あなたの習慣について教えてください!!

腎不全の病期分類と、CKDの使い分け(?)が判りません。

というか、腎不全と、CKDとの関係性が良く判っていません。
CKDの中に腎不全が含まれるという解釈であっていますでしょうか?
それとも全くの別物なんでしょうか。
また、CKDの中に腎不全が含まれるのであれば、症例からプロブレムリストを挙げる際はどちらを使用すれば良いんでしょうか。
どうも自分は根本から判っていない気がして…思い切ってこちらで質問させていただきました。

因みに、栄養学を学んでおり、只今症例を理解する勉強?をしています。

詳しい方、どうぞご教授お願いいたします。

A 回答 (3件)

先の方が説明なさっているので少しおせっかいな気もしますが、補足させていただきます。



結論から書きます。
CKDの中に腎不全が含まれるという解釈でほぼあっています。
プロブレムリストに際しては、CKDを使用するのが良いと思います。

厳密に言うと、CKDは病名です(ただし、単一の疾患名ではなく腎臓の機能の程度だけで複数の疾患をひとくくりにした総称です)。
腎不全は、CKDの重症度(=状態)を表す単語です。つまり、腎不全は病名ではありませんので区別してください。

「腎不全」といった場合、以前(ほんの数年前)に使われていた「腎不全」と、CKDの概念が提唱されてからの、その病期の表現としての「腎不全」というふたつの使われ方が混在している様です。勉強に際して「腎不全」という単語を見た場合、CKDの概念が前提となっているのかいないのかを、書かれた時期や文面(CKDという言葉が使われているか否か)から見抜いて、区別して考える必要があります。

基本的には、今後はCKDの考えを理解しておけば良いでしょう。
こちらの定義を見ていただくと判りやすいと思います(日本腎臓病学会)
http://www.jsn.or.jp/ckd/ckd2009_764.php

ここの、CKD診療ガイドライン2009の第1章をクリックするとpdfファイルが読めます。
CKDの定義、ステージ分類などが載っています。
「腎不全」という単語は、ステージ5の重症度の説明で使われていますので、推定GFR値が15未満(単位省略)を腎不全と呼ぶことが推奨されていることになると思います。

蛇足ながら、今も「何々臓器不全」といった場合には、その臓器がきちんと機能していないという状態を漠然と示していることがあります。腎不全も同じで、そのようなあいまいな使い方をしても決して間違いではないと考えますので、ご安心ください。

ちなみにこの診療ガイドラインには、栄養についてもいろいろ書かれてますので、参考になさってみてはいかがでしょうか?たんぱく質制限の考え方など、最新の定説が理解しやすいと思います。
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この回答へのお礼

御三方全員のご意見、全て参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
参照URLなどふまえてこちらを良回答とさせていただきました。

詳しい参考とご意見本当にありがとうございます。

じっくり勉強したいと思います!

お礼日時:2009/07/22 11:27

通常、腎不全というと浮腫がでたり胸水や腹水がでたりといった病態を考えてしまいますが、(1)そういう症状が出る前に対策をたてて悪化を予防しようとする試みと(2)腎不全になる前の段階の腎障害患者でも心血管イベント発症率が高いのでそういう患者の心血管イベントを減らそうという目的でCKDという概念が提唱されました。


もちろん、治療法がなければいくら提唱しても意味がありませんが、血圧コントロールがいいと腎悪化が抑制される事がわかっています。(例えば、血圧を140mmHgから130mmHgにすることで慢性糸球体腎炎などの腎機能低下の速度を1/3にできるとされています)。
すなわち、CKDの目的はとはごく初期の腎障害患者に対しても早期に介入することで腎障害の悪化や心血管イベントを抑制しようとする事です。
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CKDというからわかりにくいので


C→Chronic→慢性
K→Kidney→腎臓
D→Desease→病気

つまり慢性腎臓病です。
腎不全は腎機能が低下した状態で、腎臓病の一つです。

>CKDの中に腎不全が含まれるという解釈であっていますでしょうか? 詳しい方、どうぞご教授お願いいたします。

ただの腎臓病患者で詳しくはありませんが、当然そう解釈すべきと考えます。
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