菅谷さんは、最後にすばらしい弁護士にめぐり会えて、なんとか世の中に出てくることができました。
しかし、このような悲劇を生ませてしまった人たちをこのまま許してもいいものでしょうか。
人権を守るべき警察、検察、裁判所が北朝鮮よりもひどいことをしてしまったわけです。
これらの関係者を裁く方法はありませんか。
新聞記事「足利事件菅谷さんの17年」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp …
No.19ベストアンサー
- 回答日時:
No4です。
弁護団が再審に関して捜査段階のDNA型鑑定をした警察庁科学警察研究所の技官2人の証人尋問を要求するようですね。
この女性技官、昔証人として第2審に出て弁護人から鑑定がおかしいと指摘された時逆切れのようなことを言っています。
国会でも菅家さんと佐藤博史弁護士を呼んで、足利事件捜査の問題点を聞くようですから、誰がどんなことをやったのかをはっきりしてもらいたいですね。下記のことも言われていますから。
警察は事件の前にDNA鑑定の予算要求を拒否されていたので、DNA鑑定で犯人を捕まえることに執着していた。これは、警察庁科学警察研究所も同じ。「DNA鑑定で菅家さんを捕まえた、この鑑定は何十万人に一人を特定できる」などとマスコミに大々的に宣伝した。(マスコミに言ったのは県警ではなく警察庁の人間)
菅家さんを捕まえた関係者は事件直後に表彰された。DNA鑑定をした女性技官はDNA鑑定に関する本を出した。
そうですか。
いろいろ見えてきましたね。
国会でしっかりやってもらいたいと思います。
これが単なる幕引きのセレモニーになってはいけません。
それにしては、回答者様はこういうことの裏面情報を良くご存知です。
大変参考になります。
ありがとうございました。
No.18
- 回答日時:
回答No.11です。
再度失礼いたします。私は泥棒を捕まえるのはもちろん大切な事だと思いますが、それよりも泥棒しなくて済むような社会を考えた方が良いのではないかと思う性格なんです。
それはともかく、一人の人間の人生を大きく捻じ曲げ、長年にわたってその自由を奪った事は、大変に重い事実であり、まさに謝って済まされる様な事ではありません。
この重い事実を正面から受け止め、真摯に反省し、罰を受けるべきならば甘んじて受けるべきだろうという考えは私も持ち合わせています。
しかし、誰もが質問者様のように強い人間ではありません。
この点は警察、検察、裁判所の関係者も例外ではないようです。
先の回答では「彼らを裁く方法は無い」という趣旨の意見となりましたが、けして追及しなくてよいということではありません。
今回の誤りがなぜ発生したのか、どうしたら防ぐ事ができたのか、捜査手法や取り調べなどに法律違反は無かったか、という点についてです。
仮に法律違反があったとしてもおそらく時効(業務上過失致傷で多分5年)ですが、彼らの意識を変えるためにも必要でしょう。
私もこの事件についてそれほど資料を読破しているわけではありませんが、それでもこの事件にはいくつか追及すべき点はあると思います。
(1)取り調べでの拷問の有無。あればもちろん違反行為。
(2)証拠の信頼性の追求。当時のDNA鑑定技術は未熟だったのに過信があった。これが思いこみの取り調べを招いた。
また、この技術に頼ったことがずさんな捜査を招いた。
(3)DNA鑑定の過ちが早くから指摘されていたにもかかわらず、多くの関係者が聞き入れなかった事。ここでも事件の真相追究がずさんだったと言わざるを得ない。
(4)足利では同様の事件が他にも数件発生しているが、これらの事件について菅谷さんは不起訴となっている点。しかも、同様の事件は菅谷さんが服役中にも発生している。
(5)菅谷さんの供述(強要された自白)には矛盾点があったのに追及しなかった事。
(6)菅谷さんの弁護士はそれら多数の疑問点があったにもかかわらず、これを追及せず、彼が犯人であるとの前提に立って情状を求める法廷戦術を採用したこと。はっきり言わせてもらえば、この弁護士は弁護士たる能力に欠けている。
(7)裁判所も上記の疑問点を追及せず、検察の主張を鵜呑みにしたこと。
(8)捜査関係者や検察にはこの起訴が間違いではないか、という自覚があったかどうか。(私は間違いなどという生易しいものではなく、でっち上げの自覚がはっきりあった可能性が否定できないと思っている)
ざっと考えてもこれくらいの疑問点が浮かびます。
真実を知っているはずの関係者の口が重いのは、何か警察や検察が抱えている闇の部分、何か本質に迫るものが関わっているからなのかもしれません。この闇は相当に深く、警察や司法の存在の根本を揺るがす大問題となる可能性を秘めているかもしれません。
なにやら陰謀論めいてしまいそうなのでこのくらいにしておきますが、例えば(8)が事実なら口が裂けても真相を明かす事は出来ないでしょう。
冤罪が疑われる事件は他にもあり、中には既に死刑執行されてしまった人もいます。
これらの事件で冤罪の事実が次々に明るみになるという事になると、警察や司法の在り方に対する疑問の声も相当に大きくなると予想されます。
菅谷さんには大変に気の毒な事件ですが、これが大きな変革のきっかけとなるかもしれませんし、ぜひそうなって欲しいと思います。
No.17
- 回答日時:
No.5の者です。
他回答を特に指摘したいわけでは無いのですが、注意深くこのQ&Aを読ませていただいてがっかりしたのは、まだまだ無邪気に刑事司法を信頼している方も多いのだな、と感じたことです。かつてから刑事司法の問題点を感じてはいたのですが、一時期「痴漢冤罪」が取りざたされた時(今もですが)、「ここが刑事司法の暗部をただすチャンスなのでは」と思ったのです。「暴力的で嘘ばかりつくデタラメな取り調べ」「何一つ本人の供述を反映していない供述調書」「起訴できそうだと踏むと被疑者の言うことは何も聞かずに『起訴ロボット』と化す検事(起訴&有罪数が成績ですから)」そして「起訴された事件は『せっかく検事が起訴したんだからさあ(ほんとにそう言うのですよ!判事って!)』と出来るだけ無罪を避ける方法ばかり考える判事」、のすべてが「痴漢冤罪」に関する報道に見られたため、刑事司法に対する正しい疑念が一般大衆の中に高まるのでは?と期待したのです。
そもそも痴漢問題の流れを見ると警察の本性がわかります。例の「迷惑防止条例」が制定される前は痴漢の訴えに関しては「事件にならないから捜査できない」の一点張りでほとんどの被害者が泣き寝入りでした。条例が制定され、物証がなくても有罪に持ち込めると見るや否や、被害者らしき人がある男性を「この人が痴漢だ」と言えば面白いようにだれでも彼でも言い訳など一切耳を貸さずに逮捕し書類送検しました。ここに見られるのは、書類送検すれば起訴され有罪に持ち込めるか否かだけしか興味が無く、被害者や被疑者の人権なんて全く考えていない小役人そのものの警察官の姿です。彼らの根拠法の警察法を見ても「事件性」が無ければ操作してはいけないとどこにも書いていないのです。むしろ第2条の「警察の責務」には「個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査…」とあるわけですから、事件性の有無を考えず「痴漢」問題を深刻にとらえ、現行法のできるだけの対処をしていれば「痴漢」も減ったでしょうし「痴漢冤罪」問題も起きなかったと考えられるのです。
しかし、一般大衆が「刑事司法」に疑念を抱きにくいことにも理由があります。大手マスメディアはすべて検・警察の支配下にあるからです。マスメディアは司法記事のほとんどを検察・警察から入手しますが、あまり検察・警察を批判すると大事な「司法記者クラブ」から追放され警察からも事件をリークしてもらえないのでどうしても検・警察シンパの記事を書かざるをえません。もし批判するときは、注意してみるとよくわかりますが、すべてのメディアが一斉に批判します。そして一斉に引いていくのです。取り残されると大変なことになるわけです。よって我々が接する司法情報はほとんどが検・警察の都合のいい記事になり、あわれな一般大衆は彼らに洗脳されてしまうのですね。ここに多くの冤罪事件が発生しそのほとんどが握りつぶされてしまう素地があるのです。
ともあれ、"konchiki3"さんのおっしゃる通り「やつら」を裁く方法(今は無いのですが)を模索する時が来ているようにも思います。我々が虚偽の告訴をすると「虚偽告訴罪」で裁かれることになりますが、その道のプロが"故意"に事実を捻じ曲げ、見るべき情報にも目をくれないということが裁かれないこと自体がおかしいのです。なにしろ彼らは"故意"なので、裁く法律を作っても「萎縮」する心配はありません。正常化されるだけです。私も法学部出身であり、またある意味勉強を続けている身として、その道筋を模索し、発言していくよう私なりに努力していきたいと考えています。
回答としては真に不備な長文となってしまい大変失礼しました。では、さようなら。
>回答としては真に不備な長文となってしまい大変失礼しました。
いいえ、理路整然とした名文です。
大変勉強になりました。
回答者様のご活躍に期待します。拍手。
No.16
- 回答日時:
>警察検察はベストを尽くしていません。
だからこういう悲劇が起こったのです。ベストを尽くさない役人は罰しないとダメです。
泥棒は捕まえて罰するようにしないと泥棒は増えるばかりです,
konchiki3さん犯罪と組織の欠陥を同じ土俵で考えても意味がありません。だいたい警察がベストを尽くしたらなせ今回の冤罪が防げるか意味が分りません。個人的な考えでは、DNA鑑定に間違いがないという思い込み(これ自体警察の現場では防ぎようがないが)自白に追い込んだと思います。それなら単純に罰しても今後に生かすことはできません。
生かすなら取調べの可視化とか、DNA鑑定は犯人ではない証明は出来るが同一という証明には補助的にしか使えないとかを徹底させるとかことをしないといけません。
だいたいだれが悪意を持って今回のミスを起こした証拠があるのですか?
今できることはどこに問題があるか探ることから始めている段階です。
そんなことも理解せすに単純に誰かを罰すれいいと単純に思い込む思考は、DNA鑑定は正しいから彼が犯人と決め込んで自白に追いこんだ警察の思考やDNA鑑定は正しいから再鑑定の必要がなく再審を否定した裁判所と同じです。
もう少し慎重かつ冷静な思考が必要です。
>生かすなら取調べの可視化とか、DNA鑑定は犯人ではない証明は出来るが同一という証明には補助的にしか使えないとかを徹底させるとかことをしないといけません。
こういうことをしなくても、一人ひとりの捜査官が邪な考え方を持たず正しく仕事をすれば、こんな悲劇は起こっていません。
現に大方の事件はそこそこうまくいっているじゃありませんか。
>だいたいだれが悪意を持って今回のミスを起こした証拠があるのですか?
わかっている人はいますよ。こんな悲劇が証拠そのものです。
>そんなことも理解せすに単純に誰かを罰すれいいと単純に思い込む思考は、DNA鑑定は正しいから彼が犯人と決め込んで自白に追いこんだ警察の思考やDNA鑑定は正しいから再鑑定の必要がなく再審を否定した裁判所と同じです。
回答者様も今回の事件で、警察や裁判所がダメだと判定されているようです。ご同慶の至りです。この判定はどんな証拠にもとづいてなされましたか。
konchiki3さん犯罪と組織の欠陥を同じ土俵で考えても意味がありません。
庶民の膏血からなる税金から給料を貰い、庶民の人権を守ることを付託されたものが、こともあろうに「ズサン捜査」「功名心」「面子」などのために、守るべき国民の人権を踏みにじったわけです。
守るべき国民を食い物にしてしまったわけです。
これは犯罪です。犯罪にしないと、菅谷さんや菅谷さんの親兄弟は浮かばれません、
こういうものを放って置くとこういう役人がドンドン増えていきます。
泥棒が増えるのと同じ単純な理屈です。
志布志事件やその他の冤罪事件をみるとみな同じです。
No.15
- 回答日時:
2000年7月の、DNA再鑑定の要求を無視して、上告を棄却した最高裁の判断には、問題があると思います。
衆議院議員選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査において、担当判事に対して、国民の一人として判定を下すことは出来ると思います。罷免するのは無理だと思いますが...
>2000年7月の、DNA再鑑定の要求を無視して、上告を棄却した最高裁の判断には、問題があると思います。
おっしゃる通りです。ここが一番悪い。
>最高裁判所裁判官国民審査において
なるほど。しかし、公報に菅谷さんの件は載っていないでしょうね。
でも、これが残されたたった一つの合法的な裁き方なのでしょう。
ありがとうございました。
No.14
- 回答日時:
この冤罪事件は、なぜ起きたのでしょうか?
konchiki3さんはどれだけ資料を読みなぜ起きたか考えぬいた結論が警察や検察や裁判所が悪いと言う結論ですか?
人を裁くとなれば裁判に記録とか判決文とか読んだのでしょうか?
また当時のDNA鑑定が約1/800の確率で今は約1/1兆の確率なのか理解していますか?DNA鑑定は人間のすべてのDNAをみているわけではなく現在でも一部をみていること(このことは私も数年前知りました)
wikiのリンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/DNA%E9%91%91%E5%AE%9A
お怒りはごもっともですが、安易に犯人探しをすることは今回の足利字事件での冤罪と同じことをしてませんか?
当時DNA鑑定でほとんどの人が犯人と思いました。DNA鑑定を過信しすぎて彼を犯人という前提で考えたことが誤りの元でした。
今回konchiki3さんが警察や検察や裁判所の人間を裁きたいとすればまず彼らに過失や故意があったという証拠がない限りそれをしたら冤罪にないかねないという危険は意識しましたか?
性急で安易な正義感は誤りの元です。
ユダヤ人はナチスに不幸な目に合わされました、しかしパレスチナの人には自分がやられたことと同じことをしています。
似た構図が見えてきたのではと思います。
どなたかのお礼に犯人さがし防止につながると書かれていますが、個人の悪意から出たものなら別ですが、たとえそれだとしても組織で動いているものはその組織のルールや規範を変えない限り同じことが起こります。
警察や検察や裁判所は大きな組織です。そこでの問題は真の原因を探りそれに対して組織のルール手順やり方の変更がない限り繰り返します。
回答ありがとうございます。
あのね、私は警察や検察や裁判所を裁く裁判官ではありません。
本当にそういうものにしていただけるのであれば、膨大な資料に全部目を通し正しい判決を下させていただきます。
しかし私は一市民ですので、新聞記事等しか読んでいません。当たり前のことです。
>どなたかのお礼に犯人さがし防止につながると書かれていますが
そんなこと書いていません。
>個人の悪意から出たものなら別ですが、たとえそれだとしても組織で動いているものはその組織のルールや規範を変えない限り同じことが起こります。
警察検察はベストを尽くしていません。だからこういう悲劇が起こったのです。
ベストを尽くさない役人は罰しないとダメです。
泥棒は捕まえて罰するようにしないと泥棒は増えるばかりです。
No.13
- 回答日時:
No4です。
検察や警察が当時の捜査を検証するチームを発足させましたね。内輪のチームではありますが、取り調べの状況やDNA鑑定の経緯なども検証するようですから、誰がどんなミスを犯したのかについて調査されると思います。
DNA再鑑定のお願いを12年も却下し続けてきた裁判所の問題も追及してほしいですね。再鑑定をすると判決の間違いが分かることになるかもしれないと考えていたのでしょう。
足利事件のDNA鑑定が間違っていた(精度が低いどころの話ではない)という専門家もいます。科学警察研究所も1995年に事件当時の判定方法が間違った方法であったということを論文で書いています。
再びのご回答ありがとうございます。
当時の鑑定はほんとうにひどい鑑定のようですね。
現在同じ方法で再現実験しても当時の結果にはならない。・・・これは何でしょう、むしろ捏造が疑われます。
私は裁判所が一番ひどいと思いますね。
ここがダメだとどうしようもありません。
つまらない面子、下劣な功名心が一人の人生を台無しにしました。
許せません。
No.12
- 回答日時:
No.8です。
No.11さんの例えを
>例えば、質問者様が裁判員に選ばれて、被告に死刑の判決を下したとします。刑の執行後、もし真犯人が現れたとしたら、一体どう責任を取れというのですか?
逆のケースで考えてみました・
質問者様が裁判員に選ばれ、被告に「疑わしきは被告の利益を」の信念に従い無罪を主張し、それが聞き入れられ被告が無罪放免になったとします。
しかし、現在の科学でDNAの再鑑定を行って、それでも彼が犯人だと言う結果になって、すでに時効が成立していたら・・・・
現実は上記とは反対の結果になったので世間やマスコミが警察や検察、裁判官を非難していますが逆の結果が出ていたら、当時の裁判員だったあなたが非難の対象になっていたのではないのでしょうか?
また、その場合あなたは被害者の遺族に対して、どのように顔向けができるのでしょうか?
警察の捜査にはあらゆる可能性を視野に入れなければなりません。最初から犯人と決め付けた捜査は出来ないでしょうが、同時に最初から無罪と決めつけて捜査する警察官もいないでしょう。
栃木県内では3件の女児殺害事件が続いて、捜査当局に焦りがあったのは事実でしょう。それで、当時の最先端技術のDNA鑑定にすがる思いだったかもしれません。
そのような状況を考えればNo.5の方が言っているように、むしろ菅家さんは運良く無罪を勝ち取れたと言えるでしょう。
私が心配するのは今回の事件が前例となってこれからの警察の犯罪捜査が及び腰になり、捜査の進展に支障をきたすことにならないかということです。。
今回のような冤罪事件が起きると世間やマスコミはステレオタイプ的に捜査当局を非難しますが、魔女狩り的な犯人探しよりも検査精度が向上したことで、再発防止システムを構築することが重要だと思います。
再度のご回答ありがとうございます。
>その場合あなたは被害者の遺族に対して、どのように顔向けができるのでしょうか?
ハイ、真正面を向くことができます。
「いい加減な証拠では有罪にすることができない」という確固たる信念にもとづいているから真正面をむくことができます
>今回の事件が前例となってこれからの警察の犯罪捜査が及び腰になり、捜査の進展に支障をきたすことにならないかということです。
警察検察を批判すると、これからの捜査が及び腰になる・・・こういうことで警察検察批判いけないとおっしゃるのであれば、本末転倒していると思います。
第一に警察検察は正確な捜査をすべきなのです。これが最初です。
警察検察はそのときの諸条件諸環境の中で最善を尽くす義務があります。
ベストをつくしていればこんな悲劇は起こりえません。
警察検察が与えられた諸条件でベストを尽くしてこの悲劇が起こったのであれば、回答者様のおっしゃることは正解でしょう。
しかし、ベストを尽くすどころかずさんな捜査でこの悲劇が起こったわけです。
こんなことではどんないい環境を与えても同じです。
ベストを尽くさない関係者は罰するようにしないとよくなりません。
今回の警察検察裁判所が顔向けできないところは、菅谷さん、被害者遺族、一般国民の三箇所です。
No.11
- 回答日時:
菅谷さんの件は本当に気の毒だと思います。
当時の関係者が許せない、どうにかして裁きたいという質問者様のお気持ちもよく分かります。
しかし、逆に考えればどうでしょうか?
例えば、質問者様が裁判員に選ばれて、被告に死刑の判決を下したとします。刑の執行後、もし真犯人が現れたとしたら、一体どう責任を取れというのですか?
取り返しのつかない事をしてしまったのです。とても正気ではいられないでしょう。
正気を保つには、裁判の手続きや証拠の認定には何らの不備は無かった、と自らを正統化するしかないでしょう。
検事や裁判官とて同様です。
彼らは、内心では当時の過ちを悔いているかもしれませんが、表だってそれを認めるわけにはいかないでしょう。
それに彼らを裁き罰を与えれば、日本の司法は成り立たなくなってしまいます。
完璧な人間などいません。誰でもミスは起こりうるのです。
もちろん、今回の件はあってはならないミスですが、必要なのはミスの責任を追及する事ではなく、むしろミスの発生を出来るだけ少なくする事ではないでしょうか。
つまり今行うべきは、冤罪の可能性のある他の事件の再検証と、今後このような過ちを繰り返さない司法の在り方を模索することではないかと思うのです。
>正気を保つには、裁判の手続きや証拠の認定には何らの不備は無かった、と自らを正統化するしかないでしょう。
私はそんなこと(ウソ)をすれば余計に気が狂います。一般の良心のある人はみなそうだと思いますよ。
あなたのお考えには驚きました。本事件の警察、検察、裁判官はあなた様のような考えだったわけですか。
>必要なのはミスの責任を追及する事ではなく、むしろミスの発生を出来るだけ少なくする事ではないでしょうか。
ミスの責任を追求し罰することがミスや犯罪の発生をなくします・・・これは大原則です。
泥棒を捕まえてお仕置きをするから泥棒をしないのです。
泥棒をほうっておけば日本国中泥棒だらけになります。
ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
そういや宇都宮リンチ殺人も警察、検察、裁判所と(ny
北朝鮮と比べるとかわいそうなので、人違いでの重大事件といえば殺人事件って人違いというのが意外とあるそうです。
サスペンスドラマでも報復に眩むあまりに間違えて関係ない人を殺しちゃった。というのがあるくらいです。
最近では佐賀の病院で間違われましたよね。
この事件で面白いことを言ってくれる評論家やコメンテーターさんが居ますけど人違いによる取り返しようの無いミスってのは結構あるのですよ。
原因を探ると他愛の無い面子なんですよ。
このように己に我侭勝手に罪人に貶める行為を茶飯事にやっているのは誰でしょう?
裁くといっても究明すると困る人が多数出てくるのでマズーだと思いますよ。
北朝鮮は大変なところだけれども、国民や拉致被害者を全て罪人として監獄へ放り込んでいるわけではありません。
だから、本事件の関係者は北朝鮮よりひどい人権侵害をしたと思います。
>原因を探ると他愛の無い面子なんですよ。
そうなんです。同意同意。拍手!
司法関係者が他愛の無い面子をすてれば、菅谷さんが17年はなかったと思います。
ありがとうございました。
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