアの日本・韓国とイスラエルは同じ立場なのです。
冷戦終了後も、イスラエルはつちかってきたアメリカとの同盟関係を維持しています。これも日本と同じです。
ただし、冷戦後にアメリカはサウジアラビア・クウェートとも関係を深めましたので、冷戦直後のパパ・ブッシュの時代は案外、アメリカはイスラエルに冷たかったです。
それがまた蜜月関係に戻ったのは、今のブッシュ大統領(もうすぐ元が付きますが)です。
対テロリストという関係では、アメリカとイスラエルは同じですので、主に対テロ戦争の立場で、アメリカとイスラエルの関係が強化されました。
質問2:
第三次中東戦争でイスラエルに敗北したエジプトは、シナイ半島すべてをイスラエルに奪われてしまいました。
そこに着眼したのが、当時のアメリカ大統領だったニクソンと補佐官のキッシンジャーです。
ニクソンはキッシンジャーを使って、イスラエルに奪われたシナイ半島をエジプトに返還させる代わりに、エジプトとイスラエルの関係修復をもちかけ、エジプトはそのアメリカの提案に乗りました。
以後、エジプトはアメリカ寄りの国となり、今に至っています。
パレスチナ難民とは、イスラエルが建国した際、それまでその土地に住んでいたアラブ人の難民です。
多くが隣国のヨルダンに住んでいますが、他にもアラブ諸国の多くの国々に散らばっています。
第二次世界大戦後のアラブ諸国は、突如中東に現れたイスラエルに警戒し、また同じイスラム教徒ということもあって、イスラエルと戦うパレスチナゲリラ(PLOなど。その流れが現在のパレスチナ自治政府です)を支援しました。
現在の印象:
もし、あなたが今住んでいる土地を追い出されて、別の場所に銃を突きつけられて追い出されたら、いつか戻りたいとは思いませんか?
とはいえ、イスラエルという国を無くすのは現実的に考えて無理があるので、かつてイスラエルが戦争で隣国から奪い取ったヨルダン川西岸地区とガザ地区に、新たな国を作ろうとしています。
それが、パレスチナ暫定自治政府です。
しかし、パレスチナ人の中でも、イスラエル打倒を強く主張するハマスという勢力があって、今はガザ地区はハマスが統治し、ヨルダン川西岸地区をパレスチナ暫定自治政府が支配する構図となっています。
ご説明でなんとなく わかってきたように思います。
普段のテレビのニュースも こんな風に解説してくれればいいのに。
○ 石油への利権から、まずイスラエルを押さえて、次にエジプトやサウジとアメリカは仲良くした。しかし、エジプトやサウジには王族と民衆レベルで新米国感情の程度に差が大きく、王族は、石油メジャーからの石油収入により、質素さを美得とする?イスラム教から程遠い華麗な生活をし、民衆から反感を買う。その反感のエネルギーがアメリカをアラブから追い出す力につながり、テロリズムにつながった。
○ そうすると、石油の売買が純粋に商売としても、王族という社会システム、地下資源(石油からの富)の不均衡な配分システムが、気象条件が厳しい地域に根付きやすい共産的なイスラムの地にとっては、非常に不釣合いで、排除されるべきかと思いますね。テロリズムには賛成しませんが、不満の矛先をアメリカではなくて王族に向かわせればどうかと思います。
○ それから、そうしたテロリズム基地がアフガンやイラクの地を利用して根を張ったことを利用して、武器産業や武器商人の利権から経済を活性化しようとしたブッシュ政権とネオ右翼系の発想は、人間のすることとは思えない、排除されるべきだと思います。アメリカの農村地帯で失業から開放されるべく兵になった若者に、名目的な説明で愛国心を喚起され、戦地に送るという発想が残忍だと思いますね
No.6
- 回答日時:
No.2です。
> アラブ系の国々で貧しいアラブ系パレスチナ難民を引き受けるべき
引き受けてます。ただ、彼らを受け入れると攻撃を受けますので一定以上は受け入れできないのです。
1982年イスラエルがPLO撲滅を名目にレバノンへ軍事侵攻しています。
ユダヤ人の中で一番の問題が極右系ユダヤ人といわれる方々で、そのほとんどがアメリカからの移住だそうです。彼らを支援しているのが米国ユダヤ資本で、軍産複合体と手を組んで戦争ビジネスをしているのです。そして、あそこで戦争が起これば石油の値段が上がるので美味しいということです。
なんとまあ。もう、絶句。
話が複雑になってきましたね。
なるほど。しかし、受け入れてもらったら攻撃は控えて外交で解決すべきでしょうね。
それから、アラブの国は、石油経済から脱却すべきです。石油があり、王族という富不均衡配分システムがあるから、民衆に不満が溜まる。
石油の値段が上がるとおいしいということは、石油メジャーもユダヤ系資本ということなのか。。。
ユダヤ系資本は、敵対関係のアラブの土地から掘削される石油収入で暮らすと? そして、アラブの王族は、ユダヤ系資本から石油代金を受け入れて甘美で豪華な生活を楽しみ、イスラムの民衆から反感を受けていると。
ビンラディンには賛成できないけれど、改めるべきは、
○ アラブの王族という富不均衡配分制度
○ アメリカが経済活性に戦争ビジネスをしていること
○ 宗教を経済利害に結び付けて民衆を犠牲にすること
(米国でもキリスト系保守層のトップをお抱えに田舎の若者を戦地に送っている。中東でも王族が私腹をこらし民衆は貧困と絶望からテロへ)
○ アメリカがイスラエル資本システムから離脱する。
参考になりました
No.5
- 回答日時:
ユダヤ教には選民思想があります。
そして実際にユダヤ人は優れています。アラブ人と比べると知力においてかなりの差があります。これはわかりやすく言うとクラスにすごく成績の良い生徒がいる。ダントツです。それだけならいいのですが、その人は他の生徒を見下しているのです。自分はエリートだと宣言しているのです。そりゃ、嫌われるでしょう。
まあしかしアラブ人もアラブ人です。もういい加減戦って両方とも嫌気が差しているのですからこのあたりで仲良くとまではいかなくても争うのをやめ共存できるようにすればいいのですが、それを邪魔しているのがハマスなどの過激集団です。難しい問題です。どっちもどっちですが、どちらかというとアラブの過激組織がより悪いと思います。宗教ってほんとに怖いです。日本人は無宗教の国民が多くて良かったです。
No.4
- 回答日時:
質問1
第二次世界大戦後のアメリカの中東における基本方針は、「非アメリカ勢力の排除」です。なので、第二次中東戦争ではソ連と一緒に、フランスーイギリスーイスラエルの反対側に付いています。
なぜならばこの段階では、イギリス・フランスの影響力が大であったから。
シリアバース党は容共勢力であり、シリアバース党が政権を取った後で第三次中東戦争が起きている。そして、この時はアメリカはイスラエル側です。
イラクバース党は、シリアバース党よりも共産主義に対して距離を取っており1984年以降は親アメリカです。
ヨルダンでは1970年にPLO排除のためにヨルダン内戦があり、アメリカはヨルダンを支持するために、空母を近くに配置した。
質問2
上記で各国の展開を書いたのは「アラブ」とひとまとめに考える危険があるということ。アラブは一つという動きもあると同時に、それぞれの地域で俺たちは俺たちという動きもあり、それぞれがアメリカ寄りになったりアメリカと距離を取ったりということ。極端なことを言えば「アラブは一つ」という亡霊がいるために、中東は政治不安になっているとも言える。
私にはとても難しいご説明でした。
ものすごく激動な年ですが、オバマ政権では、米国内内政を整える道具に戦争ビジネスを続けないで欲しいです。
パパ・ブッシュもジョージも駄目。ネオ右翼も駄目。
中東の過激派には過激派の論理があるでしょうが、大国が利権から彼らに介入するのをやめるべきだと思います。
ハマスもヒズボラも もっと大人しく、ソマリアの海賊も、イスラエルも、もっと落ち着いて、平和に暮らして欲しいです
No.2
- 回答日時:
アメリカ経済はユダヤ資本に牛耳られています。
ゴールドマンサックスや破綻したリーマンブラザーズなどユダヤ系ですし、銀行のほとんどもそうです。選挙主体の社会では財源が重要で、彼らから借り入れしなければ選挙資金も確保できないという現実があります。ユダヤ資本に支援されている以上は彼らのいいなりになるのです。でもリーマンは破綻し、マイノリティのオバマが勝った(マイノリティにはイスラム教徒が多いのです)ので今後はどうなるかわかりませんイスラエルのある場所がパレスチナという場所です。アラブ系パレスチナ難民というのが正しい表現です。
パレスチナの富豪は既に地中海一帯にちらばって活動しています。残っているのは政治家と貧民です。貧民に移住する財力はなく、イスラエルが国連決議に従って占領地から撤兵すれば問題は解決します。
○ 純粋に選挙資金だけが理由でこれほどまでに争いを繰り返すという発想が理解できずにいます。
○ 住む場所を追われたアラブ系パレスチナ難民は可哀想ですね。しかし、土地は乾き、貧困も激しい。近隣のアラブ系には油田もあり資金豊かなのだから、アラブ系の国々で貧しいアラブ系パレスチナ難民を引き受けるべきだと思います。一時避難です。自分達は悪くないのに逃げるような行動をとることに抵抗を感じるかもしれないけれど、後世に命を連携していくことを優先すればいいでしょう。
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