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2つのLANのGigabitポート(Broadcom製)があるIAサーバーで、その2つをWindows上でメーカーのユーティリティーでチーミングして帯域を2Gbpsにしました。これと同じ構成のサーバーをもう1台用意した場合、そのサーバー間のファイル転送では理論上は2Gbpsの転送速度が出るものでしょうか。
クロスケーブルで直結するかスイッチングハブに集線するかは選択できます。
ファイル転送は、Windows上で共有フォルダを作ってそこへのファイルコピーです。(CIFSと言うのでしょうか。)

A 回答 (2件)

チーミングによってファイル転送の高速化ができるかどうかは、


1. チーミングの実装方式はどうか
2. そもそもネットワークがボトルネックであるか
という2点により変わってきます。それぞれについて論じます。


1. チーミングの実装方式について

 ご質問のケース、つまり1対1のサーバ間通信でも帯域を広げることが
できるチーミング実装方式を選択する必要があります。というのは、
このようなケースでは、チーミングで帯域が広げられないことが
多いためです。たとえば、Intelの提供するチーミング機能では、
このようなケースでは帯域を広げられないと明記されています(参考URL)。

 Intelはできないと言っていますが、他のメーカでもできない
実装が多いです。その理由は、チーミングを構成する複数のNICの
うちどれを使ってパケットを送信するかを決めるときに、
宛先MACアドレスや宛先IPアドレスで決める実装が多いためです。
1対1通信、つまり宛先が常に同じ場合、特定のNICのみ使われ他のNICが
使われないため、帯域は広げることはできません。


2. そもそもネットワークがボトルネックであるか?

 NICや通信経路の帯域がボトルネックであれば、その部分を
増強することで転送速度を上げることはできるとは思います。
 しかし、これはNo.1 の方も指摘していることですが、
CIFSの性質のため、単一のファイル転送セッションの転送速度が
数百Mbps程度が限界であることが多いです。
(並列で転送すれば合計の転送速度は向上することはあります)
ネットワーク性能とは別の理由で転送速度が1Gbpsを超えられない場合、
いくらネットワークを増強しても転送速度は上がりません。

なお、ネットワークがボトルネックになっているかどうかは、
iperf等のユーティリティーで確かめることができます。

参考URL:http://support.intel.co.jp/jp/support/network/sb …
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この回答へのお礼

すごい。期待通りの回答です。たしかにMACアドレスを見ているのでチーミングしても1本しか使われないというのは聞いたことがあり、それに自信がなかったもので。
かゆいところに手が届く回答に感動しました!

お礼日時:2009/03/01 08:35

>理論上は2Gbpsの転送速度が出るものでしょうか。


理論上は2Gbpsですが。。。

実際は300Mbpsってところでしょうか。
ftpを使っても500Mbpsくらいが上限ですかね。

速度に関するいくつかの要素を。。。
・当然ですが小さなファイルを多く転送すると遅いです。(ディスクの書き込み読み込み事態が遅いですし)
・大きなファイルでも、2Gbps以上の読み書きができるディスクは高速なRAIDを使用している必要があります
・SMB1.0(CIFS)はプロトコルの仕組み上遅いです。(windowsXPやwindowsserver2003以前のファイル共有)
・windowsVistaやwindowsserver2008の組み合わせならSMB2.0が使え速くなったらしいですが、私はまだ試していません
・速度を求めるならftp等の単純高速なプロトコルを使用するべき

こんなところでしょうか
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