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私の保守的史観を疎んじている母ですが、天皇の戦争犯罪については力を持った軍部に戦争を強要されただけであり、天皇自体は反論する立場になく、また世間の事を何も知らなかったのだと言います。

ですが、それでも昭和天皇の戦争犯罪を責める声があるのも事実ですし、上記の意見に反発する人は天皇自体も戦争を指揮したかのように主張します。
東京裁判では無罪となりましたが、これを不当なものとし、天皇は軍部に罪を押し付けては自分だけ助かったかのようにいう人もいます。

そこで質問です。結局天皇の戦争犯罪ってどのようなものなのですか?また、それらの天皇の戦争犯罪をあなた達はどのように捕えますか?
上記の意見も参考にして下さったら幸いです。

A 回答 (11件中1~10件)

1.当時の日本国の元首であった 大日本帝国憲法のうえでは当時の昭和天皇はこの国の一切を統べる存在。

 2.御前会議が幾度となく行なわれた 天皇の決裁が求められていた 3.そもそも昭和天皇は戦争には反対であった 
こういったことから、「軍が勝手にやり始めた戦争であるけれども、こうなっては挙国一致で行くしかない」と、渋々戦争に加担したために戦争犯罪人にされかけたわけです。
さて、天皇の戦争犯罪について私なりの意見を述べさせていただきます。まず国家元首であり、国の全責任を追っていた当時は「戦争犯罪はあり」とせざるを得ません。それは会社が倒産に追い込まれたときの社長と同じ立場です。
ただ、「戦争犯罪」とはなんであるか、ということです。東京裁判は、すでに法律学の上でも異常な裁判として認められており(戦勝国が、一方的に敗者を裁く、被告側に弁解の余地がほとんどないなど)、本来であれば対戦国も裁かれるべき事案であると思います。つまり、東京裁判は、戦争にかかわったすべての人間が戦争犯罪人であるにもかかわらず、敗戦国であった日本のみを裁いたわけです。
天皇の戦争責任/戦争犯罪をことさらに喚く一部のサヨク系な人々には、結局天皇の存在そのものが許せないのでしょう(同じ国民として、このことは恥ずかしいことだと思います)。だから天皇を悪者にしたいわけです。
戦争犯罪があったとしても、すでに講和条約締結時点ですべてのことが白紙に戻っています(なかったことになったわけではないが、免許の点数が戻ってくる程度の現状復帰があった)。もし、天皇の戦争犯罪を論じるのなら、対戦国のそれも俎上に載せないとアンバランスであります。一言で言えば、「いまさら、戦争犯罪を論じてどうなる?」というのが正直なところです。
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No.9の追加ですが、国民に責任があるとすれば、嘘のない情報が国民に流されたとしたら、です。


 天皇にははかなり正確な情報がいれられていたので、責任はありますが、嘘の情報ばかり聞かされていた国民には責任ある判断ができません。
 天皇か、国民かの二者選択ではなく、情報操作がなされた場合、誰に責任が生じるかいえば、情報操作をした人間となると思います。
 まさに太平洋戦争では、陸海軍の司令部ががまさにその責任を負う部署になります。
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この回答へのお礼

確かに、真偽を知っている以上、それに基づいた行動を伴えばその分責任も強くなりますね。

お礼日時:2009/11/23 06:54

天皇=国家元首=戦争に対する責任という考え方は、あまりにも近代国家主義的過ぎて、日本の実情には合っていないと考えるからです。

そもそも「法」というのはそれほど万能なものではありませんし、現実を完璧に反映しているものでもありません(だから東京裁判も行われたといえます)

まず、古来からの日本の政治の有り様を見てみると、「そうせい候」の毛利敬親を引くまでもなく、ヒエラルキー上・法律上の権力者に実際の権力がない(または掌握されていない)という例がかなりあります。徳川幕府でも初代家康や8代吉宗などのリーダー型の君主のほうが珍しく、ほとんどは老中が決定し、君主は「そうせい」と言うだけでした。
また、通常の業務も2人の人間が同じ業務を任せられ、同時に協力して行うという(判断も結果責任も2人で負う)、外国では考えられない責任体制だったのです。
明治になり憲法が制定されますが、天皇は輔弼を受けて承認を行うことになりました。
輔弼とは、実際の政策決定について政策実行者(大臣と参謀総長)が責任を負うということです。
これを天皇機関説というのですが、西洋の君主と違い実際に君主が最終責任を負わない伝統を持つ日本の意思決定方法では、ごくまっとうなものといえます。

後は他の方の回答にあるとおりなのですが、戦争責任に関しては見落とされている観点があります。それは、国民の戦争責任という問題です。
確かに特高警察や不敬罪などがある刑法にも問題がありましたが、それにしても大正14年には普通選挙(男子のみ)が施行されていますので、国民自身が政策として大政翼賛体制を選んだと部分もあるのです。
これらはナチス党に対するドイツ国民の反省のような形をとらず、東京裁判史観と天皇責任だけ、議論になっているのが現状なのです。

日中戦争が始まる以前から、日本は立憲君主制でありつつ国民主権が(完全ではないながらも)確立していたといえるのですが、戦争に対する国民責任という論調はほとんど存在せず、国民は被害者であるという論調が目立ちます。
国民は被害者であるという立場に立てば、「(国権の行使と言う意味の)戦争犯罪」は無いが「戦争責任」は有る、といえるでしょう。
しかし、ドイツの例を見れば日本国民にも一定の責任があったと考えるほうが、近代国家の要件を満たすといえます。

近代国家の方法論で言えば、元首たる天皇に戦争に対する責任(特に負け戦を行った責任)はあるといえますし、同時に国民にも責任があると言えると思います。

それらを相克するには、天皇は輔弼であり東京裁判は正しかった(戦争責任は戦争遂行した実務者にあり)という形を受け入れるしかなかったのです。日本は(当時の日本国民は)これを受け入れて、日本再生を果たしたのです。
このフィクションを受け入れたために、いつまでも日本は近隣諸国に謝り、「あの戦争は間違いだった」と言わざるを得ないのだと思っています。

私は東京裁判も間違いがあり、天皇にもまったく責任がないとは思いませんが、それは同時に国民の責任があるという前提が成されればということです。
なんか、今の官僚組織の無責任体質に良く似ていませんか。
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この回答へのお礼

主権が国民にない以上、当時の国民が戦争責任を回避できるのも事実でしょう。

これから戦争を日本が起こしたら、主権を持つ国民が戦争の責任を背負う事になるでしょうね。

お礼日時:2009/11/23 06:53

保坂正康『大本営発表という権力』(講談社文庫)


>私の見るところ、近代日本で昭和8年ごろから十五年ごろまでの“日本社会という空間”は正常な感覚を失った病的空間になっていたと思う。それが太平洋戦争を肯定する国民的心理に転化していったと断言していいであろう。国民をこのような酩酊状態に似た、つまり正常な感覚を失った状態にするには、四つの条件で縛り上げれば苦もない。
 その四つの条件とは、「教育の国家統制」「情報の一元化」「弾圧立法の適用」「暴力装置の発動」である。

 東京裁判で東条英機だけが責任をとらされたわけではなく、文民宰相広田弘毅も死刑になっていることからみれば、アメリカは、上記の4つの政治的条件を作り出した責任者も追及したのです。
 天皇は天皇機関説を信じていましたし、「天皇独白録」(文春文庫)では
>それでもし皇族総理の際、万一戦争が起こると皇室が開戦の責任と採る事になるのでよくないと思ったし又東久邇宮も之を欲して居なかったので、陸軍の要求(東久邇宮を総理大臣に奉戴する)は之を退けて東条に組閣させて次第である。
 と述べているように、天皇、皇族に責任を持たせようとした陸軍に反対している。この文面からすると天皇も東条も黒幕ではなく、日中戦争の泥沼に引きずり込んだ陸海軍かもしれない。
 城山三郎「男子の本懐」では、広田弘毅が戦犯となったのはやりすぎなのかと思うが、広田自身は戦争の契機となった日本の政治の責任をとっています。戦犯の中で、真の意味で戦争責任を取った日本人でした。
 ほかの回答にもあるように、天皇に戦争責任はあるとしても戦争犯罪は犯していないのです。戦争犯罪の観点からA級戦犯以外にBおよびC級戦犯として多くの日本人が処刑されています。
 
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この回答へのお礼

今の北朝鮮と似てますね。軍部が力を持ってるせいで権力の頂点に立つはずの人が何も主張できないっていう状況。

お礼日時:2009/11/23 06:51

※私からの参考意見として、参考文献のご紹介です。


東條英機 天皇を守り通した男 (福冨 健一・著 講談社)
を読んだらいいと思います。
「昭和天皇の戦争犯罪について教えてください」の回答画像8
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この回答へのお礼

何か東条英機が泣いた赤鬼の青鬼みたいですね。

お礼日時:2009/11/23 06:48

〉東京裁判では無罪となりましたが



東京裁判において、天皇は訴追されていないので、「無罪」にもなっていない。

これが、世界が認めた唯一の歴史的事実。
この事実を無視して、法的根拠や新証拠を示さず、天皇を戦争犯罪者とするのは、世界と歴史を否定することに他ならないし、世界と歴史を否定しても、何の意味も無い。

尚、戦争犯罪と戦争責任は別。
戦争責任については、昭和天皇の責任は回避し得ないとする意見は多数あるし、私自身もそう考えざるを得ない。

しかし、昭和天皇はそれを強く意識し行動され、戦後、戦争責任以上の責任を果たされた様に思う。
ご在位中は、常に殆どの国民から敬愛を受けた天皇であった事実からも、昭和天皇の戦争責任に対する概ねの国民の考え方も同様であろう。
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この回答へのお礼

そもそも犯罪者として言及されてないから質問自体が的外れなものなんですかね。
それを今更戦争犯罪者って喚きたてるのは無知にもほどがあるんですね。確かにそういう人って戦争犯罪と戦争責任の区別がついてないと思います。

お礼日時:2009/11/23 06:47

昭和天皇は戦争犯罪などは犯していません。



東條英樹など一級戦犯も「勝てば官軍」の連合国の東京裁判で有罪にされただけです。真の戦犯はルーズベルトです。真珠湾攻撃を知っていながら、わざと攻撃させたんですよ。そうしないと、軍需景気がこなかった。第二次世界大戦はユダヤ人の作った株式市場の大暴落に始まり、それをうらんだナチスドイツがユダヤ人を排斥し、結局、石油の争奪戦だったんですよ。多くのユダヤ人はいい人です。どこの国でも同じですが詐欺まがいの商売をたくみに行ってる人がいます。

私たちは、今、あの大恐慌以来の不況に突入してます。だから、二度と戦争という形を取ってはいけないと首脳たちは奔走してるんですよ。

昭和天皇はソ連共産党を恐れていました。ですから、嫌がる吉田首相を呼びつけ、アメリカの配下となる講和条約を締結させたのです。

天皇家の戦後の償いの旅はまだ続いています。われわれは、あの方たちの心を汲み、同じ気持ちを持つことが大事なのです。
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この回答へのお礼

アメリカが日本に真珠湾攻撃を誘導して日本と戦争をする理由を作ったっていう人がたまにいますが、本当でしょうかね?

ただ、国とは関係ないはずのテロリストを国と関連付けてはその国を攻め込んだ国ですから、そういう卑怯な事をしそうですけどね。アメリカは。

お礼日時:2009/11/23 06:46

そう、当時の国際法では、国家間の紛争解決の手段としての交戦は認められていたんですよね。


ですから、戦後の価値観では、国家元首の戦争責任も評価しにくいですね。
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この回答へのお礼

確かに、当時はなんともないのに後付けの理屈で人を裁くだなんて余りにも身勝手すぎますよねぇ。

お礼日時:2009/11/23 06:44

昭和天皇の戦争犯罪というのはあり得ません。


戦争犯罪というのは、交戦法規に違反したかどうかで決まります。当時の国際法では、戦争を始めることも、戦争を指揮することも違法ではありませんから、それで戦争犯罪に問われることは(少なくとも合法的な司法の場では)ありません。また、東京裁判のような、事後法を持ち出すような非合法な司法の場でさえ、天皇に戦争犯罪はないとされました。

なお、戦争犯罪ではなく、戦争責任はあると考えます。それは、平和や人道に対する罪というようなものではなく、敗戦の責任です。どんなものでもそうですが、トップの者は結果責任が問われるのです。
昔から天皇という存在は、大地震や飢饉など、およそ自身に過失があるかどうかとは一切関係ないことにまで、責任を負うようなところがありました。日々、国家・国民の安寧を祈っているわけですから、その祈りが通じなかったのは自分の責任だということでしょう。
昭和天皇の戦争責任はそのレベルの話です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E6%99%82% …
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この回答へのお礼

トップとして戦争のリーダーとなり、戦争を指揮する責任があったが、戦争法を違反してるわけじゃないから戦争犯罪にはならないって事ですね。

お礼日時:2009/11/23 06:43

昭和天皇は平和主義者であったことは疑いない事実です。

第一、英国の王室とは深い親交があったのですから英国と戦争を希望する筈がありません。
しかしながら天皇は敗戦国の国家元首の立場であるため、連合国の中でソ連と中国は天皇を裁くべきだと強く主張しました。考え方によってはそれも十分考えられました。天皇を救ったのは実は東京裁判における東条英機大将の証言でした。彼は開戦当時の首相として戦争責任をとり、世界の憎しみを一身に受け、日本国民の多くからも憎まれ絞首台の露と消えました。
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この回答へのお礼

自分としては東条英機は好きにはなれませんが、自分自身が全ての業を背負って死んだ事は評価すべきでしょう。

お礼日時:2009/11/23 06:42

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