プロが教えるわが家の防犯対策術!

ポパイ事件をみてこの質問を思いつきました。

作品は終わっているのにキャラクターが作家によって描き続かれている場合

例えばドラゴンボール。ドラゴンボールはもう何年前に作品として完結しています。しかしドラゴンボールに出てくる孫悟空は今でも時々週刊少年ジャンプの表紙に新しく鳥山明氏によって描かれていたりします。
例えばこの孫悟空の著作権はいつ切れるのでしょうか?作品が終わった時からと考えればあと大体40年程になりますが、まだ50年がカウントされるスタートも始まっていないと考えられるんでしょうか?(言い方が悪いですが鳥山明氏が亡くなってからカウントがスタートするんでしょうか?)

教えて下さい。

A 回答 (2件)

著作権の保護期間は、著作者が死亡してから50年となっています。

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この回答へのお礼

そうなんですか。分かりやすい一行での回答、とてもわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/09 04:55

そもそもキャラクターに著作権があるかっていうと


過去の判例ではキャラクターという概念自体に著作権は発生しません

孫悟空の例でいうと
孫悟空というキャラクターに著作権があるわけではなく
鳥山明氏が描いた漫画や、一枚一枚の絵に著作権があるということです


では、著作権はいつ切れるか。著作権が個人の場合は簡単です
作者の死後50年で切れます

法人の場合はこれがややこしくなります
法人著作物の場合は、著作権が切れるのは公表後50年です


実際にポパイがそうなのですが
ポパイの初期の作品は著作権が切れています
なので、初期作品からであれば許可を得ずにキャラクターの流用が可能です

しかし、最近作られた物に関しては著作権が切れていません
つまり、同じポパイでも、著作権が切れたポパイと、切れていないポパイがあるわけです

上で書いたとおり
キャラクターに著作権があるわけでなく、絵や映像に著作権が発生するため
法人著作物の場合はこのようなことが起こります

個人の場合は作者の死後50年で一斉に著作権が切れるのでこのようなことは起こりませんが



さらにいえば
一話完結の連載か1本のストーリーの連載とかで公表の時点が違うとか
作者が不明な場合とか
映画は著作権が70年とか
色々ややこしいです


要点だけ抑えると

(1) 判例では、キャラクターという概念自体に著作権は存在しない。
(2) 著作権が切れるのは個人の場合、作者の死後50年
(3) 法人の場合、著作物の公表後50年
(4) (1)と(3)の関係で同じキャラクターでも著作権がある場合と無い場合がある
(5) 深く考えると非常にややこしい

これだけ抑えておきましょう
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