これまでで一番「情けなかったとき」はいつですか?

ニュースを見ていたら、日本では停電も少ないし、オバマさんの提唱したいわゆるスマートグリッドなど不要だ、という意見があるそうです。そういえば掛け声はあがるものの、政府や産業界のこの面での実質の動きはないようです。私はこの面では素人ですが、停電の有無などは省エネとは無関係で、例えば日本では風力発電機の普及は送電線などのかんけいで電力業界が嫌ってなかなか進んでいないようですし、バカらしい巨大な夜間電力用のくみ上げしき発電所が多数作られているし、50ヘルツと60ヘルツの2電源に加え、9つの電力会社の協調が必ずしもうまくいっていない(らしい)、更には太陽光発電の普及も今ひとつという状態です。これらの解決がひとつはスマートグリッドの目的になるのではと思いますがどうなんでしょうか。
日本にスマートグリッドが不要だというのはどんな根拠があるのでしょうか。単に電力会社が嫌がっているだけという印象があるのですが、どうなんでしょうか?素人にもわかるように教えていただきたいです。

A 回答 (3件)

スマートグリッドの特徴は一般家庭などの末端まで電力会社からリアルタイムで監視制御可能にすることにあります。


これによって、家庭の太陽電池の発電や電気自動車のバッテリーを使った充電、放電を地域ごとに最適化できます。
アメリカの電力系統は設備の老朽化や電力会社同士の連携の悪さなどがあり、時々大停電が発生します。 これをスマートグリッドで負荷側をコントロールすれば停電の波及を抑え、大停電を避けられます。 日本の場合はアメリカのような大停電はほとんどおきませんので、アメリカが必要とする目的がありません。
しかし、日本でも家庭の太陽電池の発電や電気自動車が普及してくれば、今の配電線保護の方法では対応しきれないことも出てくると思います。アメリカと目的は違いますが、一般家庭などの末端の監視制御が必要になってくるかも知れません。
ここまでデジタル技術が一般化しているのに円盤がくるくる回るアナログの電力量計がいまだに広く使われていることは考えたほうがいいですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
日本にとっては当面は効果の少ないことなのですね。太陽電池とか電気自動車の普及が前提になっているのですね。それらの促進と連携してやっていく必要があるかもしれません。企業が外を向き、近視眼政府が力を入れないのもわかるような気がしました。

お礼日時:2009/06/20 08:26

http://nikkei.hi-ho.ne.jp/podcast/bizpodcast/
第191回「スマートグリッド」6月1日公開

この人気のエコノミストの方のポッドキャストの中で、
スマートグリッドが特集されています。
これを聞くと良く分かります。
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この回答へのお礼

ご紹介ありがとうございました。拝聴いたしました。
よくわかりました。
アメリカの事情もあり、前向きの話でもあり、どちらかというと考えていたものより結構ローカルなアイテムなんだなと思いました。

お礼日時:2009/06/20 08:18

先週の週末くらいにもテレビでやってましたね。



言ってしまえば、スマートグリッドよりは古い技術だけど、
今アメリカがやろうとしてる政策は日本ではもう5,60年前にやってる。
その時の名残が北海道から沖縄まで合計十社ある電力会社(沖縄だけは微妙に違うけど)


アメリカの場合は、圧倒的に広い国土に様々な小中の送電会社が個別で事業を行っていた様な所があり、電気会社と電気会社の接続を無理矢理行っていたり、意味不明にあっちこっちに電線を伸ばしスパゲティコードのように複雑に絡み合ったりして、
さらにここ数年のアメリカの電力会社は送電線のような長期的な投資が必要な物への投資を抑えたり、複数の電力会社が合併したりした時に設備統一がちゃんと出来ていなかったり、インフラを受け持っているとは思えない様な雑な社員教育しかしていなかった会社なんかがあったりして、
先進国の電力会社としてはかなりお粗末な所がありました。
それこそ数年放置しておけば、アメリカの電力事情は先進国にあるまじき状態にまで落ちても不思議じゃないくらいに。

その主な原因は、電力販売の自由化。
この自由化を行った時に一気に電力会社が増えて、その時に停電を連発させる電力会社が出てきたり、自由化が引き金になって電気代が2倍以上に上がったり、電力関係のノウハウが少ない会社が出資して、損失ばっかり発生させたりと、
とんでもない状況だったのがアメリカの電力市場です。

それに見かねてスマートグリッドの方針を掲げ、アメリカの不安定で不十分な電力事情を作り直すつもりなのでしょう。


すぐにスマートグリッドを推し進める理由は存在しませんが、
日本でも太陽光発電の住宅が増えてきた事から、電気機器会社と電力会社が相互になって、スマートグリッドにつながる技術を少しずつ取り入れている所ですよ。
案外狭い国ですから、そのあたりのインフラ技術とノウハウが完成すれば、結構あっという間にインフラが行き渡ると思いますよ。携帯電話のように。

この回答への補足

早急なご回答ありがとうございました。
オバマさんの「スマートグリッド」政策は基本的に遅れた米国の配電インフラの整備という側面が大きく、日本は少なくともその必要はない、ということですね。そういう意味での
>すぐにスマートグリッドを推し進める理由は存在しませんが、
ということならとりたてて「スマートグリッド」という言葉を使う必要もないと思います。
>日本でも太陽光発電の住宅が増えてきた事から、電気機器会社と電力会社が相互になって、スマートグリッドにつながる技術を少しずつ取り入れている所ですよ。
基本的には民間の個人投資のペースに沿ってゆくということになるのですね。その場合のインフラというのはどんなものでしょうか?相互売買電のための安価なインバータのようなものでしょうか。でもこれはインフラとはいいませんよね。
政府などが力を入れないということは、結局それらは余りCO2削減には寄与しない非効率な政策だということでしょうか?

補足日時:2009/06/17 22:56
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