酸化還元反応式のつくり方

硫酸酸性のＫ２Ｃｒ２Ｏ７水溶液に（ＣＯＯＨ）２水溶液を加えると、

Ｃｒ２Ｏ７2-＋１４Ｈ＋６ｅ-→２Ｃｒ3＋７Ｈ２Ｏ…(1)

（ＣＯＯＨ）２→２ＣＯ２＋２Ｈ＋２ｅ-…(2)

(1)＋(2)×３より、
Ｃｒ２Ｏ７2-＋３（ＣＯＯＨ）２＋８Ｈ→２Ｃｒ3＋６ＣＯ２＋７Ｈ２Ｏ
となります。ここまでは分かるのですが、

これに、両辺２Ｋ＋，４ＳＯ４2-を加えると、

Ｋ２Ｃｒ２Ｏ７＋３（ＣＯＯＨ）２＋４Ｈ２ＳＯ４→Ｃｒ２（ＳＯ４）３＋Ｋ２ＳＯ４＋６ＣＯ２＋７Ｈ２Ｏ

となるのがどうしても分かりません。詳しく説明お願いします。

読みにくくてスイマセン。

No.2 回答者： rei00 回答日時： 2003/03/24 08:55

#1 さんの通りですが，少し補足いたします。

　左辺に書く化合物は反応で使用する原料や試薬ですので，どれとどれが対になるかではなく，何を使うかで決まってしまいます。

　お書きの場合，『硫酸酸性のＫ２Ｃｒ２Ｏ７水溶液に（ＣＯＯＨ）２水溶液を加える』とありますので，出てくる化合物は　H2SO4, K2Cr2O7, (COOH)2　に限られます。

　もし「二クロム酸と硫酸カリウムの混合溶液に (COOH)2 水溶液を加える」とあれば，同じ反応でも　H2Cr2O7, K2SO4, (COOH)2　を使わないといけません。そんな問題は出ないでしょうが。。。

　ご参考まで。

この回答へのお礼

詳しく解説して下さり有難うございます。

お礼日時：2003/03/24 22:13

No.1 回答者： noname#5277 回答日時： 2003/03/23 23:18

両辺に２Ｋ＋，４ＳＯ４2-が入る余地がどこにあるか考えます。

左辺の場合、イオンのままの表記のものは
　Ｃｒ２Ｏ７2-、８Ｈ＋
ですね。これに２Ｋ＋，４ＳＯ４2-がくっつくとすると、
プラスマイナスの電化を考えれば
　Ｋ２Ｃｒ２Ｏ７、４Ｈ２ＳＯ４
しかないと考えられます。

右辺は少々ややこしいですが、同様に考え舞うｓ。
イオンのままの表記のものは
　２Ｃｒ3＋
だけですね。これに２Ｋ＋，４ＳＯ４2-がくっつくとすると、
　Ｃｒ２（ＳＯ４）３、Ｋ２ＳＯ４
とするしかないと考えられます。

要は、陽イオンには陰イオンが、
陰イオンには陽イオンがくっついているだけです。
あとは一つの物質についてイオンの電荷が足して０になるようにするだけです。

この回答へのお礼

遅い時間に有難うございました。
また、分からないところがありましたら、よろしくお願いします。

お礼日時：2003/03/23 23:39