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映画会社の人間がある作家の作品を映画化しようとして交渉するシーンなんですが、収益の*パーセントを配分すると提示したあとで、「風と共に去りぬがいまだに利益を生んでいないことを考えると、そんなもの雀の涙みたいなものだけどね」というようなことを言うんですが、風と共に去りぬといえばギネスに載っているほど売れた映画ですよね。実は作家のほうにはお金が入らなかったというような裏事情があったのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。

A 回答 (4件)

よくはわからないのですが、映画データベースのトリビア欄によると、映画化に伴いプロデューサーのセルズニックは、原作者ミッチェルから、「当時としては破格値の大金」5万ドルで権利を買い取ったそうです。

さらには、興行成績から判断したのか1942年に「それでは足りないと気づいて」5万ドルのボーナスを提供したとあります。逆にいえば、その後、映画が売れ続けているにもかかわらず、それだけしか作家には支払われていないということなのかなとも思います。

一方で同欄には、映画の権利がさまざまな事情で、時には「つまらない」転売を繰り返し、最終的にMGMが240万ドルで買い戻しているとあります。映画自体は初公開時だけで2000万ドルという売り上げを記録してはいますが、転売の影響で誰も最終的には大して“儲け”ていないのかもしれません。少なくともプロデューサーは、会社の経営が火の車になるなったからこそ、権利を「つまらない」額で売り渡したそうです。

いずれにせよ、それほど誰もが知っているような裏事情があるわけではないように感じます。その記述は、わかる読者にだけ「ああ、例のあの噂ね」と思わせるトリビアなネタか、何かの伏線か、あるいは、よくある単純な誤訳ではないかと思うのですがいかがでしょう。

参考URL:http://www.imdb.com/title/tt0031381/trivia
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。やっぱり語訳だと思います。ご意見をうかがって確信が持てました。参考リンクもありがとうございます。豊富な情報量で、今後も役に立ちそうです。

お礼日時:2009/09/05 00:22

その本のタイトルを教えてもらわないとなんともいえないですね。


翻訳かどうかもわからないわけですから。
「風と共に去りぬ」は誰もがいうように、公開時にすでに利益を上げています。
作家がいいかげんに書いたのかもしれません。
また、原作者に収益の何パーセントというのは、昔はなかったと思います。
安い値段で売ってしまい、あとで悔しい思いを、というケースが多かったようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。皆様の意見をうかがって確信が持てましたのでこのあたりで締め切らせていただこうと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/05 00:25

 事情も知らぬ門外漢が失礼いたします。



 御質問に書かれた文章を拝見すると、No.2の方も書かれているように誤訳ではないでしょうか。
 収益配分の話をしてそれが雀の涙、と言うのであれば、引き合いに出されるのはもっと利益がもらえる、という話でしょう。
 とすると、ここは未だに「利益を生んでいない」ではなく「未だに生んでいる」と捉えた方が自然では。
 No.2の方によれば公開時に2,000万ドル(当時の金額そのままとしたらとんでもない数字です)売り上げた、とありますし、利益を生んでいない筈がありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。やっぱりそうですよね。おかげさまで確信が持てました。

お礼日時:2009/09/05 00:27

正確な年月日を覚えていないのですが、この作品が映画化に向けて動き出したのは小説が出版された1936年よりも前でした。


というのも作者のマーガレットミッチェル女史が、この映画のプロデューサーであるデビッド・O・セルズニックの事務所で働く女性と旧知の間柄だった、という経緯があります。
この女性(名前は忘れましたけど)はストーリーアナリストのような立場で働いていて、ミッチェル女史が小説を書いたので感想を聞かせてと、出版前よりもずっと前に読んでもらっています。

ストーリーアナリストというのは日本では聞き慣れない職種ですが、小説や映画化の決まっていないシナリオなどを読んで、内容が映画向きかどうかを分析し、プロデューサーにそのリポート提出をする、というような仕事です。

で、この女性が友人であるミッチェル女史の未出版小説をセルズニックに映画化すべきだ、と売り込むことになります。
この作品はMGMで製作されますが、セルズニックはMGMの社員プロデューサーではなく外部の人間で、当時のMGMには若き天才と呼ばれたアーヴィング・サルバーグとMGMを世界一の映画会社にした、独裁者ルイス・B・メイヤーという二大巨頭が君臨しており、セルズニックとしてはこの映画の利権を奪われたくなく、いろいろと画策しました。

撮影は主役のビビアン・リーが決まる前からスタートしており、そんなことからも小説が大ヒットする前に、MGMから資金を出させる契約に漕ぎ着けることに成功したのだと思います。

こういったいきさつがあったので、読まれている本の中に質問者さんの腑に落ちないところがあるんじゃないでしょうか?
出版の翌年37年にはピューリッツァー賞を受賞しますから、ミッチェル女史にそれ相応のお金が入ってくるのは、映画化がかなり進行してからだったのではないでしょうか?

「THE MAKING OF A LEGEND: GONE WITH THE WIND/風と共に去りぬ/幻のメイキング」という1988年の作品がありまして、上記のことが描かれています。シナリオもちゃんと出来ていないまま撮影がスタートし、監督がコロコロ変わるんで、関係者が右往左往する様子が映画以上にドラマチックです。終いには「シナリオは存在した。セルズニックの頭の中だけに」なんて感じで、いかにハリウッドの映画プロデューサーが独裁者だったかがわかって面白いです。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=4 …
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございます。先日デヴェロップメントヘルの質問にも答えていただきましたね。とても助かりましたありがとうございます。

お礼日時:2009/09/05 00:18

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