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ASモーターとはどういう制御しているのか教えてください

A 回答 (2件)

 渦電流継手(ASカップリング)方式の駆動装置で、かご型誘導電動機と直流電磁コイルの組み合わせで速度制御(渦電流ブレーキ等との組み合わせで)ができる構造となっています。

(ASモーターは三菱電機さんの商品名だったと記憶しています、渦電流ブレーキはASブレーキと呼んでいました)
 かご型誘導電動機は、常時、定格回転数近くで回転しています、モータにはフライホイールを兼ねたローター(外側)が回転しており、負荷側(内側)にもローターがあり負荷側は、電磁ブレーキなどで止められたいます。
 モータ側と、負荷側のローターには0.4mm(弊所で使用していたもの)程のエアギャップがあります、そこへ、駆動指令が入ると電磁ブレーキが開き、ASカップリングのコイル(これも負荷側ローターとの間に0.数mmのエアギャップがある)に直流電流が供給され、その磁力により、モータ側ローターと負荷側ローターがスリップしながら駆動力が伝わる仕組みになっています、従って急加速の必要な機器に対してはよくできた駆動装置だとおもいます。
 速度制御には、分配カード(フィードバック制御用装置)なるものとダイヤロール(サイリスタの点弧装置)なるものの組み合わせでASカップリング側と渦電流ブレーキの相反する制御で、速度制御をしていました、ASカップリング内には、TGが組み込まれており負荷側の回転数を検出出来る仕組みになっています。
 これは40数年前?の技術で、インバーターのない時代に考え出された交流モーターの速度制御の方法でしょうね、モータが常に回転していることや、各ローターの熱膨張を抑えるために常に冷却風が必要であることなど考えると、今の時代には即さない構造となっていたようです。
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巻線形3相電動機の一種です


回転子も固定子も共に巻線を設けてあり、電磁力の力で回転に必要な界磁を発生させます
回転子にはスリップリングから電気を流します
この回転子の周りに新たに整流子付きの巻線を設けます
一方、固定子の巻線には間隔を変えられるブラシを接続します
スリップリングから回転子に電力を流すと回転子の巻線とその周りの巻線との間に誘導起電力が発生します
発生した誘導起電力は、整流子、ブラシを経由して固定子に伝えられ界磁が発生します
ブラシの間隔を変えることによって、固定子に伝わる誘導起電力の大きさが変わるので界磁の強さが変わり、電動機の速度が制御できます
低回転でも大きなトルクが得られ、又、同期速度以上の高回転で運転出来るのが特徴です
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