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経理初心者です。有限会社の決算についてですが、初めて処理します。
費用の見越し繰り延べの他、どのような処理が必要ですか?
このような質問で恐縮ですが、アドバイスよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

#1の補足です。



■電話代・電気代・ガス代について

これらの費用については、毎年、経過勘定(前払費用・未払費用)を計上しているのであれば、当期の決算についても経過勘定を計上する必要があります。
ただし、毎年、経過勘定を計上していない場合、つまり、毎月の支払期限が一定の費用で、かつ、継続的に、支払ったとき又は支払期限に費用化しているのであれば、経過勘定を計上する必要はありません。
原則的には、経過勘定を計上する必要があるのですが、継続的な経理方法として行っている場合に限り経過勘定を計上しなくてもかまいません。

ちなみに、保険料など、数か月分又は1年分を一括して払っているようなものについては、必ず前払費用を計上する必要があります。

■長期前払費用について
長期前払費用とは、1年を超える期間にわたる費用を支払った場合に計上する科目です。
例えば、数年分の保険料を一括で払った場合などですね。
長期前払費用がある場合は、決算時に、その事業年度に対応する部分を費用化する必要があります。

■繰延資産について
簿記でもやりましたよね、「開業費」とか「新株発行費」とか。
簿記では、3年や5年にわたって費用化(償却)していったと思います。
これらの「簿記でやった繰延資産」は、法人税法上は、全額を支払った事業年度の費用とできますので、実務上は償却したりしないことが多いです。
ただし、上記の繰延資産とは別に、「税法上の繰延資産」というものがありまして、この「税法上の繰延資産」は、数年にわたって費用化(償却)する必要があります。
「税法上の繰延資産」には、「銀行借入の際の保証料」や「建物等を賃借りする際の権利金・敷金で返還されないもの」などがあります。

■預金利息から源泉徴収される所得税・住民税について
銀行の預金利息からは、「15%の所得税」と「5%の住民税」が源泉徴収されています。
つまり、口座に振り込まれている預金利息はこれらの税金を控除したあとの利息なんです。
ですので、預金利息から控除されている税金を費用として計上する必要があります。

例えば、普通預金口座に預金利息が80円振り込まれたとします。
この場合の仕訳は次のようになります。(カッコ内は摘要です。)

普通預金      80 受取利息 100
租税公課(所得税) 15 
租税公課(住民税)  5 

この「租税公課」の計上がまだでしたら、決算時に修正するようにしてください。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました!わかりやすいご説明で
大変参考になりました。特に『預金利息から源泉徴収される
所得税・住民税について』は勉強になりました。

お礼日時:2003/02/06 23:45

決算整理には、下記のような項目があります。



1.棚卸し
商品や原材料、半製品の在庫数量を確認し、その評価を行います。
2.現金過不足の処理
出納帳と実際の現金が合わない時には、原因を調べて修正し、原因が不明な場合は、雑損失または雑収入勘定

3.貸倒れ引当金の設定 受け取り手形や売掛金についての貸し倒れ引当金を計上します。

4.減価償却
固定資産についての減価償却を行い、当期分の費用として計上します。減価償却には定額法と定率法があり、届け出ていない場合、法人は定率法で減価償却をします。

5.消耗品勘定の処理
消耗品費と処理した品目のうち、印刷物などで在庫が残っている分を資産勘定に移します。

6.その他の引当金設定
退職給与金引当金、返品調整引当金、製品保証引当金があれば、負債として計上する。

7.費用・収益の見越し/繰延べ
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。従って処理して行きたいと思います。

お礼日時:2003/02/05 14:03

簿記の習いはじめに覚える8桁精算表を思い出してください。

あの表の決算修正欄が必要な処理のすべてです。

それと平行して、財産目録を作ることが決算処理そのものになります。つまり、貸借対照表の現金から固定負債の最後までの科目明細をまとめていくことが財産目録を作ることであり、それにより修正後の損益計算書ができ、貸借対照表ができ、決算事務が行われていくからです。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。実務とは違うかもしれませんが
もう一度教科書をおさらいしてみようと思います。

お礼日時:2003/02/05 14:00

棚卸資産がある場合は、「実地棚卸」をして期末棚卸資産の有高を確認し、売上原価を計算してください。



減価償却資産がある場合は、「減価償却費」を計算してください。

長期前払費用や繰延資産の費用計上はできていますか?

売買目的有価証券がある場合は、「決算日」の株価を確認して評価損益を計上してください。

預金の受取利息・・「源泉徴収されている所得税と住民税を計上」していますか?

貸倒引当金等の「引当金の繰入・戻入処理」はできていますか?

現金や預金は、帳簿・通帳・照合表等の残高と一致していますか?

未引出小切手や未渡小切手などがある場合は、調整表を作りましょう。

あと、資産と負債の各勘定科目の内訳をはっきりとさせておきましょう。

ガンバレ!

この回答への補足

アドバイスありがとうございます。日商簿記の2級まで持っていますが
今回初めてでして、アドバイスありがたく拝見させて頂きました。

>長期前払費用や繰延資産の費用計上はできていますか?

これからです。家賃、保険料はもちろんですが、電話代や電気代
ガス代なども該当しますか?

>預金の受取利息・・「源泉徴収されている所得税と住民税を計上」してい>ますか?

『計上』というのは、税金を税務署に納めて仕訳処理してあると
いうことでしょうか?そこまでは出来ています。

>貸倒引当金等の「引当金の繰入・戻入処理」はできていますか?

この科目は使っていません。

>現金や預金は、帳簿・通帳・照合表等の残高と一致していますか?

これは毎月きちんと合わせているので大丈夫です。

>売買目的有価証券がある場合は、「決算日」の株価を確認して評価損益を>計上してください。

これもありません。

以上が補足なのですが、お手数ですがご指導頂ければ嬉しいです。
よろしくお願い致します。

補足日時:2003/02/05 13:41
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