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デジタルカメラのカテゴリーで、デジタル一眼と称する例えばCanonKissX2などのようなレンズ交換可能なものと、コンパクトデジカメに分類されレンズ交換は不可能だが、例えばLUMIX DMC-FZ28などで18倍くらいのズームがかけられるものがありますが、これらの違いは何で、どのように使い分けるべきなのでしょうか。
もし、デジタル一眼の方が高倍率がかけられるのであれば、Wズームキットとよばれるものは250mm~300mmくらいの望遠レンズがついていますが、これを使用した場合、コンデジでいわゆる’光学ズーム’と呼ばれているものはだいたいどのくらいの倍率になるのでしょうか。
詳しい方ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

まず、コンパクトデジでは、イメージセンサーのサイズがまちまちなので、実際の焦点距離以外にも、35mm判の画角に換算した焦点距離も併記されます。


一方、デジタル一眼レフ用交換レンズは、実際の焦点距離で表示されますが、イメージセンサーが、35mm判より小さい場合は、矢張り35mm判の画角に換算します。(フォーサーズなら2倍、APS-Cなら1.5~1.6倍)
ですから、コンパクトデジの320mm相当と、キヤノンのKissDigitarlで200mmのレンズを用いた時には、ほぼ、同じ範囲が写ります。

高倍率ズームのコンパクトデジと一眼レフで写る範囲は同じでも、明らかに画質が違い、AFや連写速度、シャッターボタンを押してからのレスポンスが違います。
要は、どこまでのクオリティーを求めるかによって使い分けられたら良いと思います。

なお、ズーム倍率と言うのは、望遠端の焦点距離を広角端の焦点距離で割った数値で、この数字が大きいほどズーム倍率が高い。即ち、高倍率ズームと言います。
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この回答へのお礼

kuma-gorou様
早速のご回答ありがとうございました。
画質、フォーカスや連写の時間の違いについて大変参考になりました。

お礼日時:2009/02/12 16:34

大きな違いは主に二つあります。


・センサーサイズ(面積)の違い
・レンズ(実焦点距離)の違い

センサーサイズはそのまま画質の差になります。同じ1千万画素だとしてもデジタル一眼の方が階調再現性が遙かに豊かです。また、高感度にした場合のノイズの出方(画質)も大きく違います。

レンズについては、コンデジの場合実焦点距離が5~8mmから始まりズーム倍率をかけた値までのズームレンズとなります。これに対してデジタル一眼のレンズは表記されたとおりの焦点距離となります。たいていの場合18mmから始まりますね。
これは何を意味するかというと、ピントが合っていない箇所のボケ方です。コンデジだとマクロモードでも背景に何があるかだいたいわかりますが、デジタル一眼で100mmのマクロレンズを使って接写すると背景に何があるか完全にわからないくらいボケます。人物撮影の場合でも睫毛の先端にピントが合っていても瞳はボケているなどピントの合う範囲を極端に狭める事が可能です(この場合開放F値が少ないレンズを使用するという条件が付きます)。例えば50mmF1.2とか85mmF1.4というレンズ。これを被写界飛渡といいます。

コンデジは誰が使ってもピンボケの失敗写真にはなりませんが、一眼レフはボケを表現手段のひとつとして扱えるのでコンデジと同じ感覚で扱うとピンボケの失敗写真ばかりになります。

また、本体の大きさが全然違いますが、デジタル一眼レフカメラくらいの大きさになるとしっかりと保持できるため手ブレをある程度防ぐ事ができます。これは構え方も大きな要因です。
レスポンスの差も大きい。ズームが使えるコンデジは電源を入れてから最初のシャッターが切れるまで数秒かかりますが、デジタル一眼は0.2秒以下。ピント合わせの素早さ。動き回る被写体にピントを合わせ続けられる性能等々各種レスポンスに大きな差があります。


>コンデジでいわゆる’光学ズーム’と呼ばれているものはだいたいどのく
>らいの倍率になるのでしょうか。
この「倍率」というのはズーム倍率の事を良い、広角側の焦点距離と望遠側の終点距離の比率です。
デジタル一眼レフのWズームレンズキットだと18-55mm、55-200mmまたは55-250mmの2本が付いてきます。これが何倍ズームかは計算すればすぐに出てきます。55÷18=3.05で約3倍ズームです。55-200mmも同じ計算。
FZ28は27mmから始まる18倍ズームなので27mm×18倍=486mm となり27-486mmのズームレンズ相当となるわけです。
ですが、これは35mmカメラ(デジタル一眼ならフルサイズ)で使用するレンズに換算した値なので、実際のレンズの焦点距離は異なります。実際には4.8~86.4mmのズームレンズです。

一眼レフの交換レンズでズーム倍率が一番大きいのはタムロンという会社から出ている18-270mmという高倍率ズームです。ズーム倍率で15倍。でも、交換レンズにはズームではないモノも含めると最大で1,200mmまであります。最小は4.5mmのAPS-C用の円周魚眼。この間に複数のメーカーから沢山のレンズが存在します。乱暴にこれをズーム倍率で表せば266倍になります(笑)価格も1万円以下から1千万円以上まで様々。

使い分け方は、求めたい表現にあわせてそれが可能なモノを使用するだけです。明るいレンズでボケを求めたり暗いところでの手持ち撮影をしたいとか、遠くの被写体を大きく写したいとか…

レンズをズーム倍率だけで言い表すのはハッキリ言って不毛。例えば同じ10倍ズームでも広角に強い機種と望遠に強い機種があります。これは仕様(レンズの焦点距離)を見ないとわかりません。


ついでに言うと、過去に同じような質問が何回か出ています。
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この回答へのお礼

bardfish様
早速かつ懇切丁寧なご回答ありがとうございました。
’高感度にした場合のノイズの出方’、フォーカスのレスポンス、などの違い、また倍率の計算方法について大変参考になりました。

>ついでに言うと、過去に同じような質問が何回か出ています。
検索はかけたのですが・・、お手数おかけしました。

お礼日時:2009/02/12 16:29

どれだけの大きさで撮影できるかどうかを比べたいなら、レンズの焦点距離を比べます。

35mm換算の焦点距離を比べてみるとわかりやすいと思います。

光学○倍と言うのは、望遠側の焦点距離÷広角側の焦点距離で決まります。
28~280mmの焦点距離で撮影するレンズなら、光学10倍となります。
レンズによって、広角側の焦点距離が違ってくるはずなので、○倍という数値で比べるのは変な話です。

DMC-FZ28は35mm換算で27~486mmで撮影できます。
Kissに望遠側300mmのズームレンズをつけると、焦点距離は約1.6倍相当の換算480mmで撮影できる事になります。
単純に焦点距離だけで比べると同じくらいですが、DMC-FZ28はEXズームがあるので、画素数は減りますがもっと大きく撮影できます。

DMC-FZ28はセンサーが小さいので高倍率ズームでも全体の重量が軽く小さいという利点があります。レンズを交換できない分、カメラ内に入り込むゴミに悩まされる事は少ないはずです。
Kissのようなレンズ交換式のデジタル一眼は、被写体に合わせてレンズを交換して撮影できます。高倍率ズームレンズはズーム倍率を優先するために画質は二の次になっています。被写体にあわせて適切なレンズを使用できるデジタル一眼の方が画質が上です。
あと、デジタル一眼の方が、オートフォーカス(AF)の性能も上です。暗い場所でも比較的早くピントが合います。
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この回答へのお礼

renton様
早速のご回答ありがとうございました。
画質、AF性能の点でデジタル一眼レフに軍配が上がること、大変参考になりました。

お礼日時:2009/02/12 16:22

ズームの望遠側拡大倍率を重視してカメラを選ぶのであれば、コンパクトタイプのもので高倍率の物を選べばいいと思います。



ちなみにAPS-Cサイズのセンサを積むデジタル一眼レフの場合、35mmレンズが肉眼で見える大きさに近いのでこれを1倍と考えると、300mmレンズを使えば300÷35=8.6倍の拡大倍率になります。
18倍の倍率が欲しいなら、630mm程度のレンズが必要になります。デジタル一眼レフ用の交換レンズで600mmクラスというと、100万円を超える価格になってしまいます。暗くて安いズームタイプの500mmなら12万円程度で入手可能ですが、どっちにしろ、入門機のデジタル一眼レフのカメラ本体を越える価格になります。

画像の色の階調の自然さやノイズの少なさ、カメラの操作性の良さ、オートフォーカス速度など反応の良さ、オプション類の豊富さを重視するなら、デジタル一眼レフを選ぶ価値はありますが、それらよりズーム倍率優先なのであればコンパクトの高倍率タイプでいいでしょう。
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この回答へのお礼

WillDesignWorks様
早速のご回答ありがとうございました。
やはり2つにはいろいろ重要な違いがあるのですね。
特にデジタル一眼レフの’ノイズの少なさ’という点が参考になりました。

お礼日時:2009/02/12 16:20

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