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今学校の授業でカロテノイド系色素について実験を行っています。
先日、薄層クロマトグラフィー行い、それぞれの試料のRf値を出しました。

・ニンジン:0.99
・βカロテン:0.99
・トウガラシ:0.04 0.18
・かぼちゃ:0.06 0.99

レポートを書くにあたって参考にするRf値を文献で探しているのですが、なかなか見つけることができずすごく困っています!
このRf値から推測できる色素名とそのRf値を教えてほしいです。
あと、そこからどう考察をまとめていったらよいのでしょうか(;_;)?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

展開溶媒を示さずにRf値を議論できません。


また、これまでの回答にもありますように0.99などという値も無意味に近いです。
それと考察にあたっては色素の候補を考えていないのですか?それを考えずにどうやってRf値を調べるのでしょうか。
たとえばニンジン、トウガラシ、カボチャに含まれる色素成分とその色と構造式を調べて、構造式からその極性の大きさを考えれば概ねわかるはずです。
それとβ-カロテンだけが化合物名ですが、これは標品ということでしょうか?だとすればニンジンやカボチャにそれが含まれていることを考慮した上での教育的な配慮でしょうね。ただし、それが含まれるということを0.99というRf値から判断することはできません。推定するにしてもRf値が大き過ぎて意味をなさないことはこれまでの回答のとおりです。

カボチャの0.04は何色ですか?緑?だとすれば植物一般に含まれる緑色の物質でしょうし、トウガラシの赤に関しては、トウガラシ由来の色素成分を調べればわかります。辛み成分もありますがこれは無色だと思いますが、UVで検出したのであればそれも見えるはずです。
いずれにせよ、それぞれの構成成分を調べるのが先決であり、Rf値を調べるのは無意味に近いです。

この回答への補足

説明不足な文章ですみませんでした。

展開溶媒はヘキサン:エーテル(9:1)です。
β‐カロテンは標品でした。
ニンジン、かぼちゃに含まれていることを確認するために行ったと私は思っているのですが…
色素の候補は、先生の話だとかぼちゃにはβ‐カロテンの他にルテイン・ゼアスチン酸、トウガラシにはカプサンチンが出るはずだと説明していたと思います。

かぼちゃの0.04は黄色でした。
(UVでは検出しませんでした。)

補足日時:2010/01/21 22:18
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#1お答えをもう少しかみ砕くと、


1.TLCのRf値は条件で大きく変ることがある。(特に溶媒が変ると全く変る)
2.TLCはかなりアバウトな定性法なのでRf値を二桁出しても大きな意味は無い。
だから1~9位の間での比較しかあまり意味が無い。
特に0.99は1.00と同じだし、0.06や0.04は0(動かなかった)と違うのかどうか怪しい。
になります。
展開条件を色々変えてもいつも同じRfを示す(通常並べて展開する)場合のみ「かなり確からしい」程度の判断になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
簡潔で分かりやすかったです。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2010/01/21 22:53

探すのは結構ですが,その値を自分の値と比べて正確さを議論しようと考えているなら,まったく無意味です.なぜならば,Rf値というのは実験条件のほんのわずかな差でけっこう動いてしまうからです.だからこそ,標準試料 (この場合はβ-カロテン) を一緒に展開しているのです.一枚の板で同時に展開するというのは,TLCによる定性実験の基本です.


Rf=0.99のものはβ-カロテンを含んでいる可能性はありますが,このようなRf値を与えるような展開条件自体が適切でないので,この結果からニンジンとカボチャにカロテンが含まれていると結論してはいけません.含まれている可能性を否定していないというだけの実験結果です.
また,0.04とか0.06も,たとえそのようなRf値の実験例を見つけても,その値から成分を推定してはいけません.
いずれにしても,この実験は条件設定からして不適切なので,この結果から何かを議論すべきではありません.
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます!
とても参考になりました。

お礼日時:2010/01/21 22:45

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