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色の三原色はシアン・マゼンタ・イエローの3色なはずなのですが、
一般的な絵の具セットには黄色は入っていますがシアンやマゼンタが入っているのを見たことがありません。なぜなのでしょうか。

マゼンタは「あかむらさき」、シアンは「セルリアンブルー」のような近い色があるにはありますが、あかむらさきなどはあまり一般的ではありません。

また、以下のようなマゼンタ入りの絵の具セットを見つけたのですが、やはりブルーはあってもシアンはないみたいです。
http://www.alps.or.jp/match/showroom/show01.html

CMYKでない絵の具のせいで赤、青、黄を色の三原色と勘違いしている人も多いように思えますし、そもそも小学校で最初に絵の具を使うときにそう教えているような気もします。
なぜなのでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。



#2です。

>顔料で再現できる最大限の色が出せるようなセットがあってもおかしくないと思うのですが…

そういう方のために、バラ売りというものがありまして。
セットである必要性が無いんですよ。

例えば白い絵の具は、よく使われる傾向にあるので
とても大きなチューブが売られていたりします。

絵を描く人が集まると解るんですが、
「自分がよく使う色」というものは、人によって違ってくるんです。

同じ「赤」のカテゴリーでも
スカーレットを多用する人とカーマインを多用する人、のように違いが出る。

「黒」でも、アイボリーブラックが好きだとか。

初めに同じセットを使っていても、減る色って人によって違うんですよ。

その中には、三原色を意識して使う人もいますし、
自分が決めた分量で混ぜた色を用意しておく人もいます。


>最初からシアンとして売られているものはなかなか見あたりません。

そうですね。
絵の具のネーミングは、
「原料の色」「古くからある色の名前」「似たような色のもの」などから付けられることが多いようです。
また「色を開発した人が付けた名前」なんてのもあります。

多くの色が、三原色よりも前に名付けられています。
そのせいで「シアン色」というものは、なかったのかもしれないんですね。

シアンという色の言葉が一般に認知されたのは家庭用プリンタが充実した時代以降ではないかと思います。
それまでは印刷関連でしか多用されていませんでした。
わたしがグラフィックデザインの世界で仕事を始めるまで知らなかった名前です。


で、このシアン。
もともと猛毒の名前でもあります。(笑)

一般化し難い理由の一つでは無いかと、勝手に思っているのですが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
シアンという名前が絵の具の世界では一般的でないのですね。

お礼日時:2010/04/16 02:11

こんにちは。



絵の具セットとは「どういう商品」なのか?
それを考えると、理解が進むと思います。

三原色を教えるために絵の具セットが作られているわけではない、ということで。
言い換えると、一般的に絵を描く人がよく使う色を中心に構成されていると考えられます。

「その色があれば、一般的な人の表現には対応できるだろう」という色が
使用頻度も高く、生産調整も容易だし、単価も下げやすい。


印刷よりも絵の具の文化は古いです。

赤色を描くために、花から色を抽出したり、虫から抽出したりと
直感的に赤い染料なり顔料なりをもってきて、糊の役割をするものと混ぜて
板や壁やキャンバスに塗り付けてきた。

そうやって「よく使う色」が分類されてきて、
今の絵の具になってるはずなんです。

印刷や色の三原色などと言っても、それは大量に同じ色で再現するために
後の時代に発見・開発された理論・手法であって、
絵を描くために使われる手法ではなかっただけなんです。

赤いものを描くのに、マゼンタとイエローを1対1で混ぜて……とか
考える自分って、あまり想像したくないですよね(笑)


そして。
3色で済むはずなのに9色プリンタなんてものが売られている状況を考えると
理屈と感覚は違うということが感じられます。

この回答への補足

ありがとうございます。
よく使う色が伝統的に使われてきたものなのですね。
ただ、混ぜてもどうしても表現できない色がその分多くなってしまうというのはもったいない気がします。例えば青よりも明るい青が欲しいときに、なんとももどかしい思いをすることになります。
シアンの水彩絵の具については、検索しても最初からシアンとして売られているものはなかなか見あたりません。
せっかくなら、顔料で再現できる最大限の色が出せるようなセットがあってもおかしくないと思うのですが…

補足日時:2009/12/12 22:05
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減色法による三原色は、仰せのとおりシアン・マゼンダ・イエローであり、理論的には、この三原色で全ての色相・彩度・明度の再現が可能です。



事実、印刷物やインクジェットプリンタのインクは、この三原色にブラックが加わり色々な色を再現しています。
が、印刷したものを拡大すれば、CMYKの小さなドットの集合です。
要するにインクを混合して使っている訳ではないのです。

まして、染料系の水彩絵の具なら兎も角、顔料系の油絵の具は混ざりません。
要するに、実践的にシアン・マゼンダは、必要性が低いのだと思います。

余談ですが、小学校でも加色法と減色法の三原色は教えている筈ですよ。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
今回は水彩の場合です。

補足日時:2009/12/12 22:04
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