No.5ベストアンサー
- 回答日時:
#4のつづきです。
mv/tの単位を見ていただければ、
(質量)×(速度)/(時間)になってますよね。
mx/t^2の単位は
(質量)×(距離)/(時間)^2ですね。
(距離)/(時間)^2=(速度)/(時間)=(加速度)
つまり、x/t^2 = v/t = aなので、
mx/t^2 = mv/t = ma となります。なので、これで合ってます。
次元解析に関するpdfのリンクを載せておくので、参考にしてみてください。
参考URL:http://buturi.hiro.kindai.ac.jp/basic/phys/dim.pdf
おお、なるほど。
いわれてみればmv/tはmaになりますな。
これでやっと1つクリアできた気がします。
どうもありがとさんでした。
No.9
- 回答日時:
○重力加速度gの中での自由落下運動
1)運動方程式 F=mg より、ma=mg
通常はここでmで両辺を割ってしまって、
a=g (g;重力加速度9.8m/(s^2))
微分を使って書くと
d^2x/dt^2=g
2)積分をして、速度vを求める
v=dx/dt=∫adt=gt+C
自由落下ではt=0のとき初期速度V0=0だからC=0
∴ v=gt
3)落下距離xを求める。
x=∫vdt=∫gt・dt=(1/2)g・t^2+C´
落下距離はt=0でX=0だからC´=0
∴ x=(1/2)・g・t^2
4)2式と3式からtを消した式を作る。
v=g・tより t=v/g
x=(1/2)・g・t^2=v^2/(2g)
普通はこれをv=√(2gx)として
x(mメートル)落下したときの速さを求める公式
に使う。
5)4式を違う書き方にする。
x=v^2/(2g)
gを移項して、両辺に質量mをかける。
mg・x=(1/2)・m・v^2
ここで式の意味を考える。
左辺は重力F=mgの元でxの距離を動かされたときの仕事
従ってこれはエネルギーという量の一種(位置エネルギー)
だから右辺もエネルギーの一種でなければならないので、速度により決まるエネルギーだから運動エネルギーと名づけた。
位置エネルギーU=mgh (hは高さ)
運動エネルギーE=(1/2)・m・v^2
以上のように、まず最初に微分積分の関係で考えるのは「加速度⇔速度⇔変移」の関係です。(これが高校で微積を使って説明する場合の扱い方です。普通は微積を使わず、面積=三角形の面積や台形の面積を使って説明しますけど。)
実際にはニュートンも「仕事」という概念のレベルで終わってて、100年ぐらいあとのヘルムホルツあたりがはじめて「ポテンシャル」という言葉を使い、さらに100年後熱力学の完成でエネルギーという概念で統一されたと理解しています。(間違ってたら修正よろしく・・・)
●直接積分で求めるには、
m・d^2x/dt^2=-mg (ここでは上向きを+とします。)
両辺にdx/dtを掛けて、
m・{d^2x/dt^2}・{dx/dt}=-mg・{dx/dt}
次の変形がなかなか思いつかない!
{d^2x/dt^2}・{dx/dt}={dx/dt}・{d^2x/dt^2}
={dx/dt}・{d^2x/dt^2}={dx/dt}・{d(dx/dt)/dt}
=v・(dv/dt)=(1/2){d(v^2)/dt}
(逆に後ろから計算したほうが正しいことがわかりやすい)
だから、
m・(1/2){d(v^2)/dt}=-mg・{dx/dt}
両辺をtで積分して
(1/2)・m・v^2=-mg・x + C
(1/2)・m・v^2 + mg・x = C;一定
としてエネルギー保存則にいたります。
※あっしも50代でやんす!!
ほうほう、これは深いご推察ありがとうございます。
ヘルムホルツとかの話は参考になりました。
50代ということはわしよりも若いですな。
これだけのことを覚えているのは大したもんです。
No.8
- 回答日時:
>そんなことはどうでもよろしいがmv/tが運動エネルギーの力でいいんでしょうか?
はい、そこでもう少し考察を進めましょうよ。mは変化しない量ですね。着目すべきは速度と時間の関係です。これらの変化量ですね。変化量はΔ(デルタ)で表します。つまり、mΔv/Δtですが、時々刻々ということを考えれば、これは微分操作としてdv/dtですね。dv/dtって加速度aじゃないですか。つまりは、F = maという当たり前の式に帰着します。
No.6
- 回答日時:
このような計算で出てくるmvは、ラグランジュの運動方程式で出てくる一般化運動量そのものです。
でもラグランジュの運動方程式は、純粋に数学的操作なので、物理的意味はよくイメージできません。ラグランジュの運動方程式では、mvを更に時間で微分して、力にします。
No.4
- 回答日時:
エネルギーから力を算出するには、エネルギーを距離で微分します。
質問者さんはそこを速度で微分してしまってますね。
v=x/tとして、 1/2mv^2 を 1/2m(x/t)^2 に置き換えてこれをxについて微分してみてください。
この回答への補足
仰る通りにxで微分してみました。
mx/t^2という答えが出てきました。
v=x/tなのでおきかえるとmv/tとなります。
わしの質問がmvではないかですからちょっと似ています。
そんなことはどうでもよろしいがmv/tが運動エネルギーの力でいいんでしょうか?
No.3
- 回答日時:
考えている力が保存力ならばポテンシャルUが存在して
F=-∇U ・・・(イ)
です。つまりNo.1さんの言うように力は位置エネルギーを位置で微分したものです。
今質問者さんが考えている力は保存力とは限らないんですよね?
力Fが作用して質点が微小距離drだけ移動したときに、力が質点にする仕事は
F・dr ・・・(ロ)
です。一方、この仕事によって質点の運動エネルギーは
d[(1/2)mv^2] ・・・(ハ)
だけ増加します。(ロ)と(ハ)は等しいので
F・dr=d[(1/2)mv^2] ・・・(ニ)
両辺をdtで割って
(左辺)=F・(dr/dt)=F・v ・・・(ホ)
(右辺)=d/dt[(1/2)mv^2]=m(dv/dt)・v ・・・(ヘ)
(ホ)と(ヘ)を比較して運動方程式
F=m(dv/dt) ・・・(ト)
を得ます。
これまた丁寧な回答ありがとう
具体的な微分をNo4の人のところに書いておきましたが
まだしっとり来ないので良かったらみて下さい。
No.2
- 回答日時:
速度vは位置xを時間tで微分したものですからv = dx/dtですね。
加速度aは、その速度の時間微分だから、a = dv/dt = d^2x/dt^2。mv^2/2を微分したくなったら、その意味を考えましょう。v = dx/dtを念頭に置くとして、m(dx/dt)^2/2の何を何で微分するのでしょうか。記号の遊びになっていませんか。ma = md^2x/dt^2は、当然、mv = mdx/dtと違うものということは一目瞭然ですよね。気がする、どころではありません。微分積分のない高校物理ではなく、微分方程式が基本となる大学物理の物理量の基本からやり直すことをお勧めします。教養過程向けの総合教科書などもいいですよ。数学も並行してやると、なお良いです。
ほんまに基本からやり直さないとあきません。
本格的な数学は30年、物理にいたっては40年以上空白があいてます。
まあ、それでも昔は旧帝大の問題とか解いていたし
なんとかなるかおもうていましたが、想像以上でしたわ。
No.1
- 回答日時:
こんばんは。
>>>力とエネルギーは確か微分積分の関係にあったと記憶しています。
エネルギーを距離で微分すれば、力になります。
>>>しかし、運動エネルギー1/2mv^2を微分するとmvになるんですが
>>>これが力なのかさっぱり理解できずに悩んでいます。
距離ではなく速度で微分しているのですから、
微分した結果は、当然、力にはなりません。
>>>たしか力はmaであってmvはどう考えても違う気がします。
おっしゃるとおりです。
>>>そもそも運動エネルギーの力はどうやって求めるのでしょう?
たとえば、
重力がgで一定だとして、質量mのボールを運動エネルギー1/2・mv^2 で投げ上げたとしましょう。
すると、最高地点まで達して、その後、落ちてきますよね。
そのとき、投げた位置をゼロとして、高さhが最高点だったとすれば、
1/2・mv^2 ÷ h
が、あなたのおっしゃっている「力」です。
ただし、
たとえば、hを10分割して、h/10、2h/10、3h/10、・・・、9h/10、h
としたときも、運動エネルギーは10分の1ずつ減っていきます。
つまり、高さが h/10 上がるごとに、
運動エネルギーは、1/2・mv^2 ÷ 10 ずつ減っていきます。
結局のところ、
エネルギーをhで微分しているのと同じことになります。
以上、ご参考になりましたら。
これは随分とご丁寧にありがとう。
距離で微分するのですか。これは一本取られましたな。
数学なんてのも30過ぎくらいまではちょこちょこやりましたが
だいぶもうろくしているさかい四苦八苦です。
多分分かるはずとおもうてやり始めたら全然ダメですわ。
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