A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
No.4 & No.7です
>>>
まさに、そこに「宗教」が生じるように。。。
話がずれてしまうかもしれませんが、宗教は哲学だということですか?
<<<
宗教は(科学がそうであるように)元来「広義の哲学」(知を愛する)に含まれるものです。
宗教は、「生死」について「生」の側からの(ある程度、哲学的な)思索を行った後、思索することを打ち切って「教義」とします。(その方が、楽だからかも知れません)
すなわち、適当なところで「信ずる」として中断するのが(いわゆる)宗教であり、適当なところなどなく永遠に思索し続けようとするのが(狭義の)哲学になるかもしれません。
>>> 参考:「哲学」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%B2%E5%AD%A6
宗教と哲学 [編集]
哲学と宗教は共に神の存在に関連している分野である。そのため厳密な区分は難しい。宗教と神学と哲学の境界は必ずしもはっきりしない。ただ、合理的な追求を試みる態度によって異なっている、とする人もいる。
(中略)
哲学と宗教との差異として、なにがしか「疑ってみる」態度の有無が挙げられることがある。宗教ごとに性質はことなるのでひとくくりに語ることは難しいが、例えばアブラハムの宗教など)には信仰の遵守を求めるドグマ性がある、時として疑問抜きの盲信を要求しがちな面がある[14][15]として、比較されることはある。[16]
18世紀~19世紀ごろから自然科学が成功を収め神的なものに疑問符が突きつけられるようになったため、唯物論思考など神を介しない考え方も力を得てきている[17]
ただし、近代のニヒリズムの哲学の一派は神を否定し、宗教を嘲笑したものの、結局、彼らは英雄崇拝・力への信仰へと傾いた。彼ら(ニヒリスト)の考えの多くは、他者への不信感と憎悪に裏打ちされており、自発的な他者への愛にもとづく相互扶助、という考えを全く欠いているために、本質的にその普遍性に関して重大な欠陥を抱えている[18]。
一方、古代から、否定的確証にも肯定的確証にも欠けるとして科学・宗教いずれの見解も留保する不可知論的立場もあり、これは現代でも支持者がいる。
<<<
No.8
- 回答日時:
.
こんにちは、 key1569 さんの質問は、気になっていたので、答えを書き込もうと思っていたのですが、質問の内容が、分からず逡巡していました。
分からない点は、いくつもあるのですが、一つは、「哲学も人が作ったもんだろう」という、ある人の質問の意味です。
哲学に限らず「数学」「物理学」「化学」・・・etc と、全ての学問は人間が作ったものです。
それなら、「哲学も人が作ったもんだろう」という質問は何の意味もなしません。
ですから、その人の質問の趣旨がよく分からないのです。
その裏には、「哲学って何の役にも立たないんだろう?」という気持ちが込められているのでしょうか?
分からない場合は、その歴史を語ると正解に近い場合がありますので、哲学の歴史を軽く説明したいと思います。
哲学は、紀元前6世紀の古代ギリシャから始まったとされています。
そのとき、考えたのがまず、「世界の元になっている物質は何か?」という問いです。
ある人は「水」、ある人は「空気」、又別の人は「火」だと、言っている状態です。
これからは分かるように、物事の本質を考えようとしている態度は、現在に通じるものがありますが、「物理」「化学」「生物学」「哲学」が、ごっちゃになったような感じですね。
これから、進んで色々な学問に分離し、目に見えないもの「心」「生きる意味」「存在とは何か?」を扱うのを哲学としたわけです。
だから、初期の哲学者は、今で言う、色々な学問を一人でやっています。
デカルトは、数学者でもあり、物理学者でもありました。
(だから、哲学を学問の父という言い方もあります。)
そういう意味で、哲学は自然発生したという見方も出来ると思います。
これは、「哲学も人が作ったものだろう」の答えになっているでしょうか?
・
次に key1569 さんが強く感じている疑問。
>人が考え作り出した「創造物」なのなら、どうして多くの人は哲学を齧って虚無感に襲われ、「死にたくなる」「生きる意味が解らない」などになってしまうのでしょうか
創造物が、必ず人間を幸せにするとは限りません。例えば、車は人間が作ったもので、便利なものですが、一方では、交通事故という悲しい出来事も発生させています。
哲学も同様で、理論的に突き詰めて物事の本質に迫ろうとしますが、生きる意味を突き詰めて、実は生きる意味はあやふやなものであるという所まで行き着いてしまう場合があります。
こう言ってもピンとこないと思いますので、具体例を上げます。
同カテに「誰か教えてください。」とカントの呪縛についての質問があります。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5489156.html
ここで、私も回答を書いているのですが、これをまず、読んでください。
ニュートンの運動方程式で、全ての運動が分かるとされていました。
天体の運動も過去、未来にわたり、計算できました。実際、太陽と月が重なる「日食」の時間も正確にわかります。
これは、哲学にも大きい影響を与えました。
心も、複雑にせよ何らかのメカニズムで動いているのだから、それに関与するパラメーターを全て与えたら、表面に現れる心の動きも決定する。と考えられたわけです。
自分が、自由に考え、悩み、行動していたと思っていた事が、そうではなく、知らない(無意識?)の世界で決められていた。
そうすると、自由意志は否定されます。これは、生きる意味の否定にもつながります。
これは、ショックではありませんか?
実際、その考えが広まった時、哲学している人はつよい絶望感にとらわれた様です。
(現在では、その考えは、哲学的にも、物理学的にも否定されていますが・・・・)
.
次に、
>哲学は非論理的なものと感じていました。
ですが、
哲学は、論理的の究極とも言える学問です。
ある人が、自分の哲学的な考えと、それに至る推論を述べたとします。
その場合、論理に矛盾はないか、飛躍はないか徹底的に、検証されます。
それで、矛盾、飛躍があれば、その推論によって得られた結論は、著しく信用を落とします。
だから、哲学者は、論理的に問題は無いか、執拗に考えます。
当然、自分で十分に論理的と考え、その時代に受け入れられた考えも、後年、矛盾が指摘され評価を落とすことも少なくありません。
(実際、デカルトの評判は、現在かなり悪いです。
原因の一つは、彼は、心身二元論(心と身体は別物である。独立している)を唱えたのですが、その説明で神を持ち出しています。
当時は、神は強力な論拠となったようですが、現在では、通用しません。他にも、色々あるのですが、細かくなるので説明しません。
興味があれば、調べてください。)
.
>その、捉え方が人それぞれで、答えは無いのではないでしょうか?
捉え方が、それぞれでは、学問として成立しません。
どの人から見ても、正しいと思われる所に答えを見出そうとするのが哲学です。
例えば、デカルトの有名な「我思う、故に我あり」という台詞がありますが、
デカルトは、本当に確実なものは何か、疑いのあるものを排除していき、最後に「考えている、これは、疑いようも無く確かだ。それゆえ、考えている自分の存在も確かだ」という、結論を得たとされています。
この、台詞には、納得できる所はありませんか?
本質を、考えると言うことは、誰にとっても成立する、答えを求めていると言えると思います。
ざっと、疑問と思われていると思う所の、答えを書きましたが、納得できたでしょうか?
最後に、key1569 さんの回答に対するお礼を読むと、とても論理的な印象を受けます。
哲学に、向いていると思われて仕方ありません。・・蛇足でした
.
No.7
- 回答日時:
No.4です.。
>>> No.4 補足欄
人間の存在しないところでは哲学は無いのですか?
<<<
「認識主体としての人間」がいない場合、人間以外の「存在と関係性」が「ある」ことになるでしょうね。。。
そこにおいて、「関係性」を抽出し、理論化し、知的に扱いうる生命体(ないし知的構造体)が生じるのであれば、そうして、その生命体(ないし知的構造体)が、「全体の部分」でしかないのであれば、そこに哲学が生じるでしょうね。。。
まさに、そこに「宗教」が生じるように。。。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5264495.html
そういった「宗教」も生じ得ないところでは、「哲学」も生じないでしょうね。。。
No.6
- 回答日時:
もともと哲学には論理学や自然科学などの実学が入っていたのですが、近代に入って次々に独立し、今では倫理学など思想的、形而上的な学問をさすようになっていますね。
もちろん実学と完全に離れてしまったわけではなく、実学の先をさぐって、その方向性を考えたりもしています。質問者様が仰る>もともと存在するもの
の意味は、いわゆる自然のありのままの姿とか、宇宙や天体の法則とかいうものだろうと推測するのですが、(今の)哲学はそういった自然にもともとあったもののより精緻な姿を探究する学問ではないと思います。しかし、自然そのものの姿が哲学の研究に大きな影響を与えていることも確かです。人間とはなにか?なにをなすべきか?とかいうような研究は哲学の範囲ではありますが、人間という生物そのものの深い研究なしには入れないテーマです。そういった意味では、哲学はもともと存在したというものではなく、人間の創造の産物ではあっても、人間の存在がなければなりたたないわけですから、単に「ひとがつくったもの」だと軽々しくかたずけるわけには行きませんね。
>どうして多くの人は哲学を齧って虚無感に襲われ、「死にたくなる」「生きる意味が解らない」などになってしまうのでしょうか・・
たとえば人が作った「お金」というつまらない?もので人が悩み、自殺することもあるように、自分が考えて頭の中に作った妄想上の迷路に迷い込んで心の病気になり、「死にたい」と思うひとがいても不思議ではないと思います。
No.5
- 回答日時:
哲学は人がつくった。
この回答への補足
上記にも記載しましたが、
人が考え作り出した「創造物」なのなら、どうして多くの人は哲学を齧って虚無感に襲われ、「死にたくなる」「生きる意味が解らない」などになってしまうのでしょうか・・
No.4
- 回答日時:
知が全体の一部である限り、(少なくとも、知・情・意といった概念を抱きうる限り、)共通了解可能な概念、ないし交換可能な概念にて、全体を論じようとするならば、そういった概念は、まさに「全体の」一断面、ないし一面、ないし一つの地平のみに限定されていることでしょう。
学問という概念にて捉えられるものが、共通了解可能な概念を前提として語られる以上、哲「学」も、そういった縛りを免れないことになります。哲学=「智を愛する」の「知」という側面が交換可能な概念とするならば、「愛する」という側面は、まさにそういった「知」を思索するところの「いま・ここ・わたし」からは決して切り離すことができず、(「いま・ここ・わたし」を含む)「全体」との関連性と不可分でしょう。
すなわち、「わたし」ないし「人類」と不可分なところに哲学が位置付けられている以上、(創造を含む)人の行為から切り離されては存在し得ないでしょう。「わたし・あなた・人類」内部のみならず、「わたし・人類」と「それ以外」との狭間、ないし「それ以外」同士の狭間にても、哲学的な事象が生起しているでしょう。そういった場合、おおくは科学的な事象だと捉えられるかも知れませんが、元来、広義の哲学は科学をも含むものです。
であれば、
>>>
、「人が作ったもの」というのは何か違う気がしました。
でも、追求したら、もしかすると「人が創造したもの」になり得るのか?
<<<
といった感覚は、まさにまっとうな感覚で、「そうであり・かつ・そうでない」というところに落ち着かざるを得ないと思います。
この回答への補足
哲学は科学をも含む・・なんとなくうなずけるような・・
「そうであり・かつ・そうでない」というところに落ち着かざるを得ないのは解っているのですが、少しの天秤の差くらい欲しいです。
人間の存在しないところでは哲学は無いのですか?
No.3
- 回答日時:
素人ですが、感じた事を書いてみます。
哲学は人間の言葉と頭で作り出したものと思います。従って人間の全てを表現できないものと思います。どういう事かと言いますと、哲学には感情や、愛情が注がれていない気がするからです。もっとはっきりと言うならば、その頭とは「左脳にある自我意識という分別脳」が作ったものという事が出来ます。論理的に割り出そうという頭の事です。割り切れることしか計算できない頭の事です。
人生には割り切れない問題も沢山あります。おもに代表候補を挙げるならば、感情や愛情に関する事柄です。もう一つあげるなら「生と死」の問題です、この二つは分別できる脳の機能の限界を超えてるからです。
どういう限界かと言いますと、計算できない部分が混じっていることになります。或いは矛盾した問題と置き換えても良いかも知れません。それは誰も明日の事はわからないという問題と、割り切れない矛盾という要素が入っているということになります。
従って人間として「心から満足のゆく答え」というものは哲学の中にはないかも知れないと思います。割り切れることばかりで人生が成り立っているわけではないという前提条件があるからです。
この回答への補足
哲学とは論理的なものなのですか?
私は非論理的なものと感じてました。
左脳は理論的で右脳は理論的でない?「自我意識という分別脳」だけが理論的だと?
愛情とか感情とかではなくて、真実をさすのではないですか?
その捉え方が人それぞれで、答えは無いのではないでしょうか。
人が考え作り出したものだとしたら、どうして多くの人は哲学を齧って虚無感に襲われ、「死にたくなる」「生きる意味が解らない」などになってしまうのでしょうか・・
No.2
- 回答日時:
「哲学も人が作った」どころか、宇宙(存在)も人が作ったものです。
最新の量子論的世界像において、有限な存在性は観測される事に
よって生じています。
自我仮説に対する相補的な時空仮説における、他我性こそが宇宙。
(無の無限の闇に対する自我の射影)
全てのものは、あなたが存在するための(物理的根源にまで遡った)
補完なのです。
全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限につめこむと
存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その無限のゼリーの中に、
仮想的な認識体の断面を切ると、その認識体にとって、相補的
不確定性を伴う存在による宇宙が見えるのです。
(不確定性無限の潜在たる認識可能性の光速での変移に対し、
無の闇は相対的に光の風となる)
であれば哲学や物理学は、そうした「宇宙を作った自分」を
再発見するためのものであって、『人が作ったもの』というのは、
決して(「しょせん人が作った」といった)矮小な意味にはなりません。
全て人が作ったものと捉えるなら、原子の状態を考えれて、もともとあったことにもなり得ませんか?
矮小な意味にとらえたわけではなく、答えが知りたかっただけです。
再発見するための過程のことなのか、道具のことなのか・・・
No.1
- 回答日時:
哲学に詳しくはないのですが、
こんな例えに似ているような気がします。
・「いるか」という言葉は人が作った。
・いるかは人が作ったわけではない。
つまり、「哲学」という言葉は人が作った。
「哲学」の存在を認知して、定義し、名前をつけたわけです。
認知する前からあったのかどうかを問題にすることもできますが、
この場合も定義を明確にする必要があります。
仮に、哲学を漠然と思考とか思索とすると、
問題が難しくなります。
思考、思索の根源はもとから存在していそうです。
しかし、思考・思索の結果である例えば哲学書などは
人が作ったと言えます。
学問として体系化された哲学と定義すれば、
人が作ったと言っていいと思いますが。
憶測ですが、その人は、
「哲学と言っても自分で考えた結果ではなく、
本の受け売りや聞きかじりで他の人の作ったものだろう」
という程度の意味で言ったのではないでしょうか。
この回答への補足
そうですね、哲学と言う言葉は人が作ったものですよね。
哲学という意味が私が考えるよりも広いのかもしれませんが、私が指したのは思想とか生きる意味とかそういう概念?のことです。
思想、思索の根源、それでしょうか。
どうしてももともと存在しているものとして感じてしまいます。
考える前に感じます。
他に回答してくださった方は皆さん「人が作った」と書かれており混乱します・・
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