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英語について非常に悩んでいます。
つい先日英語には日本語のような「てにをは」の助詞がないことに気づき、どうして英語には助詞がないのに日本語訳には「は」や「を」などがついているのかと疑問に思うようになってしまいました。単語の羅列に見えてしまいます。
このことに気づくまでは当然のように助詞をつけて訳していたのですが、前の頭には戻れなくなってしまいました。今はなぜなのか全くわからなくなってとても困っています。
いろんな人に聞いたのですが、わかりませんでした。頭の悪い質問で申し訳ないのですが、どなたかわかりやすく教えていただけないでしょうか?
お願いします。

A 回答 (6件)

 お困りのようですね。

少しでもお役にたてればと思い回答します。

 そもそも日本語の「助詞」とは、語(句)と語(句)の関係を表すものです。日本語では「助詞」がなければ、何が主語で何が目的語かが分からなくなってしまいます。

 ところが、英語では語(句)の関係を表すのに別のものを用います。それは、「前置詞」、「代名詞の格」、「語順」などです。

(1) He went to the park yesterday.
(2) I love her.
(3) Ken likes Mary.

 (1)では「to」という前置詞が日本語の「助詞」の働きをしています。(2)では「her」という代名詞の目的格が「彼女に」という意味を持ち「助詞」の働きを含んでいます。(3)では「Mary」が「likes」という動詞の後に置かれているという「語順」が「メアリーを」という意味を持ち「助詞」の働きを含んでいます。

 以上のように、語(句)の関係を表すためには、日本語では「助詞」を用いるのに対し、英語では他の手段を用いていることがお分かりになるのではないかと思います。これらのことを知らなければ正しい情報を相手に伝えることはできません。これらをまとめたものを文法と言います。

 日本に住む日本人は日本語の文法を、米国に住む米国人は英語の文法を、幼い内に意識することもなく日常生活の中で自然に身につけていきます。しかし、外国語としてそれぞれの言語を学ぶ場合には、上記のような決まりを意識しながら取り組まなければ理解することすらままならなくなることもあるでしょう。

 そのような基本な段階を過ぎれば、それほど意識せずに「前置詞」、「代名詞の格」、「語順」によって語(句)の関係を示したり理解したりすることができるような状況になるはずです。今の学習を粘り強く続けて下さい。

 ご参考になれば・・・。



 
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この回答へのお礼

お礼がとても遅くなってしまい申し訳ありません。非常にわかりやすい説明をありがとうございました。まず日本語の助詞の意味を理解することでよく理解することができました。このことを疑問に思うようになってから急に英語がわからなくなってしまい非常に困っていましたので、本当に助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/17 10:34

Linguisticsの授業でこのことについて説明され、


納得できる授業内容だったのでそのProf.が言っていたことを
ちょっと書いておきますね。

そのような、てにをはetcのことをTopic markerとか
Object markerとか言います。当然英語にはこれが存在しません。
marker=印をつけるものという意味ですよね?
つまり、これらがあることで順番が変わっても文章が
理解できるのです。英語には文法的にかっちりした順番が
あるのに日本語にはないのはそれが理由です。
英語にはこれらのmarkerが存在しないため、どれが
主語でどれが目的語か、混乱しないために
SVOCという完全な順番があるのです。(そうすれば、
最初の名詞は絶対に主語、2番目にでてくる名詞は
目的語と判別できるわけです。)日本語は
「は」「が」などのmarkerがついていれば、主語、
「を」「に」などのmarkerがついていれば、目的語と
分かります。順序が多少変わっても大した影響はありません。
根本的にこの2つの言語は大きく違うことがわかるかと
思います。

言語がどのような形で分化したのかについては諸説あるので
(特に日本語がどこから派生してきたのかという説は
いろいろあるようなので)何故、この言語にはmarkerが
存在し、あの言語には存在しないのかという点については
かなりの難度の質問かと思いますが、、、ご参考程度に。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。ご回答ありがとうございました。私はそもそも日本語の助詞の意味をよく理解していませんでしたので、とてもわかりやすかったです。非常に困っていましたので本当に助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/17 10:42

世界の言語には大きく分けて3つのタイプがあります。


一つは日本語のように日本語のような「てにをは」の助詞のある「膠着語」、二つ目はラテン語やロシア語のように単語の語尾が複雑に変化する「屈折語」、三つ目は日本語のような「てにをは」の助詞もなく、単語の語尾変化もない「孤立語」です。中国語やタイ語がこのタイプに属します。英語は屈折語に入るんですが、ラテン語やロシア語に比べると単語の語尾変化が極端に減っていますので、孤立語に近づいている面があります。それでも、名詞の複数形があったり、動詞が3単現や過去、現在分詞などの活用があるので、一部屈折語の特徴を残しています。
ですから、中国語と日本語とではルーツは全く違います。
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この回答へのお礼

お礼が非常に遅くなってしまい申し訳ありません。ご回答を本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/17 10:45

こんにちは。



1.
なるほど。一回そう思っちゃうと違和感ばかりが先立ってしまい、何をどう考えてもヘンに思えてしまうことってありますね。

erinnnさんが一番納得がいくのはどんな解説なのか分かりませんが、やはり「全くルーツが違う言語である ⇒ そもそも共通点を見つけようとしてはいけない」という説明が何よりだと思います。

同じ欧州のスペイン語圏やフランス語圏の人が英語を学ぶとなると、当然使う文字(アルファベット)は同じ上、個々の単語も似ているもの、同じものがありますよね。同じルーツを分かつ言語だからです。

中国語が話せなくても、書いてある漢字の羅列を見れば、我々は少なくとも「何の話であるか?」は分かりますよね?  中国語と日本語とでは同じルーツを分かつからですよね。

ところが日本語を母語とする人が英語を学ぼうとすると、戸惑います。ルーツが全く違う言語なのですから当然です。反対に、欧米人が日本語を学ぼうとして同じようにぶつかる大きな壁であるハズです、「てにをは って何だ?! どうして日本語にはヘンなのがあるんだ?!」と。

なので日・英語の共通点を見つけようとするのではなく、初めから「そもそも全く違う言語である」との認識を持って臨んだ方がよっぽどやり易いと思いますよ、ただ単に「違うものは違う」のですから。

2.
例えば:
・Everyone loves the Beatles.
、、、ここで目的語だった the Beatles を主語として:
・The Beatles is loved by everyone.
、、、と言い換えられますよね。英語においては、他動詞の後に置かれる名詞が「目的語 ~を」になるという決まりがあります。しかし「~は」と「~を」に当たる部分の位置をそのまま入れ替えているだけで、主語になっても目的語になっても、everyone、the Beatles という単語自体に助詞やら格助詞やらを付ける必要はありません。

つまり欧米人が日本語を考える場合にブチ当たる壁、すなわち「皆をビートルズに好きです」なのか「皆にビートルズは好きです」、或いは「皆はビートルズが好きです」なのかを考える必要がない分、基本的に「単語の羅列」で文章が出来上がってしまう英語は、日本語よりも簡素でシンプルであるという考え方ができるのではないかと感じますが、いかがでしょう?


ご参考までに。
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この回答へのお礼

お礼が非常に遅れてしまい申し訳ありません。確かに視点を変えると英語は非常にシンプルでわかりやすい言語なのかもしれませんね。親身になってくださり、ご回答を本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/26 10:56

No.1 の galina さんの回答が適切だと思います。


galina さんが書かれているように、「なぜ」と問えば、「なぜ日本語の母音は あいうえお しかないのか」とか、いくらでも出てきます。
また、言語学の問題になってしまうというのも、そうだと思います。
膠着語とか、屈折語とか、言語にはそれぞれの特性があります。

英語には「てにおは」に相当するものがありませんが、英文を日本語に訳す時に、自然に「てにおは」を付けるのは、英文の語順が、「てにおは」に当てはまるように並べられているからです。
日本語でも自然な語順というものがありますが、それでも、英語に比べると自由度がおおきいといえます。
たとえば、ロシア語の単語は、ものすごく変化します。名詞は、性・数・格によって形を変えます(語尾変化)し、それに形容詞がつけば、その形容詞も名詞に応じて変化するといった具合です。でも、それだけに語順の自由度が大きい。どれが主語でどれが目的語か、形を見れば分る。「てにおは」がついているようなものです。
ラテン語は、最もシンプルな西洋言語としての地位を保っています。単語が並んでいるだけみたいに見えたりする。語順もかなり自由です。しかし、単語の変化がものすごい。日本語の「てにおは」に相当する「格変化」というのがあるのです。
それらの言語では、たとえば、「外国人」という単語の語尾などを変化させて "「外国人の」という単語" を作ります。

英語では、単語自身の変化は少ない代りに、「語順」というもので、「てにおは」の代りの働きをさせているわけです。
日本語は、名詞の場合、名詞の音の並び自体は、普通は変化しません。その代りに、「てにおは」が存在するのです。

世界には、朝鮮語やモンゴル語、トルコ語など、日本語の「てにおは」に相当するものがある部類の言語も存在します。
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この回答へのお礼

お礼が非常に遅れてしまい申し訳ありません。英語には日本語のような助詞は存在しませんが、助詞のような働きをするものはないのだろうかと思っていました。それが語順であり、英語にもやはりあるのだとわかり納得することができました。ご回答を本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/26 11:01

言語学やラテン語などについて調べてみたらいいのではないでしょうか。


ラテン語は人称や時制によって活用形が異なり、それで区別が出来ます。
英語は活用形がだいぶ欠落したので、語順にうるさい言語になったんだと読んだことがあります。
スペイン語なんかはある程度語順が入れ替わっても「誰が何を」などがはっきりしているので、OKなんだそうです。

あるいはこんな風に
印欧語
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3% …

膠着語(こうちゃくご)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%A0%E7%9D%80% …
日本語
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC% …

私も良くは知りませんが、言語グループが異なります。
第一、違う言語なのですから、なぜ英語に「てにをは」がないの?と言っても仕方がない気がしますが・・・・
でもね、外国人が日本語を習うときも、日本語の文法を勉強していると思いますよ。
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この回答へのお礼

お礼が非常に遅くなってしまい本当に申し訳ありません。ご回答を本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/17 11:03

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