アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

 自分で試験を受けたわけではないですが、法学部卒の人に「司法書士と弁護士」の試験での内容って何が違うの?と聞いたところ
 「どっちも六法全書をすべて把握していないといけない仕事だから知識の差は無い」
 じゃあ、同じ知識量なんら司法書士の人は弁護士になっちゃえばいいじゃんと言ったら
 「解釈の深み・応用した考えのレベルがあまりにも違う」といわれましたがピンときませんでした。

 一体、司法書士と弁護士では試験で出題される知識レベルは何が違うのでしょうか?

A 回答 (4件)

単なる司法試験経験者ですが、やはり司法試験と司法書士試験では、同じことを問うても、問われる深さが全く違いますよ。

知人の方が言われるとおりです。

司法書士試験で求められるのは、法律と裁判所の判例、法務省の先例、通達等の知識を使いこなして登記申請を行う力です。
司法試験で求められるのは、法律の知識はもちろんですが、裁判所の判例にただ従うのみでなく、それらや様々な学説を引用して、自分なりの判断を論理的に構築する力です。
当然、すでにある知識を使う能力よりも、それらを下敷きにして自らの論理を構築する能力の方が高いものでしょう。

これは、(簡裁訴訟代理権を認められたとはいえ)基本的に登記や裁判書類の作成という行政機関への橋渡し業務を担う司法書士と、依頼者のためには判例、先例を乗り越え、時には行政機関の運用を覆して新しい判断を引き出す役割をも持つ弁護士(検事も刑事裁判については弁護士と反対の立場から、同じような役割を担います)や、そのような弁護士の弁論を理解して最終的な判断を下す裁判官との役割の違いから来るものでしょう。

試験についてもこの違いが反映されています。
司法書士試験の問題は、法律の解釈に関する知識とその使いこなしを、事案に即して問われます。(申請書を作りますが、事案の解決を図るわけではありません)
司法試験の問題は、法律の解釈に関する知識とその使いこなしはもちろん、事案に対する主体的な判断(自分なりの判決、解決)を求められます。論述の過程では他の解釈の可能性やそれに対する自らの見解まで述べることが求められます。(もちろん、すべてゼロから考えるわけではなくて学者の学説や判例を引用するのですが、かなり大変です)

試験の性質から、合格率こそ同程度ですが、難易度は全く異なると思います。
    • good
    • 0

まったく異なります。


具体的には刑事事件です。司法書士は、刑事手続きにまったく関与できません。
司法書士は、登記が専門です。登記の手続き屋さんが本筋なんです。

刑事手続きは、人間の人権にかかわる根幹的な分野です。
泣いているひと、犯罪者、社会のアンダーグラウンドそこまで深く見通さ
ないと、またはその覚悟がないとタッチできません。
司法書士は、そこがまったくできないのです。
    • good
    • 0

司法書士の業務は、弁護士業務に近づいてきていますが、司法書士が弁護士になるのは、弁護士が許さないでしょう。

自分の業域を完全に侵害されます。弁護士は、当然、司法試験を受けなさい、といいます。
でも、現在より広い分野で弁護士業務に参入できるようにすることは、ありえるかもしれませんね。

司法試験は、狭くて深い、司法書士は広くて浅い、というのが簡単な違いですが、司法書士も実はかなり深いです。まあ、論文試験の有無が一番大きいですね。あと、司法書士は、登記の勉強が必須になります。これは、司法試験にはありませんね。
    • good
    • 0

参考に



http://profile.allabout.co.jp/pf/ichizulaw-mizus …

試験のレベルは同じです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!