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素朴な質問ですみません。
繰越利益剰余金を任意積立金(例えば別途積立金)に繰り入れるより、利益剰余金のまま期を繰越したほうが取崩しなどの場合に自由に出来ていいように思うのですが、別途積立金などに組み入れるメリットは何かあるのでしょうか。

A 回答 (1件)

こんにちは。



これについては任意積立金を計上する理由を考えるとよく分かります。

繰越利益剰余金の主な使途は株主への配当です。繰越利益剰余金のまま残すということは、配当に回すお金がたくさんあるように見えますから、株主から配当をたくさん出せと言われかねません。

しかし、会社(経営者)側からすれば、なるべく配当せずに、会社内にお金を残したいですよね。そこで、任意積立金を活用するのです。

例えば、本社を建て替えたいから新築積立金を積み立てたいとか、何かあったときのためにとりあえず別途積立金を積み立てたいとか、経営者側はなるべく剰余金を配当にまわさない理由を作るわけです。

結論として、別途積立金などに組み入れるメリットは会社がなるべく配当せずにすむということです。
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この回答へのお礼

yatano さん、よく理解できました。
配当性向等という指数がありましたが、繰越利益剰余金のまま残して
おくと株主から配当性向が悪いと指摘され、社外流出したくない配当
にとたれてしまうことを避けるためにも、別途積立金にして繰越利益
剰余金を小さくしておきたいのですね。ただ取崩しのことを考えると
取締役会や株主総会の了承なしに使用できる点は繰越利益剰余金で残
しておくメリットは有りますよね。
yatanoさん、大変分りやすい回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/03/17 20:26

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