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ミクロキッズという映画はご存知でしょうか? 
1989年公開で、少年少女たちがあることがきっかけで小人化してしまい、自分家の庭で冒険を繰り広げるという涙あり笑いありの大変素晴らしいストーリーなんですが、先日見ていて思ったのですが人間が小人化してしまった場合、当然身体のあらゆる器官も小さくなるわけですが、その中で光の受け皿としての目が小さくなってしまった場合、今まで通りに何かを見れるのでしょうか?また、ウイルス程度まで小さくなった場合そのウイルスを目視することは可能なんでしょうか?
あくまでファンタジーの話なので、明確な回答ではなく想像でも結構ですのでご回答して頂ける嬉しいです。

A 回答 (3件)

こんにちは。


「ミクロキッズ」は昆虫サイズでしたが、米SF映画「ミクロ決死圏(1966年)」では人間がウィルス・サイズになります。ミクロ化された探検隊が人体の中に入ってゆき、ウィルスや抗体などと戦う特撮シーンがあります。SF映画としては大ヒットした方です。面白いですから見て下さい。

望遠鏡といいますのはより遠くを見るために大きなものを作ります。これに対しまして、顕微鏡はレンズや焦点距離を限りなく小さくして細密化しなければなりません。人間が小さくなるということは、即ち視覚の機能もそのまま小さく「細密化」されるということです。
但し、人体といいますのは60兆に及ぶ細胞によって作られています。ですから、ここではその60兆の細胞がそのまま小さくなるというのが前提です。科学的にはちょっと無理ですね。

では、このようにして人間をミクロ化するとどうなるかといいますと、人体60兆はミクロ化するのですが、例えば、その身体を取り巻く環境や物質、あるいは化学反応などの大きさは今まで通りです。このため、身体を小さくすればするに従って周りにもろもろの物理法則との「スケールのズレ」が大きくなります。そして、このように動物の身体の大きさによって現れる現象の違いを「スケール効果」といいます。
例えば、蟻はビルの屋上から飛び降りても死ぬことはありません。この違いが身体の大きさによって現れるスケール効果です。我々は普段、空気抵抗や圧力といったものをそれほど意識することはありません。ですが、これが昆虫サイズになりますとスケール効果というものが現れ、周りの空気はまったりと纏わり付くようなものに感じられるはずです。

生物の生体機能といいますのは化学反応によって賄われており、それは細胞の中で行われます。ですから、反応に使われる化学物質やエネルギーの大きさは変わらないのですから、細胞そのものをどのくらい小さくできるかといいますならばこれには自ずと限界があります。
まあ、それを言ってしまえば話はお仕舞いなのですが、では、仮にこの問題を棚上げしてどんどん身体を小さくしていったらウィルスは見えるでしょうか。
人間の網膜には光受容細胞が敷き詰められており、無数の光刺激に対して化学反応を発生させます。ここでどのようなスケール効果が現れるかは皆目検討も付きませんが、最も単純に考えますと、例えば目が光を受け取るための実質面積も焦点距離もむちゃくちゃ小さくなります。数は当てずっぽうですが、それまで数千個の光子を受け取っていた細胞が数個しか受け取れないということになりますと、ひとつには、よほど明るくないと何も見えないといったことが考えられます。また、色の識別もほとんど無理ですし、距離のスケールが全く違いますから、周りで物の動く速さに付いてゆけなくなってしまうのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答して頂きありがとうございます。
やはり、小人化してしまうと視覚だけではなくあらゆる身体機能が今まで通りとはいかなさそうですね。というか、小さくなること自体が想像していた以上に難しそうですね、もう少し簡単な話かと思っていました(笑)思慮が浅かったようです。
スケール効果とは、体積よりも表面積の影響が強くなり、簡単にいえば大きい時は気にならなかった存在が、小さくなるとそちらの方が力を有するようになってくるものとして理解しても良いでしょうか?
深いところまで踏み込んだご意見、更に映画の情報まで教えて頂き、ruehasさんありがとうございました。ぜひ2まであるようなので見たいと思います。

お礼日時:2009/04/12 14:55

ウイルスは光よりも小さい(光の波長よりも小さい)です


もし仮にウイルスサイズまで人間が小さくなれて都合よく各機能も働き目も見えるとしても、光よりも小さいウイルスは見えないでしょう
もっとも、眼そのものも光よりも小さくなっているので光を受け取ることがでず眼も見えなくなってしまうでしょう
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この回答へのお礼

ご返答頂きありがとうございます。
やはり、何もかもそのままとはいかないようですね。現実は映画のようにはいかないようです、少し残念ですが仕方ないですね。 
ウイルスは光よりも小さいとは初耳でした、MVX250F001さんありがとうございました。

お礼日時:2009/04/12 15:07

ファンタジーという前提ではどうなのかはわかりませんが、目も基本は細胞から成り立っています。

細胞は小さくなったら細胞として働けなくなります。すると細胞の大きさはそのままで目として小さくなるためには細胞の数を減らすほかありません。細胞の数が減れば解像力だけでも非常に低下します。また視覚情報を司る中枢神経の細胞も同じように減りますからおそらく何が何だかわからないというか、どうにもならないと思います。また細胞はウイルスよりはらかに大きいですから、体全体がウイルスの大きさになったとすれば、それこそファンタジーで何を考えてもかまわないと思います。ただし眼が自分より大きなものを理解できるのはなぜかというのは大きなテーマではあると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
やはり、小さくなっても今まで通りに物事をこなすというのは難しそうですね。というか、そもそも小さくなること自体がかなり不可能に近そうですね、当たり前ですけど(笑)
大変勉強になりましたkaitara1さんありがとうございました。

お礼日時:2009/04/12 13:56

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