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鬼滅の刃の作画。CGは何であんなにすごいのですか?

鬼滅の刃やアニメにすごく詳しくはありませんが
私が見た中で鬼滅の刃ほど動画やCGが映画並に
すごいと思ったアニメはじめてです。

例えば映画の無限列車は映画なのでわかるのですが
アニメの無限列車編も映画の質と変わらないくらい
同じカットなのかはわかりませんが
同等のレベルで作られてて凄いと感じました。

遊郭編からの戦闘シーンはもはや
映画レベルの作画。CGでアニメでは異例なくらい
過去一自分が見たアニメの中で凄いと思いました。

逆にアニメから入ったので漫画も凄いのかと思って
読んでみたら。作者の方やファンの方には凄く失礼ですが
何これ?って思うから下手すぎて驚きました。

部分的にアニメで凄い作画はありますが
何で鬼滅の刃のアニメはあんなに作画やCGがすごのですか?

A 回答 (6件)

私はアニメ業界の人間ではありません。


ふだんからアニメをよく見る人間でもありません。

ただ、「TVシリーズなのに映画並みにすごいアニメ」は他にもちらほらありはすることを知っています。

先日話題になった東洋経済2023年5/27号「アニメ熱狂のからくり」で、S級に分類されたアニメ会社はみな、このぐらいの質で世に送り出す能力自体は持っています。それ以外の会社も、寡作なだけで、Ufotable以上にすごい作画のアニメを作れる会社はあります。

また質問者さんは

>例えば映画の無限列車は映画なのでわかるのですが
アニメの無限列車編も映画の質と変わらないくらい

こう感じられたのかもしれませんが、TVアニメ版無限列車編はそもそも、第2~7話は劇場版を6分割にプラスマイナス多少しただけですよね。
それに第1話は明らかに劇場版無限列車編よりお金がかかった豪華な絵でしたよね…。(第2~7話も、今の資金力でもっかい作り直してくれないかな?煉獄さんの最後の活躍するエピソードなんだからもっとこう)
遊郭編はもうはっきり、第一期の竈門炭治郎立志編よりもつぎ込めるお金の桁が変わったのだということが見てとれます。
一例として蝶屋敷のカットを添付します。

これは劇場版無限列車編の大ヒットで製作会社が今まで以上に投資できるようになったことが一つにあると思われます。
最終編に向けていろいろ準備しているのもあるんでしょうね。無限城の造りこみにはそういう意図を感じます。

ただ、
話を戻しますね。
上に書いてきたことはご質問を半ば否定してますよね。もっとすごい作画のアニメあるよと。
ですが、「鬼滅の刃」の作画がすごい、というのはアニメファンでも認めるところだそうです。
そしてそれは第一期からでした。
第一期から、アニメを毎週見ているような人でも「この作品は作画が凄い」と思わせる力の入りぶりだったそうです。

劇場版「無限列車編」の大ヒットは適当に作った作品がたまたまヒットしたのではなく、ヒットさせるべく、アニメ制作会社アニプレックスが打てる手をひとつひとつ丁寧に積み重ねていった上にあるものでもあるのです。
作品のテーマ自体が「一人ひとりが弱くとも、みんなで繋いでいこう」的なものであることを考えると感慨深いです。

そしてその作画のすごさも、「鬼滅の刃」をヒットさせるために打った手のひとつです。
なぜ「鬼滅の刃」だったかというと、
・まずそもそもUfotableという制作会社が、生存戦略として「一年に制作する作品数を絞って、でも可能な限り画質の高いアニメを送り出そう」という方針であったこと
・詳細まではわからないが、アニメ化を企画した制作会社アニプレックスが自社がプッシュする次世代の柱に「鬼滅の刃」を据えたこと

この2つが絡んでいるように思います。特に2つ目です。

「鬼滅の刃」の連載が始まったのは2016年の2月ですが、1年もたたないうちにアニプレックス、名物プロデューサー高橋が企画を集英社に持ち込んだことでアニメ化が始まりました。
これ自体は、週刊ジャンプは週刊漫画誌の雄ですから、新連載をアニメ会社が青田買いするのはよくあることではあるようです。他のアニメ化を見ても同様ですからね。

これ自体はWikipediaの「鬼滅の刃」(アニメ)」の制作の項目で詳しいのでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E6%BB%85 …

ただ、異例だったのは、このときアニプレックスが「鬼滅の刃を大プッシュしよう」と決断したことです。

そのため、アニメ「鬼滅の刃」は当初から品質の高いアニメにするため、かなりの資金をつぎ込まれ、たいへんな尽力がなされていました。
私はアニメファンではなかったので後から知りましたが、このアニプレックスの大決断はアニメファンの中には察知している人もいたようです。
「アニプレックスは何か、社運でも賭けているのか」とからかい半分ながら驚きをもって受け止められていたと聞きます。
2019年前のアニメ化に関する話題でも「かなり異例の注力ぶり」だったという逸話には事欠きません。
第一話の背景である雪山を描くためだけに、複数のスタッフが何度も長野の雪山にロケに行った、第一話放映の半年前から録音が始まっている(声優が鬼滅ラヂオという番組第1回で明かしています)、アニプレックスのお偉いさんが鬼滅にどれだけ期待しているか放送前に話す、本来なら放送権を節約するため、放送する局を絞り込むが、「鬼滅の刃」は放映での収益を捨て、より広く視聴者を獲得するためにできるだけ幅広い媒体で見られるようにする新しいビジネスモデルを採用した、などなどです。

最後の「既存のTV依存を捨て、新しい収益モデルへ戦略を転換した」についてはこちらの記事3ページ目などにありますのでどうぞ。

鬼滅の刃がTVアニメでもTVの枠にはまらない必然
もはやTV放送が作品を最も輝かせる恒星ではない(東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/461664

つまり、アニプレックスは結局のところ、本当に社運を賭けていたのです。
2000年代からのアニメの収益モデルの劇的な変化、おそろしい勢いで減っていくソフト&レンタル需要、台頭する配信サービス、こうした時代の変化に適応して生き延びるため、ヒットしそうな、次期モデルの軸となり得る作品を探していた。
その時、アニメファンにも敏腕プロデューサーとして知られる高橋が、ダイヤの原石である「鬼滅の刃」を見出した。

だから、「鬼滅の刃」は最初から、多くの人の目に留まるように作られた。
刀と夜の戦闘を扱った実績があり、「少数精鋭な分、質の高い作画を作る」という理念のアニメ制作会社を選び、凝った豪華な作画を作り上げ、有名声優(ほんの数分、数語しかないキャラでも他の作品の主役級の声優を当てる)。

そういうところなのではないかと思われます。




以下すごいどうでもいい蛇足です。いわゆる自分語りというやつです。

私は2013年の初読み切り「過狩り狩り」以来からの作者・吾峠呼世晴のファンなので、連載第一話前からものすごく楽しみしていました。
だから
>何これ?って思うから下手すぎて驚きました。
これはちょっとショック笑

ただ、めちゃめちゃなファンでも下手って思う気持ちはよくわかります。
わかる、と思います。

特に初連載だけあって最初の5巻ぐらいまでは絵がこなれておらず、作者特有の目の力がまだない。
目が光りだして絵が安定しはじめるの自体が11~12巻ですが、それでもまだ漫画家としてはひよっこ、ようやく脂が乗り始めたなと思うのは19、20巻あたりです。

特に、週刊連載、とりわけ週刊少年ジャンプは「週刊連載が過酷すぎて画力にはデバフがかかる」と言われていますが、鬼滅では特によく感じたのがギャグのシーンでの省略の仕方です。
単行本を読むとはっきり感じますが、小さいコマだと明確に省エネで描いているんですよね。足なんかふにゃふにゃの線で「とりあえず何を描いているのかわかればいい」と言った感じがあります。
バトル描写も、ドラゴンボールという燦然たる無二の才能と比べてしまえるので、かなり弱く感じますよね。

ただ、ファンとしてこれだけは言いたいです。
「鬼滅の刃」ではアニメは漫画よりも絵が整っています。アニメーターという、絵を仕事にしている中でもトップクラスの絵のスキルが高い人たちが描いているのですから、「絵の整い方」は新人漫画家では比べものになりません。
さらにフルカラーで彩色され、撮影と呼ばれるエフェクトまで加わっているのですから、白黒の漫画では太刀打ちできない部分があります。

ただそれでも、わずかな表情の機微、ミリ単位どころかミクロン単位で生み出された線の集合が作り上げる絵の魅力というもの、これが最高地点にある絵は漫画にしかないです。
なぜかわかりませんが、漫画のほうにしか感じないたまらない魅力というのがあって、私はこれが「鬼滅の刃」の吸引力の一つだと思っています。
絵が下手下手と言われ続けながら、作者が連載を取れた理由の一つだとも思っています。
デッサン力が高く、なめらかな線で陰影まで操作するかのような絵づくりは漫画の迫力には欠かせませんが、やはり漫画は人間を描いたストーリーです。デッサン力が高いだけでなく、文脈の間に読者・視聴者に与える表情の機微が与える魅力と言うのが必要なのかなと思います。

特にしのぶの愛らしさと利かん気をまったく再現できていないのは不満です。

これ自体は編集者も似たようなことに言及していたことがあります。
面白いストーリーや魅力的なキャラ造型は漫画が担い、バトルのアクションはアニメが補い、原作の魅力を理解し引き出してくれたから最強のアニメになったのかな、と。
残念ながらリンク先はすでに消滅していますが…。
https://www.shueisha.co.jp/saiyo/archives/2022/k …

めちゃめちゃ長いわりに大半がいらん文章になった気がしますが…。
何か他にも疑問があれば補足ください。
「鬼滅の刃の作画。CGは何であんなにすごい」の回答画像2
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この回答へのお礼

鬼滅の刃だけ作画が凄いイメージがあったので
よくわかりました。

アニメの無限列車は繋いだだけなのは知りませんでした。昔ドラゴンボールSPが何十年ぶりに映画になり
その後、アニメで無限列車編のようにアニメ版ドラゴンボールが始まったのでそう思い込んでました。

ただ映画の作画は普通ですが、そのアニメのドラゴンボールの作画があまりに酷かったので鬼滅の刃の作画に異常に驚いてしまいました。

お礼日時:2023/06/07 13:16

結論、鬼滅の刃は鬼が夜行性のため、夜のシーンが多い。


夜は派手派手な演出が容易で凄く見える。
鬼滅の刃に限らず、最近のCG技術は進歩しているので、時間と予算があれば素晴らしいものが作れる。
制作時間に余裕のない作品が多いので、手抜き作品と比べて鬼滅の刃がすごくよく見えてしまうバイアスです。

夜のシーンは簡単にすごく見える。
ポリゴン・ピクチュアズの10年ぐらい前のTVアニメ
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何で鬼滅の刃のアニメはあんなに作画やCGがすごのですか?


そうでもない。
凄く見えるのは夜のシーン。
暗い中、光の派手なCGは凄く見える。
ufotableは、「鬼滅の刃」以前に「Fateシリーズ」でも同じような、夜だけ派手で凄く見えるアニメを作っています。

ufotableに似た派手な演出が得意な制作会社は、MAPPAなどがあります。


夜だけでなく、昼の作画やCGもすごいのは京都アニメーション。
https://www.youtube.com/watch?v=0CJeDetA45Q
https://www.youtube.com/watch?v=4RObMhVbxZY

ウィットスタジオも昼夜しっかり描きます。
https://www.youtube.com/watch?v=YOIJOJsUkUg

プロダクション・アイジー
https://www.youtube.com/watch?v=-tdRyRQQBNw

最近できた会社だとスタジオバインド
https://www.youtube.com/watch?v=xBNIVFxZryM
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鬼滅の刃も凄いがチェンソーマンも凄い。

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鬼滅の刃の作画。

CGは何であんなにすごいのですか?
  ↑
それだけ、時間を使って丁寧に作った
ということです。
おそらくですが、時間さえかければ
どこの会社でも、同じレベルの作画は
可能だと思います。



鬼滅の刃やアニメにすごく詳しくはありませんが
私が見た中で鬼滅の刃ほど動画やCGが映画並に
すごいと思ったアニメはじめてです。
 ↑
粗製濫造が目立つ最近のアニメの中
では群を抜いていますね。



逆にアニメから入ったので漫画も凄いのかと思って
読んでみたら。作者の方やファンの方には凄く失礼ですが
何これ?って思うから下手すぎて驚きました。
 ↑
だからです。
鬼滅の刃は、当初は話題にならなかったのですが
アニメにしてから大ヒットしたわけです。



部分的にアニメで凄い作画はありますが
何で鬼滅の刃のアニメはあんなに作画やCGがすごのですか?
  ↑
時間をかけてしっかりと作った。
そしたら、それが大ヒットした。
それで、当初の姿勢を続けて、しっかりした
モノを作った。

こういう良循環だと思います。
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鬼滅の刃の「アニメ・映画」のコンテンツにどれだけ力を入れているかということです。


実際にアニメに力を入れたことで明らかにジャンプ読者層以外の人(要は女性)に、ヒットしていますよね。

もともと「絵」以外は女性に響きそうな要素がありました。
(血まみれや腕や足がなくなるなどの残虐シーンや言い訳のような裏話など)
だから女性好みの絵にして、映像として売り出したのです。
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