No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ものによりますが、安い製品だと10年~15年程度、ドライバーユニット単体で取り引きされているような高級品だと、フィクスドエッジや布エッジで20~30年程度、ゴムエッジで10~20年程度、ウレタンだと5年~15年程度、でしょう。
安いスピーカーは、内部のパーツに劣化の早い電解コンデンサを多用しています。これは、室温(25度C)でも15年程度で所期の性能を発揮しなくなるので、この時点でアウトということになります。交換すれば電気的な性能は回復しますが、音質は良くも悪くも変わってしまいます。
ドライバー単体で見ても、ウレタンは紫外線と湿度で急速に劣化し、ベトベトしはじめ、最終的にはモロモロになって崩れ落ちます。ゴムの方が多少マシですが、これもいずれは劣化します。交換用のパーツも売られていますが、機械的な特性が全く同じというわけにはいかないので、これも音質の変化を避けられません。
フィクスドエッジ(ダイヤフラムの端がそのままエッジになっている)や布エッジはかなり長持ちしますが、湿度や振動によって機械的な特性が変化し、やはりヘタってきます。半世紀を超えて使い続けられるのは、それなりに良い条件が整った場合に限られるでしょう。
また、これらとは別に、スパイダーネットの老朽化、接着剤の剥がれ、ボイスコイルの錆・断線など、様々な事情で老朽化していくので、永久に使えるスピーカーというのは、おそらく存在しないでしょう。
>> 結構古いスピーカーも中古で売っていたりします //
理由としては、
(1) 実際にほとんど劣化していないので、今でも通用する
(2) 今では新品で手に入らない設計だったりするので、中古価値がある
(3) 多少ヘタっていてもそれなりの音がするので、予算に限りがある人に需要がある
(4) どんなスピーカーでも永久に使える、という思い込み
(5) 過去の栄光
などがあるでしょう。
>> 年を経るとともに音はどう変っていくもんなんでしょうか //
言葉で表現するのは難しいですが、あえていえば、まったりした音になっていきます。特に、ダイヤフラムが紙の場合には、そういう傾向が強いでしょう。本当に劣化してくると、しっちゃかめっちゃかな音になります。
もっとも、「経年変化した後の音」しか知らなければ、ふ~んこんなもんか、と思うでしょうし、毎日聞き続けていたら、日々の変化な微妙なので変わったことに気づかないのがふつうです。その意味では、あまり気にする必要もない、といえます。
No.4
- 回答日時:
はじめまして♪
私もスピーカーが好きで、小学生の頃から、、、(ほとんど父の影響かぁ~ 笑)
ウレタン系のエッジを採用したユニットは、早い物だと3年でエッジが無くなりました。フォステクスFF125(初代機) まぁ、保管環境も最悪でしたけれど。
他にフォステクスFW-100は5年程(車のすぴーかーに利用)
布製エッジでも、倉庫代わりの部屋に数年放置してたら、テクニクス10F14やビクターSX-3で エッッジ部にシワが出てしまいました。(小音量での音出しはOK)
布エッジで古い物ではアルテック755(オク購入)や古いフォステクスFE83、FP163,などは10~40年近いのですが、外観上も動作上も健在です。
ゴム系エッジでは多分30年近いフォステクスUP203(変色あり)、まだ10年未満のダイナオーディオ、柔軟で機能的に健在と思います。
他に父が青年時代?入手した電磁石で動くスピーカー、エッジは鹿の皮張り合わせとの事ですが、20年位前に倉庫から引っ張りだしてみたら茶色い硬い皮だと感じたのですが、まだ存命だった父は「昔は柔らかくてしなやかなエッジだったはず」と言ってましたので、経年で硬化したのかと思います。
(学校でのイベントに使った乾電池、たぶん60~80本を直列にして、F.C.と書かれた端子に接続して、ラジオのイヤホン端子からV.C.と書かれた端子に接続し手のですが、ラジオの音量最大でも小さな音しか出なかったように記憶してます。 たぶん電池のどこかで接触していなかったとか、そもそも書かれた380Vに遠く及ばなかったからかと思いmすけれど、、、 お父さんと一緒に実験したのですが、1度だけの実験で、電池を20本以上使うのは禁止されてしまいましたからね。)
さてとぉ~、長々と書きましたが、20年前のパイオニア製スピーカーですと、かなりの頻度でウーファーエッジはウレタン製と想像します。
劣化が進んでいると、指でそ~っと押してみると、ベタっと指にくっついて、破れると思います。
もし、その状態でしたら、見た目は存在していても動作としてエッジの機能が無くなってます。
一般的には、この時点でとっくに寿命が過ぎていると判断して良いと思います。
一部のマニアは自力で修理に走るのですが、工作が得意程度では、失敗の可能性が50%ほどのようで、なかなか難しい様です。
私は壊れたユニットや、壊れても良いユニットが他にも沢山有るので、練習がたくさん出来ますけれどね(爆笑)
スピカーも経年で変化します。 でも一番大きい変化は億場所によりますよ~♪
No.3
- 回答日時:
古いヴィンテージ物の名スピーカーはエッジの張替え(ウレタンで10年)と出来れば磁気回路(永久磁石)の再着磁が望ましいかと。
(専門の業者さんがいます)高性能で音の良いとされているアルニコ・マグネットでも未使用の状態でも10年間で約5%磁力が減衰するといわれます。
つまり徐々に劣化するので認識しにくいだけですがね・・・
#2の方のように実際に所有されている機器での経年によるお話は実に説得力があり大いに参考になりますね。
・・・ちなみに私はAR-3aという30センチ、3ウェイ・アコースティックサスペンション方式のスピーカー(約40年前の米国製です。その豊かで若干甘い音色は今でも十分魅力的です!)を持っていますが、例に漏れずエッジ交換をしています。
また、意外にもコーン紙というのは丈夫で、よほど湿度の高い等劣悪な環境に置かない限り大丈夫です。
最近多い、ポリプロピレン(高分子化合物)やケブラー繊維をコーン紙の替わりに使用したものは音の伝達速度や内部損失に優れていますよね。(これら素材による一長一短はありますので、やはり最終的には出てくる音が全てではないでしょうか?)
あと、ボイスコイルも無茶な過大入力で焼き切れたり?しない限りOKです。
ネットワークのC(コンデンサー)もすぐに容量抜けを指摘する方がいらっしゃいますが(机上の空論?)アンプの電源回路等に比べれば全然OKです。
・・・というわけで今でも往年の魅力ある音で鳴っていますよ!
No.2
- 回答日時:
中古品のスピーカを購入した事がありませんので、自分のスピーカで回答しますと、古いものから
1975年頃(34年前)コーラル製フルレンジスピーカ+自作BOX品、エッジ(布製?)見た目コーン紙の黄ばみ(白コーン)ぐらいでエッジにへたり見られず。ただしトゥイーターユニットには、防護網が付けられているので、本当に外から眺めておかしくないかなと言う確認レベルです。
1978年頃(31年前)ヤマハ NS-10M エッジ(ゴム製?)見た目コーン紙の黄ばみ(白コーン)これもエッジにへたり見られず。
1984年頃(25年前)ダイヤトーン DS-3000 エッジ(布製?)外観上変化見られず。
とりあえず外観は以上の通りですが、音の劣化については、既に回答されているように、長い間聴き続けているので、劣化しているのやら、いないのやらです。ただ、NS-10Mは高域が少しざらついている様にも思え(思えるだけかも)使用頻度激少です。他の2っは、現役バリバリで使ってます。
なお、記事情報としてよく見かけるのは、JBL製ウレタンエッジが10年以上経過でボロボロと崩れていくとの事。でも見た目ジャンク品(だってエッジがボロボロですから)を安~く購入して、エッジ修理キット(市販あり)で修理して往年の銘記を手に入れるのも一興かと。
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