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キスカ撤退作戦の完全成功の要因は何でしょうか?
木村司令官の人徳と好判断でしょうか?

A 回答 (3件)

1. 司令官・木村昌福少将の冷静な判断が大きいと思います。

最初の突入時、霧が発生しなかったため、ギリギリの所で突入を断念し、幌筵泊地へ引き返した。それについて五艦隊司令部、連合艦隊司令部や大本営海軍部から批判の声(戦争だから、少々の危険があるのは当たり前だ。等々)が上がったが、木村司令官は無視して、次の霧がかかる時期をじっと待った。作戦に参加した、一水戦の各艦長や参謀も「結局あれでよかったのだ、焦ったら成功しない。無理をしてはならん」という意見で一致した。結果、7月22日からアリューシャン方面に長期にわたって霧がかかるという予報が出て、2回目の作戦を決行し成功した。

2.キスカ島の守備隊と撤退行動について綿密に打合せをして、守備隊も万全の準備をしていた。撤収艦隊がキスカ島の鳴神湾に突入し、投錨後55分で5200名の収揚を完了している。
これについては、守備隊の兵隊が持っている私物はもちろん、小銃、機銃等の兵器まで海中に投棄させて、身軽にし、迅速な行動をとらせた。
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この回答へのお礼

木村司令官はすごい人ですね。
並みの将官なら
聯合艦隊や軍令部から
「臆病、腰抜け、恥知らず」という
罵声を浴びせられるのが嫌で、
状況は二の次で突入しますね。
木村司令官の前の司令官なら突入して
やられてましたね・・・
(あくまで推測ですが・・・)

お礼日時:2009/10/01 22:23

敵失も大きいです。


キスカを包囲していたアメリカ艦隊が、ちょうど木村艦隊のきていたころ(7月28日)、まったく関係のない位置にレーダー敵艦ありと判断。砲弾を消費します。この時、一部の巡洋艦はレーダーには何も映っていない、と報告したのですが、最終的に砲弾補給のため30日まで艦隊が包囲を解いてしまいます。
キスカでもこの砲声と米軍の電文はきいており、幌筵に報告してます。それを傍受した艦隊も「?」となったのですが、この砲弾補給の隙に、キスカに突入できました。

その一月後に3万5千の米軍が、同士討ちで100人以上損失をだしてキスカを占領したのですが、イヌ、それと「ペスト患者収容所」と軍医がイタズラで書いておいた看板でパニック起こしたりしたそうです。
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この回答へのお礼

アメリカ側のミスもあったわけですね。
それが奇跡を起こしたということもいえますね。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/10/01 22:25

一番の要因は、この地方特有の「濃霧」です。


飛行機は、飛ばせないし、潜水艦からの雷撃も出来ません。
勿論、当時のレーダーの能力では、海戦も出来ませんから。
ご参考まで
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