【大喜利】【投稿~9/7】 ロボットの住む世界で流行ってる罰ゲームとは?

ハイブリダイゼーションを行うためにDNAの抽出を行う際に、
細胞数が少なくDNA量が少ない場合にキャリヤーDNAを用いて抽出効率を上げることができるそうですが、
キャリヤーDNAを用いるとどういった原理でDNAが抽出されるのですか?

また、よく利用されているキャリヤーDNAについても知っている方がいらっしゃれば、教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

「細胞数が少なくDNA量が少ない場合にキャリヤーDNAを用いて抽出効率を上げることができる」のではなくて、ロスを減らすまたは無くしてしまう可能性を減らすのにキャリアーDNAは効きます。

お使いのチップやチューブにもよりますが、少量ながらもチップやチューブには抽出してきたDNAが付着し100%は回収できません。例えばかならずチューブには10ngのDNAが吸着するとして、500 ug程度のDNAを扱っているときには気にもしないでしょうが、これが1ugのDNAであれば何度もチューブを換えたり、ピペットですったりするのは気になりませんか?その少ないサンプルに関係のないDNAをあらかじめ混ぜておくことで大事なサンプルの吸着する可能性を減らすことができるようになります。またキャリアーが入っていればエタノール沈殿など沈殿を目視しながら操作する作業も実際に目で見ながらできますが、もし少量であればペレットがどこにいるかを想像しながらやらざるを得ませんのでリスクがでてきます。

種類ですが、どのような実験をするかによります。大腸菌由来のDNAを用いる人、plasmid DNAやサーモンスパムDNAなどは使用例があるとおもいます。
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この回答へのお礼

積極的にキャリアーDNAが抽出したいDNAと相互作用するのではなくて、
確率的に機器等に付着する割合が減るということなのですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/17 10:11

1、DNAが1分子あるとします。


2、DNAが10分子あるとします。

チューブやピペットのチップにDNAが100%の確立でくっつくところがあるとします。

1の場合、1つのDNA分子がくっつく確立は100%です。
2の場合、1つのDNA分子がくっつく確立は10%です。

次に、エタノール沈殿をするとします。

1の場合、1つのDNA分子のみが落ちてくるだけです。
2の場合、1つ1つのDNA分子が落ちる過程で、お互いがお互いに絡み合って落ちてくることになります。

なので、2の場合が効率がいいと思いませんか?
キャリアーを加える目的は後者である場合が多いです。
そのような目的では、次のようなものを使います。

http://www.promega.co.jp/jp/jp_tech/FAQs/Q&A_Wiz …

http://catalog.takara-bio.co.jp/product/basic_in …
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この回答へのお礼

前に回答していただいた方の内容を分かりやすく解説していただき、
ありがとうございます。

添付していただいたURLも参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/12/17 10:14

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