教えてください。
子供と会話していて、納得いかないことがありました。
「いつもコンクールで全国大会に行く○○中学の人たちは、100万円もするフルートを吹いているんだって」と。値段が高い楽器はそれなりによいでしょうが、そんな高級楽器で演奏したら、いい音に決まっているのでは? 練習の成果というより、楽器の品評会になるのでは? と素人は思ってしまいました。学校が強制的に買わせているのかわかりませんが、スポーツの選手権はフェアーにプレーできるよう公認の道具が決められているのに(水泳の入江君の世界記録未公認など)吹奏楽にはそのようなルールはないのでしょうか? であれば、安い楽器で一生懸命に練習した学校は不利ではないでしょうか? 最近の吹奏楽は間違った方向に行っていると思うのは、私だけでしょうか? 文部省吹奏楽認定マークとかないと、出られないことにしたほうがいいのでは?
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
私はフルートしか知らないので、フルートに限った話をします。
中学生でしたら、おおむね、フルートを始めて数年~4・5年以内の初心者がほとんどでしょう。一握りの天才的に上手い人たちを除外し、普通の人の場合を考えると、これくらいのフルート歴では、(手入れの行き届いた楽器を使う限りにおいて)楽器よりも、奏者の腕前の方が演奏に影響するずっと大きいファクターです。高級楽器を使っていても、「いい音」に決まっているわけではありません。よほど腕達者な生徒さんを集めない限り、「高級楽器」を使いながら、(楽器に比べて)悲しい状況になっていることもしばしばあるでしょう。逆に考えると、上手い生徒さんばかり集めている学校に分があるというのは仕方ないですね。「100万円のフルート」については、ケースバイケースで、単なる親バカのこともあれば、本当に「一握り」の上手い生徒さん(かつ、裕福な家庭に恵まれている)ということもあるでしょう。
学校の吹奏楽のことで、困ったことだとして良く聞く噂は、楽器のグレードよりも、楽器の状態です。リペア技師さんたちが絶句するような悪状態の楽器を使いながら、上手く吹けないのが自分の練習不足のせいと思いこんでいるケースもしばしばあるようです。楽器のアップグレードは難しいにしても、楽器のメンテナンスくらいは、楽団のPTAとして働きかけてみてはいかがでしょうか?
良いアドバイスをありがとうございました。
学校の出入り業者のリペアの方に聞いてみました。先生と店長の話がまとまれば、1日まるごと、リペアに行ってもいいとのことでした。実現すれば、非常にありがたいお話です。しかし、「音には限界がありますよ」とのことでした。自分の子供だけは、がんばれば、高い楽器も買えますが、吹奏楽は50人でするものです。全員分の楽器を買うことはそれぞれの家庭の事情があります。親御さんの離婚された家庭もあります。かなり。努力を平等に評価してやりたいと思っているだけですけどね。
とりあえず、リペアについては、動いてみます。
No.13
- 回答日時:
話がそれますが、メンテナンスについてコメントさせてください。
フルートの場合、楽器の使用により、
○タンポというトーンホールを塞ぐ部分がゆがみ、密封度が次第に悪くなる。
○さらに、扱いが悪ければ、タンポが破れる。
○機械部分に汗や手の脂が浸透して、腐食、そして摩耗の原因になる
○そうでなくても、次第にメカがすり減ったり、歪んできて、ガタつく
○扱いが悪ければ、キー自体が変な角度に曲がっていく
などの症状があり、これらは、音が出ない、音が悪い、再調整を困難にする、寿命を短くする、等の原因になります。ほかの楽器も同様のことが起こりうると思います。こういうことから、私は、アップグレードも良いですが、楽器の状態も考慮してくださいな、と申しておりました。
私の場合、フルートを半年に一回程度、知人の技術者さんにメンテナンスを依頼しています。このインターバルは、ある意味、予防的措置な部分もあります。工程はおおむね数週間です。タンポの調整とメカの内部点検だけならば、おおむね、8000円程度、それ以上の作業や部品交換がある場合はそれプラスアルファというところです。また、タンポ全交換は5万円~10万円くらいです。普通のタンポならば、5年~十数年くらいが全交換の目安です。私の知人は、キーを強く押していたので、購入後2年くらいで全交換していました。
たとえば、ヤマハの入門用機種は、メーカー側としても消耗品として考えているようで、長年の使用により、復旧しがたいくらいの劣化が避けられないそうです(そういう箇所を頑張って復旧しようとすると、えらく高くつくでしょう)。また、フルートの話ばかりで恐縮ですが、たとえばムラマツの有名な入門機種でしたら、相当長く使えるようです。いずれにしろ、こういう事情もあり、多くのリペア技術者さん、お店、そして先生は、将来的には買い換えをと、薦めていると思います。
ありがとうございました。参考になりました。
高くても必ずしも、いい楽器とは言えないと思いますが、
逆に安くても悪くはない楽器もあるということでしょうか?
近くの店では、村松は販売していませんでした。
No.12
- 回答日時:
私は、中学からフルートを始めて○十年続けています。
また、社会人になってから数十万円~200万円位のレンジの楽器を買ったり買い換えたりということを何度か経験しております。甚だ多少ではありますが、そういう楽器の価値についても理解があると思っております。>最近の吹奏楽は間違った方向に行っていると思うのは、私だけでしょうか?
別のところで聞いたのは、部員の(個人持ちの)楽器をやはり高級楽器でそろえるよう顧問の意向が(部員の保護者に)働くケースがあることもあるそうです。高々、中学・高校の吹奏楽の部活動のために高額な楽器を要求するというのは、一般常識から逸脱しているようにも思いますし、そのとおりでしょう。もしもそういうことがあちこちで横行しているのでしたら、ナイーブに考えてちょっと妙な世界ではありますね。しかし、個人個人の事情があるでしょうから、一斉にそれを取り締まる、ということは困難でしょう。
>100万円もするフルート
これについては前にも触れましたが、
ケース1:それらの生徒さんたちがとても上手で、吹きこなしてしまっている場合、「間違った方向に行っている」と言ってみたところで、やっかみになってしまうかもしれません。
ケース2:それの生徒さんたちがそれなりの場合、高級楽器を使ったところで、それなりの演奏しかできませんから、別に憂慮する必要もありません。
>値段が高い楽器はそれなりによいでしょうが、そんな高級楽器で演奏したら、いい音に決まっているのでは?
一つは、既出のポイントですが、良い楽器であっても、吹き手の実力が伴っていなければ、入門用機種を吹いているのとあまり大差はありません。たしかに、上手な人は、洋銀のフルートよりも総銀(あるいは金、あるいは木管)のフルートをより好んで吹く、というようなことはあるでしょう。
次に、高級楽器を入門用の単なる延長上で考えておられるかもしれませんが、必ずしもすべてそれでは片付けられません。確かに高級楽器は入門用に比べて格段に丁寧に製造されていますし、(メンテナンスをしっかりしていけば)耐久性もあります。それに加えて、100万円もする楽器ともなれば、楽器メーカー、そして楽器ごとの個性や特性が多様化しています。我々買い手は、そういう特定の楽器の個性に惚れ込んで買ってしまうのです(あるいは、とりあえず買って、吹いているウチに気に入ってくる、という場合もありますが)。これが、多数のフルートメーカーが存在している理由の一つです。そして、手にした楽器と年単位の期間のつきあいから、少しずつ吹きこなしていきます。購入したその日から、その楽器の性能100%全開で吹けるというものではありません(普通の吹き手の場合)。
ちなみに、私は今、何年か前に30万円で買った中古のフルートをメイン楽器としてフルートライフを楽しんでおります。
力に合わせて、楽器をグレードアップできる仕組があるといいですね。
それができないから、初めから、バカみたいに高い楽器を買う中学生がいるのですね。ろくに吹けもしないのに、子より、買う親が異常ですね。
ありがとうございました。
No.11
- 回答日時:
野球部だって、専用グラウンド&合宿施設がある学校から、校庭をサッカー部と交互に使っているような所もあるはずです。
だから、吹奏楽部に限った話ではないと思います。
また、当方全国大会常連校にいましたが、他の学校とあえて違う所を上げるとしたら「楽器の質」というよりは「部員のモチベーション」だと思います。
私立はわかりませんが、私が通った学校は公立だったので、裕福な家庭ばかりとは思えません。
それでも、数十万円の楽器を持っている人はいました。
お子さんの真摯な姿勢が、親御さんの財布のひもをゆるませるのではないでしょうか。
なるほど、「部員のモチベーション」という言葉に少し救われた気がします。そういう私も、20万円もする楽器を子供に与えましたが、金があるから、際限なく、つぎ込むという今の吹奏楽が異常だと感じただけです。
ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
楽器を製作している者としては、やはり大量生産の安価な楽器よりも、一つずつ丹念に作り上げているもの評価をしてもらいたいです。
ただ、価格が上がることで楽器を演奏しようと考える人が減るとしたら、それは需要と供給の関係になると思います。
個人的には、学校だけで吹奏楽などの音楽を終わらせるのでなく、将来に渡って趣味もしく職業として考えているのなら、個人の裁量に任せて楽器を選ぶのもいいかもしれません。
しかし、音楽はひとりでできることではないので、まわりとの調和をたいせつに考えることですね。
この回答への補足
音楽にお金をいくらかけるか、その楽器をどう生かすか?
という質問ではなく、平等にコンテストをするにはどうしたらいいか?
という質問です。途中の方が、書かれているように、安い悪い楽器で3年練習した子と、高い質の良い楽器で3年練習した子は、どちらも一生懸命練習しているのに、等しく評価されないのは、コンテストの評価システムに問題があるのでは?という提案です。
親目線でなく、大半の買えない子供目線で、考えていただけませんか?
No.9
- 回答日時:
はじめまして。
中・高・一般で吹奏楽をやっていました。仕事も吹奏楽にかかわってきました。他の回答者さんがおっしゃるように、高い楽器を使ったからと言って、使いこなせなければ、
ただの「宝の・・・」になります。
確かに、通販や紙上ショッピングに出ているようなものは、
後々を考えるとおすすめできませんけれども、安い楽器でも
メンテナンスがちゃんとされていれば、なんの問題もありません。
しかし、実際吹いている子達は自分の楽器が、
どんな状態なのか(調整がされているのかどうなのか)わからず、
吹いている子達が多いです。
顧問の先生もわからなかったりします。
調整してあげると「こんなに、楽に吹けるの?」と、驚かれます。
学校の近くや、学校専属のリペアマンが付いているといいですね。
この回答への補足
回答、ありがとうございました。
なるほど、調整すれば、安い楽器でもいい音になるのですね。
評価する審査員は、楽器の差は抜きに、演奏技術のみを評価してくれているということでしょうか?
うちに来る調律師の人が、言ってましたが、中国楽器も調整すると、高級楽器の音になると・・。本当か、どうか、わかりませんが、リペアマンの育成は、音楽の振興に重要だということは、なんとなく理解できます。高級楽器を買うよりも、むしろ効果があるのかもしれませんね。
No.8
- 回答日時:
こんにちは
>吹奏楽コンクールに楽器の制限って、ないのですか?
楽器の制限だけでなく様々な制限がありますが、コンクールに関係する規定は、次の2つだと考えます。
・加盟団体に関する登録規定
・全日本吹奏楽コンクール実施規定・審査内規
参考URLで参照して下さい。
参考URL:http://www.ajba.or.jp/kitei.htm
ありがとうございました。
ただ、規定には、当然ですが、楽器の細かな規定はないですね。
最近趣味でやっているゴルフも、飛びすぎるクラブはコンペでは使えないそうです。飛びすぎる楽器の規制は難しいでしょうね。
確かに難解な、やっかいな問題ですね。
できれば、規定に「審査員は楽器の質にとらわれず、演奏の技量を推量すべし」と入れてほしいですね。
No.7
- 回答日時:
中学・高校時代の4~5年は、大人になってからの4~5年とは意味が全く違います。
上手くなる人は本当に圧倒的に上手くなります。まあ、あんまり「吹奏楽」(もしかたら日本では「楽」じゃなくて「学」なのかもしれませんが)に染まりすぎると駄目ですね。音楽は学ではなくて芸術(アート)ですから。
ありがとうございました。
確かにそうですね。musicを音楽と訳した時点で、想いが込められていますね。残念ながら、私の学生時代は「音学」でした。「音楽」になったのは、「学校の音学」から離れた時でしょうか?
楽しんで欲しいのに、コンクールで金賞をとることしか考えられなくなっている子供たちが、なんか・・・
No.5
- 回答日時:
間違いなく個人の楽器だと思います。
さすがに学校所有の楽器で100万円のフルートはないです。ですが、フルートは数百万という楽器も普通にありますし、そういうのを実際に個人で持っている人も多いです。他の方の仰るとおり下手なうちは楽器の差はでない、というのも確かですが、ある程度以上のレベルになってくると楽器の差は歴然としてきます。いい楽器を使っている人は上達も早いですし、音楽的な感性もつきます。とくに、中学・高校くらいの伸びる時期に良い楽器に触れられれていれば圧倒的に伸びます。
>であれば、安い楽器で一生懸命に練習した学校は不利ではないでしょうか?
>最近の吹奏楽は間違った方向に行っていると思うのは、私だけでしょうか?
私は、これには絶対に反対です。それこそ吹奏楽の目的は、コンクールで勝つことではないはずです。もともと音楽は、競うことが目的じゃないでしょう。それぞれの出場者がベストだと思う楽器を持って、ベストだと思う演奏をするのは当然だと思います。
>文部省吹奏楽認定マークとかないと、出られないことにしたほうがいいのでは?
こんなの、悪平等以外の何者でもないです。みんなで足の引っ張り合いをして最低レベル(という平等な状態)になっているのがいいですか。
将来、世界中を感動させてくれるであろう天才をつぶさないでください。
お子さんの楽器に100万円も使うような家庭であれば、当然、親御さんも音楽に理解もあって相当な期待をかけているはずです。
この回答への補足
お金のある子はいいです。親がいる子はいいです。
そうでない子供たちの立場で、考えていただけませんか?
裕福な子供が、親に与えられれた高級楽器で演奏している
学校ばかりが、金賞を取っている傾向はありませんか?
一方的なQ&Aで残念です。
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