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なぜユダヤ人はドイツ含み、ヨーロッパの部分部分で嫌われたんでしょうか?
歴史をみるかぎり、ユダヤ教だからという理由よりも、もっと人種的に何らかの特徴(たとえば日本人なら言いたいこと言わない民族とか、中国人は周囲の影響を考えない民族とかそんな特徴)をとらえて、戦争や迫害が起こっているように見えます。
そもそもユダヤ人とはユダヤ教徒のことなのか、民族(イスラエルの一部の人たち?)を指すのか、どのようにとらえたらいいでしょうか?
加害者、被害者ではなく、ユダヤ人は近隣諸国の他の民族から見て、どのように見え、何に反応してるんでしょうか?
ポイントが3点になってしまいましたorz
1点づつでも良いのでよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 #2です。


 うーん、『歴史的にみれば』宗教に起因すると考えるのが簡単だと思うんですが、たぶん質問者さんはいろいろ思うところがあるんでしょうね。短くまとめなきゃいけない質問文からは汲み取れないのが難しいところですが。

 ただこういう質問を本質的なところまで突き止めようとするのは難しいのではないかなと思います。なぜ黒人は差別されているのかその答えを導くのが難しいように。
 まあ前置きはこのくらいにして。


 ユダヤ人がいわゆるヨーロッパにおいて排他された原因はお金だけじゃないですよ? 先の回答にありますが、「イエスを殺した恨み(キリストの深い教義的には無意味だと思いますが)」を根源に差別で職業を制限するなどして優越感に浸っていたのに、思惑とは逆に成功されてしまったというやり場のない憤り、ナショナリズム、そういった「流れ」を通して、形成された反ユダヤ観ですし。金銭的なものはあくまで最後の結果です。

 あ、あと、最初に断ったと思いますが、これは『ドイツ含み、ヨーロッパの部分部分で嫌われた』背景の話です。『いつまでたっても戦争が終わらない』の戦争がどれを指しているのかわかりませんが、パレスチナ紛争のことを言っているなら、また変わります。


 ユダヤ人の民族性として挙げるなら、選民思想でしょう。やはりこれも宗教に因るものですがw(というか「性格」というのは「環境」によって作られるんです《※》。そしてその「環境」は主に「周囲の人」との出会いですが、その「周囲の人」の人格に影響を与える大きな要因が「宗教」なんです。)

 《※》逆に遺伝子によって形成されるという説もありますが、まあこれは複雑ですので置いておきます

 選民思想というのは、ユダヤ人は選ばれた民族だという考えです。特殊な民族なので、神ヤハウェから特恵が得られる、自分たちのための救世主が現れる、と考えているんです。そのために過去に神と結んだ契約を絶対に守る(戒律を守る)。

 世界に散ったユダヤ人はこの信仰を捨てなかった。かたくなに守った。と同時に、そのことは他民族(つまり散ったユダヤ人が住んでいる国の主要民族)の拒絶を意味します。これがすごいことです。
 移民とは多かれ少なかれ、移住先の文化に同化していくんですが、ユダヤ人の場合それをしなかった。これは強い選民思想を持っているからです(ユダヤ人としてのアイデンティティーを捨てることは、ユダヤ人が得られる特恵を放棄することにつながりますから)。


 ユダヤ人は多民族から差別されると同時に、宗教的にはユダヤ人が他民族を差別しているわけで、ユダヤ人がそのなかで浮いた存在になるのは必然と言えるのかもしれませんね。
 民族がたくさんあった古代では、差別も分散されるでしょうが、キリスト教を軸とするヨーロッパ人というくくりができると、ユダヤ人に差別が集中するのも不思議ではない気もします。

 言葉が至らないところがあったらまたご指摘ください。長文失礼しました。
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この回答へのお礼

わざわざ追記ありがとうございます。
わかりやすかったのと選民思想は参考になりました。
ユダヤ人の知り合いもしくは接する機会があったらいいのにとか思います。
歴史と宗教、私が思っている以上に根深いようですね。
私は日本から出たことがないので(数日の旅行除く)いろんな国民の気持ちがわからないところが多くて、もう少し広い視野で見ようと思います。

お礼日時:2009/09/10 15:56

こんにちは、はじめまして。



ほぼNO.2さんの仰っていることでいいと思います。
が、少し補足させてください。

>ユダヤ人は商売を成功させた⇒うらやましい

は、ちょっと違うのです。
昔のキリスト教的には、「商売をする」=直接的に金銭を儲けるために働くことは、最も卑しい行為なんです。こういう職業に着いている人は、土地も財産も技術もないからやむを得ず商売人をやっていて、周りの軽蔑の視線に耐えなければならなかったのです。
ましてや、お金とお金をやり取りして金融業を営むなんてのは、卑しいの最たるものなんですよ。ユダヤ人たちは、ずっと最も卑しまれて当然の存在だったんですね、その立場に耐えるしかなかった。
だけど、その卑しいユダヤ人たちが、その汚い商売で、多くの富を得て、贅沢に暮らしている。卑しい方法で得たお金で、自分たちの生まれながらの土地を奪い、堂々と家を建てて住んでいる。→なんという恥知らずな奴ら
に、なっちゃうんですよ。

しかも、ユダヤ人は、独自の宗教と選民思想で誇り高く結束していますし、堂々としていますから。
ものすごーく生意気で腹立たしく、自分の国でもないのに堂々と定住しちゃって、わけのわからない儀式やっているし、不気味~!みたいな気持ちが1000年以上も…。 あとはご想像にお任せいまします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2009/09/12 19:39

 ユダヤ人というのはバビロン捕囚以降に多く呼ばれる名前で、本来の自称はイスラエル人です(今も使いますよね)。

そしてヘブライ人というのは多民族による呼び名です。まあこの3つは同じと捉えてかまわないと思います。

 ユダヤ人は本当に不運の民族で、様々な民族から複雑な理由で敵視されてきましたが、ヨーロッパということに限定すれば簡単です。
 ヨーロッパ人の精神に根付くのはキリスト教だということは想像に難くないと思います。それを前提にお読みください。

 実はイエスはユダヤ教徒だったのです。ところが当時のユダヤ教の主流派を批判したために弾圧されるわけです。それがイエスの磔刑につながるのですが、この経緯から「主イエスを殺したのはユダヤ人」という考えが生まれ、自然とユダヤ人を敵視するわけです。十字軍の時代にはキリスト教がヨーロッパ社会の中核となったこともあり、激しいユダヤ迫害が行われました。

 中世になると教会は差別的な政策として、ユダヤ人の土地所有を禁じました。農地などを持てなくなるわけですから、しぜんに金融業を営むユダヤ人が増えるわけです。営利とか蓄財とかが疎まれる当時、金融業なんて職業は賤も賤、卑しい仕事は憎きユダヤにやらせとけ、という風潮が生まれました。

 ところが、皮肉なことに、真面目な気質や、逆境を幾度も乗り越えてきたタフな精神、教育に力を入れる民族性などが効を奏して、ユダヤ人の中で金融や商業で成功するものが現れます。この時からユダヤ人への嫉妬(特に富に対して)といった感情が生まれました。

 近代に入り、啓蒙思想の時代になると、ユダヤ人は能力をかわれて解放された……ように見えるのですが、今度は、18世紀から19世紀にかけて「国民国家」つまり単一民族あるいは同質的集団で構成される国家の時代を迎えると、ナショナリズムのもと国民の団結を図るために、各国に散らばっていたユダヤ人はそのやり玉となります(共通の敵を作ってそれを憎むことで団結する、という手段は悲しいことに今でも用いられますよね……学校のいじめも一種のそれです)。

 先に述べたユダヤ人の成功に対する嫉妬は、この頃、一部のユダヤ人が金融業で財閥(ロスチャイルド家など)を形成するほどに社会で大きな影響力を持つようになったことから、さらに増大し、ユダヤ人に対する反発を生みました。

 こうしたことを背景に、20世紀の超国家主義(極端なナショナリズム)に基づいてナチスドイツのホロコーストが起きてしまったのです。

 以上歴史的な側面から簡単な説明をさせていただきました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ユダヤ人は商売を成功させた⇒うらやましい
が根底としても、お金は一つのシンボルであり、もしお金への嫉妬心だとしたら中国と日本はもっと戦争をしていてもよさそうです。
もちろんアメリカの存在が怖いのかもしれませんが、商売の上ではかなりパイプは太いです。
同様に、金持ち勤勉ユダヤ人は世界で日本人ぽく扱われてもよさそうな気がします。
しかしながら先の質問にもあるように、性格的に何か反応する、もっとシンプルな要素があるような気がします。
正確にはユダヤ人が嫌いなヨーロッパ人達は、どこかユダヤ人を見下している印象を受けます。
いつまでたっても戦争が終わらないのも宗教的背景、やられたからやり返す論だけでないように感じています。

お礼日時:2009/09/10 13:54

ユダヤ人はユダヤ教徒のことでもあるし、民族のことでもあるんで一概に言えない。


改宗したからユダヤ人ではないなんて欧米では言うこともあるみたいだよ。
日本では概ねイスラエルに住んでるユダヤ教徒のことだね。

迫害を受けたのはキリスト教との確執とか色々あるみたい。
宗教問題なのかなー。
概ね勤勉で優秀ってゆわれてて、天才的な学者や大企業のオーナーのユダヤ人も多々居るってのも嫌われる原因かも。
金融関係に強くてイギリスやフランスで一番大きい銀行のTOPはユダヤ人だったりもする。

反応してるのはやっぱりお金だよね。
二次大戦当時、イギリス・アメリカは戦争の費用をユダヤの大財閥ロスチャイルドに立て替えてもらったことがあって、戦後にエルサレムを寄こせって言われたのに逆らえず今でも確執が続いてるってわけ。
アラブからすればいきなり追い出されたわけだから。
当時ほど影響力はないけどユダヤ人はまだまだ強いし、お金を握られてるとイギリスやアメリカも無碍にできないから。なっかなか問題は解決しないんだな。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/10 13:55

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