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読書を趣味とする方の多くがなさっていることだとは思いますが、私もブログで読書日記(感想文)を書いています。
先日読んだミステリが所謂「叙述ミステリ」で、本当に最後の最後まで騙されておりラスト数行で「ええっ?」となりました。
(質問の特性上、タイトルはご紹介いたしません)
この快感を述べるためには、それが叙述ミステリであったことにも触れなければならない(あるいは、文面でそれと分かってしまうような書き方をしざるを得ない)と思うのですが、皆様は、叙述ミステリを「叙述ミステリです」と言ってしまうことをどう思われますか?

叙述ミステリは、読み終えてみて初めて「(読者を欺くための)叙述によるトリックだったのか!」と気付くわけですよね。
未読の方に対して「叙述ミステリですよ~」と言ってしまうことは、トリックの種明かしになってはしまわないのかという懸念があるのです。
その物語がミステリとして上質であればあるほど(叙述トリックが巧みであるほど)その気持ちは強くなります。

あらかじめネタバレを含むことを書き添えたり、改行と矢印をならべたり、あるいはフォントカラーの操作が可能なら背景と同色の文字にして閲覧者に反転させたりと「不本意に読ませない」ための対策はいくらでもできると思います。
それでも不特定多数に対して発信していることには変わりがないですよね。
もしかしたら、その本をこれから読もうとして情報を集めている人が、うっかり検索サイトから辿り着いてしまうかもしれないですし。
私がお伺いしたいのは、この点についてです。

【ブログなどの不特定多数に対する発信ツールで、叙述ミステリを「叙述ミステリです」と紹介することはタブーに当たらないか】

もちろん、タイミングの問題もあるとおもいます。
例えば、掲載雑誌の発売直後にやるのであればNGだが、単行本(あるいは文庫本)が刊行されてからならセーフだ、など。
その点についてもご意見があればお聞かせくださると嬉しいです。

やはりタブーだ!(あるいは、タブーとなる虞がある)ということであるのなら、この作品について書くのは止めておこうと思っております。

ご回答をお待ちしております。

A 回答 (7件)

公式、個人を問わず紹介文というのは大なり小なりネタバレを含む物であり、


それが嫌なら、店頭で手にとって少し読んで買うかどうかを考えろという価値観をもつ者です。(というか、私がそうしています)
帯と本についてる位は…まぁ我慢します。
ビニールかかってる場合は…ハズレだったとしても泣きを見ない値段かどうかお財布と良く相談します。

私の価値観、極論だと思われますか?
質問者様は「叙述トリックであること」に拘っており、その拘りは一ミステリー好きとしては確かに重要だと思います。
ですが、突き詰めると「●●ってミステリーの犯人は××だ」って紹介したり、
「▲▲って恋愛小説は□□ってライバルが邪魔に入るけど、最新刊では無事に結ばれたよ」ってのと同じではないでしょうか?

そしてこれらが「マナー違反」なのは、「望まない人の目に触れること」だからであり、
ネタバレありの注意書きや、反転等の「不本意に読ませない」為の工夫を無視している段階で「望まない人」じゃなくなってるんですよ。
「望んでネタバレを読んでいる人」ですから、マナー違反でもなんでもないと思います。

情報を集めて買うという買い方はした事がないので、うっかりネタバレ読んじゃった!という経験自体ないのですが、
お気になさるのでしたら、確信に触れない部分を最初に書き、
確信に触れる部分を注意書きをした上で反転させる等の工夫部分に書くのはいかがでしょうか。
本によってはあとがきやらでネタバレ注意を喚起したうえで書いてませんか?
あれと同じですよ。

ちなみに、普段は既読の本に対しての感想を知りたい(このトリックは上出来だったとか、ここがイマイチだ)とかを知りたく、紹介サイトを巡っております。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>そしてこれらが「マナー違反」なのは、「望まない人の目に触れること」だからであり、
ネタバレありの注意書きや、反転等の「不本意に読ませない」為の工夫を無視している段階で「望まない人」じゃなくなってるんですよ。
「望んでネタバレを読んでいる人」ですから、マナー違反でもなんでもないと思います。
*確かにそうですね。
「不本意に読ませない」工夫・対策さえしていれば(それがちゃんと利いていれば)、それを読むのは自ら望んで読む方だけになりますもんね。

>ちなみに、普段は既読の本に対しての感想を知りたい(このトリックは上出来だったとか、ここがイマイチだ)とかを知りたく、紹介サイトを巡っております。
*やはりこういった読み方なさる方もいらっしゃるんですね。
盲点だったと言うか、思い込みで「未読の方が購入するか否かの判断材料にするものだ」と解釈していました。
確かに、他の方の感想って聞いてみたいです。

お礼日時:2009/11/02 09:19

すいません、No.5の回答、誤字訂正。



×一回限りの驚きを大切にしない方はクリックしないように
○一回限りの驚きを大切にしたい方はクリックしないように

×幸せの書
○しあわせの書
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No.2です。



ネタバレを嫌う人も間違いなく相当数いるでしょうから
最低限「ネタバレを含む」的に注意書きはすべきだと思います。

ただ、個人的には「一律でネタバレ禁止」とするよりは
作品ごとに感想なり紹介なりを工夫して書くのが一番イイと思います。

泡坂妻夫の「幸せの書」はお読みになりましたか?
この本について以下のようなQ&Aがありました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1186933.html
(もし本書が未読で、一回限りの驚きを大切にしない方はクリックしないように)
回答者の苦労がなかなか素敵だと思うのですが
このような作品をどう紹介するか?ですよね。
> この作品について書くのは止めておこうと思っております
そうなっちゃうと→その作品の面白さを伝える人がいなくなって
→新しく読む人がいなくなって→絶版になっちゃうかも知れない。
そしたら、悲しいので
やっぱり工夫して上手く紹介したいな、と思います。

「幸せの書」未読だったら
ちょっと読みたくなったでしょう?(笑
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この回答へのお礼

再度のご回答、ありがとうございます。

>そうなっちゃうと→その作品の面白さを伝える人がいなくなって
→新しく読む人がいなくなって→絶版になっちゃうかも知れない。
そしたら、悲しいので
やっぱり工夫して上手く紹介したいな、と思います。
*そうか…そういうこともありえますね。
やっぱり、ネタバレには注意を払った上でいかに巧く「面白かった」ことを伝えられるか、ですよね。

>泡坂妻夫の「幸せの書」はお読みになりましたか?
*未読です。
貼っていただいたリンクは、一読した上で閲覧してみようと思います。
回答者様が(もし本書が未読で、一回限りの驚きを大切にしたい方はクリックしないように)と注意喚起をしてくださったお陰で、うっかり飛ばずにすみました。すっごく気になって、誘惑に負けてクリックしそうにもなりましたが。
注意書き、有効ですね!

お礼日時:2009/10/30 16:42

気になります。

止めてもらいたいです。

小説でも映画でもミステリの価値がトリックだけに有りとは思いません。でもトリックのサプライズ抜きで小説なり映画なりを味わうのは後でも出来ます。私は再読・再見する価値がある小説・映画であれば、トリックや犯人をを知った後でも何度でも再読・再見しますね。サプライズしか価値の無い作品は小説でも映画でも一回限りの読み捨て、見捨てだけれど。ここで話題に上がった某叙述トリックありの映画も今までに3回ほどDVDで再見しておりますし、アガサ女史の諸作品も何回も再読しています。

でもね、叙述に驚けるサプライズありの読書や映画鑑賞は始めての時一回限りのもの。何度読み返そうと二度とは体験出来ない、その作品に巡り有った始めてのその時だけの唯一無二の貴重な体験なんです。

以下ドイツ映画「会議は踊る」より挿入歌紹介

人生にただ一度だけ
まだ信じられないわ

ほんのつかの間
でもいいの

魔法の光がきらきらと降り注ぐ

人生にただ一度だけ
ひょっとして夢かしら

人生にただ一度だけ
起きることを

それが起こって
そして終わったのね
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>でもね、叙述に驚けるサプライズありの読書や映画鑑賞は始めての時一回限りのもの。何度読み返そうと二度とは体験出来ない、その作品に巡り有った始めてのその時だけの唯一無二の貴重な体験なんです。
*もちろん、心得ています。だからこその質問でした。
ただ、その唯一無二の貴重な体験をお伝えしたい、という気持ちもどうしてもあるんです。すごく素敵な読書体験だったからこそ、その感動を伝えたい。
でも、その感動を伝えようとすれば誰かの「貴重な体験」の可能性を潰すことになりかねないんですよね。当然これは私の本意ではないんです。
悩ましい限りです。

>人生にただ一度だけ~そして終わったのね
*やはり「初めの一読」の素晴らしさは相当なものですもんね。

もしレビューを書くとしたら、未読者の目に触れない細心の注意が要るのだな、と感じました。

お礼日時:2009/10/30 15:11

私もあんまり気にしません。



その本をミステリとして読み始めた時点で
経験値を総動員して読みますよね。
あのパターンかな?とか
このパターンかな?とか。
あのパターンならあそこが怪しいな?とか
このパターンならここはミスリードっぽいな?とか。

叙述トリックは
比較的、叙述トリックが仕掛けられている可能性に気づきませんか?
人称の使い分けや地の文が不自然だったりすることが多いし。

叙述トリックっぽいな、と感じることと
真相を見抜くことは別ですけどね。

★★★ 以下、ネタバレです、ご注意を ★★★

例えば。

クリスティのアクロイド殺しなどは
有名な古典ですから
読む前からかなりの予備知識がありました。
この作品が巻き起こした論争のことも聞いていましたから
トリックの性格も全く想像できないことはありませんでした。
それでも、面白かった。

綾辻のどんどん橋落ちるなどは
一発ネタのようなモノだと感じましたから
ネタバレしちゃうと全く面白くない筈です。

叙述トリックというのは
物語の中で起こった事件にトリックがあるのではなく
物語の叙述の仕方にトリックがあるのは言うまでもないですね。
このことを少し気取って書くと
●オブジェクト・レベルではなくメタ・レベルにトリックがある
なんて言い方がされますが
◎アクロイドはメタ・レベルのトリックに気づいてしまっても
 オブジェクト・レベルが面白いので十分楽しめる。
のですが
◎どんどん橋のオブジェクト・レベルは
 メタ・レベルで読者を驚かすためのネタでしかなく
 オブジェクト・レベルで展開される物語は全く面白くない。
 メタ・レベルのトリックが分かってしまえば
 オブジェクト・レベルの話は馬鹿馬鹿しくて読むに耐えない。

ネタバレしちゃうとつまらないミステリは
小説としてつまらないので
結局自分にとっての価値(読んで良かったかどうか?)は
変わらないなと、あるとき気づいてしまいました。

なのでネタバレ感想でもあんまり気にしません。

No.1さんがシックスセンスに触れていらっしゃるので
私も使わせて頂きたいのですが
私はシックスセンスは「びっくりさせて終わり」だけの映画だとは思いませんでした。
あの映画の後半で少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)が
母親(トニ・コレット)に自分の悩み(特殊能力のこと)を打ち明けるじゃないですか。
私はあそこで「この作品は母と子の素晴らしい物語じゃないか」と涙しちゃったもんですから
何で皆、最後のどんでん返しに「びっくりした」とか「別に驚かなかった」
みたいなことしか言わないんだろうと
ちょっと不満に思っていたりしました。

綾辻のどんどん橋を評価低めに紹介してしまったので
同じ作者の十角館の殺人を褒めておきますが
あれは青春小説というのか、読後感が甘酸っぱくて好きです。
長くなりましたが「びっくりさせてお終い」だけじゃないモノは
感想を書いて紹介して欲しいと思います。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をいただきまして、ありがとうございます。

>その本をミステリとして読み始めた時点で
経験値を総動員して読みますよね。
*そうですよね。
ミステリ好きなら、ある程度自分でも推理しながら読んでしまうと思います。だからこそ、予備知識がついた所為で早々に予測できてしまうと、不満に思う方もいらっしゃるのではないかと危惧します。
もちろん、回答者様のように「気にならない」という方もいらっしゃるでしょうし、人によって意見が分かれるポイントでもあると思います。

>ネタバレしちゃうとつまらないミステリは
小説としてつまらないので
結局自分にとっての価値(読んで良かったかどうか?)は
変わらないなと、あるとき気づいてしまいました。
*これは確かに、一理あると思います。
レビューとは違いますが、「文学賞に応募する際の梗概(あらすじ)でミステリの場合ネタバレをしてもよいかどうか」という議論を時折見かけます。そこでもまったく同じ理屈が述べられていました。
「小説として面白ければ、オチがわかっても面白い」とのことだそうです。

でも「あー!やられた!」という感覚も捨てがたいものなので、難しいんですよね。
これは初めて読む一回きりの感覚で、「オチが分かっても面白い」というのは再読で感じられるわけですから。

やはりネタバレ(あるいは、予測させてしまう記述)をするのなら工夫は要るかな、とは思います。

お礼日時:2009/10/30 14:55

いろいろなご意見があるテーマだと思いますが、私は「叙述トリックありと書かれても気にしない」に一票です。



予備知識ゼロで読みたい時は、そもそもその書名で検索しません。amazonレビューも目を通しません。
「買おうかどうしようか?」「当たりかハズレか、少しでも見当をつけたい」場合のみ、レビューを読みます。
私の場合、読解力の低さか、「叙述トリックです」と書かれていても真相にたどりつけないことの方が圧倒的に多いせいかもしれません。
ですが、本格ミステリに限っていえば、「叙述にトリックがありますよ」と言われただけでは安易にネタが割れないように書かれているもののほうが多いのではないでしょうか。もちろん一部には、「ああ、これは言ってほしくなかった」という紹介文もあるにはありますが・・・
(余談ですが、『叙述トリック・アンソロジー』だけは買う気にはなれません。一話だけならまだしも全部となれば、中には「そうと知らずに読みたかった」となる話があるかもしれませんから)

ご質問を読ませていただいた限りでは、慎重なレビューをと配慮してくださっているようですし、フォント色の反転など工夫していただければじゅうぶんだと私は思います。

レビューを読むのは、なにも読書前だけとはかぎりません。面白かった本ほど読後にほかの人の感想を読みたくなるものです。そういう点からも、やはりレビューを公開してくださる方は多いほうが嬉しいです。
あ、もちろん新刊ほやほやであれば、書名以外はほとんど反転していただけると幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>フォント色の反転など工夫していただければじゅうぶんだと私は思います。
*対策をしておけば「知りたくないのに読んじゃったじゃん!」というのは避けられますので、最低限のマナー(?)として配慮はしています。
でもこの配慮が十分かどうか(閲覧者は本当に不本意に読まずにすむか)ということに自信がなかったんですよ。
じゅうぶんだと言っていただけると、心強いです。

>レビューを読むのは、なにも読書前だけとはかぎりません。面白かった本ほど読後にほかの人の感想を読みたくなるものです。そういう点からも、やはりレビューを公開してくださる方は多いほうが嬉しいです。
*これは考えたことがありませんでした。なるほど、そういう読み方もあるのかー!と、膝を打ってしまいました。
確かに人の感想を聞くのも愉しみの一つですもんね。
解釈が広がることもあるでしょうし、読み返すきっかけになったりすると思います。

お礼日時:2009/10/30 12:15

私はミステリに関しては、そういった情報は極力欲しくないです。


たまにカバーの裏に書いてあるあらすじや帯のあおりにも腹が立つことがあります。
「そして驚愕の結末が!」なんて書いてあると、どんでん返しがあるのかーって、もう半分ネタバレみたいなものですよね。

このサイトでたまに「どんでん返しのある小説(映画)を教えて」という質問を見かけます。
そういうのが全く気にならない人や、むしろ内容が分かってネタバレ大歓迎!という人もいるようですが、私には「ビックリするのが前もって分かっていたらビックリしないよなー?」と、とても不思議に思えます。

以前「シックスセンス」を映画館で観たのですが、始まる前に監督名で「結末を誰にも話さないで下さい」と出てきたのを見て、「ああ、どんでん返しがあるんだな。とすると、○○が××なんだな」と思いながら観ていたらすっかりそのままのストーリーで、すごくガッカリしたことがあります。
評判のいい映画ですが、私のガッカリ映画No.1です_ _;
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます。

>どんでん返しがあるのかーって、もう半分ネタバレみたいなものですよね。
*まったく、仰るとおりだと思います。
かなり前に単行本刊行時に読んだミステリが文庫化した折、その帯を見て愕然としました。
「ラスト一行に瞠目!」
オチを知っていただけにそんなこと書かないでよ、と感じましたね。
それはそこまで読んでふいにその一行があってこそ瞠目するんだから、と。
その帯にこそ瞠目でした。

>「ビックリするのが前もって分かっていたらビックリしないよなー?」
*そう、これ!これなんですよ、私が気になっていることは。
自分の文章の所為で、閲覧者に余計な予備知識がついてしまうことを恐れているんです。
とくに叙述ミステリは、「何かある」と思わせもせずにまんまと読者を騙すことがミソとなっているので、「何かある」なんてことは知らない方がいいんですね。
もし知らせてしまったら、私はその人のかけがえのない「あああ!!そうだったのかー!」を奪ってしまうことになる。

やはりミステリのレビューには神経を使うかもしれませんね。
もう少し考えて見ます。

お礼日時:2009/10/28 17:24

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