重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

【GOLF me!】初月無料お試し

野口雨情が作詞した名曲「七つの子」の歌詞は、「♪カ~ラ~ス、なぜ鳴くの~?カラスはや~ま~に~、か~わい七~つの子が【ある】か~ら~よ♪」です。

また、昔話の多くの始まりは、「むか~し、昔、あるところに、おじいさんとおばあさんが【あり】ました。」です。

いずれも「いる」や「おり」の方がしっくりくるように思うのですが、どうして「ある」なのでしょうか?

A 回答 (5件)

金田一春彦著「日本語 新版・岩波新書」によれば、まず「生物」には「いる」を、「無生物」には「ある」を使うと述べた後で、次のように訂正しています。



 『たしかに「人がいる」「犬がいる」「机がある」「本がある」ぐらいなら、生物と無生物のちがいでよいが、実際には人間の場合にも「ある」を使う場合がある。すなわち、「わたしには子どもが三人ある」の場合で、子どもは生物の場合であるが、「ある」を使う。これがかりに、お手伝いさんの場合、「うちにはお手伝いさんがいる」と言って、「ある」を使わない。これはなぜか。考えて見ると、お手伝いさんが家にいるのは、本人の意志でここに居ようと思って来たのである。ところが息子の方は、この家に生まれようと思って生まれたのではない。生まれてみたら、私の家だったのである。ここには本人の意志が関係していない。
 つまり、「いる」と「ある」のちがいは生命のあるなしではなくて、心のあるなしによる違いだと言った方が正確である。無生物でも、たとえば「あそこに自動車がいる」ということがある。これは運転手がちゃんといる自動車がよそから来てそこにとまっている場合であって、からの自動車が置いてある場合にはそうは言わない。』
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
>つまり、「いる」と「ある」のちがいは生命のあるなしではなくて、心のあるなしによる違いだと言った方が正確である。
・さすが金田一先生ですね。納得です。

お礼日時:2009/06/25 13:15

たしかに現代人の感覚ではそうかも知れません。


「いる」と「ある」の使い分けですが、一般的には「いる」は動くもの(人、動物、動きそうな物(自動車など))、「ある」はその他の動きそうにないものだと思います。
この基準で大体いけるはずなんです。

○そこに武田さんがいた。 ×そこに武田さんがあった。
○そこに虎がいた。 ×そこに虎があった。
○そこにタクシーがいた。 ×そこにタクシーがあった。
×そこに机がいた。 ○そこに机があった。
×そこに虎の死骸がいた。 ○そこに虎の死骸があった。

上の基準では、カラスもお爺さんお婆さんも「いる」です。

◎しかし、昔人間の身(明治生まれのお爺さんくらい)になって考えてみますと、やっぱり「ある」の方がいい、と思いました。

下の辞書の「いる」と「ある」の最初の方用例を見ていきますと、先程の基準には出ていない両者の微妙な違いがわかります。
それは「いる」が「一時的な存在」で、「ある」は「どっしりとした存在」ということです。
「いる」は、一時的な存在で、近いうちにいなくなる、という感じ。
「ある」は、ずっとそこに存在している感じがします。
結局先程の基準は、この「一時的な存在」と「動きそうにない存在」と同じだと思います。

>「むか~し、昔、あるところに、おじいさんとおばあさんが【あり】ました。」

おじいさんとおばあさんは、ずうっと、その、あるところに存在していたわけです。「ある」の方がいいと思いました。
「いる(おる」」にすると、何か限定的で軽い感じがします。
漠然とした存在は、人でも動物でも「ある」だと思いました。
カラスも「所有の「ある」」の方がいいように思います。

【いる】Goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/12864/m1u/%E …
【ある】Goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/6130/m1u/%E3 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2009/06/25 13:13

こんにちは。


N0.1さんがバシッと回答とリンクを貼られていますので、迷ったのですが。

昔の言い回しです。
時代劇などでよく聞く言い回しだと思います。
「誰そあるか」とか
「人呼んで鬼の平蔵である」(ナレーション)とか。
時代劇も最近少なくなってきたので、聞くことも少なくなったとは思いますが。聞きなれてる者にとっては「ある」も十分しっくりきますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/25 13:13

 「七つの子」の場合は、このカラスは「親」なわけで、子どもを「有する」ので「有る」でもいいんじゃないでしょうか?



 昔話の例で「ありました」は今はじめて聞きますね。
おじいさんとおばあさんがいました。しか聞いたことがありません。
    • good
    • 0

ある=「存在する」 という意味です



「子供が置いてある」わけじゃなくて 「子供が居る」
「おじいさんとおばあさんが置いてある」じゃなくて「居る」の意味です

意味は通ってますから 「ある」で問題ありません^^;

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/6130/m0u/%E3 …
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

今、見られている記事はコレ!