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消費は国民所得Yの増加関数であると思いますが、資産効果も認められ
れること、消費が利子率rの減少関数(∵貯蓄が利子率rの増加関数)
ことからC=C(Y、W、r)とあらわすことが出来るのでしょうか?

A 回答 (1件)

> 消費が利子率rの減少関数(∵貯蓄が利子率rの増加関数)



実は、これは間違いです。
例えば二期間モデルを考えると、利子率の増加は価格効果と所得効果の二つの効果により最適消費点が動くわけですが、価格効果は当期の消費を減らすように働きますが、所得効果は当期の消費を増やすように働きます。
したがって、どちらになるかは、アプリオリにはわかりません。ただし、現実世界では第一期の所得を増やすほど利子率が上がったことはほとんどありません。


> C=C(Y、W、r)とあらわすことが出来るのでしょうか?

表すことはできます。
というか、動学的なモデルを解くと、Wの中身が過去の所得によって書かれることになりますが、近いものが出てきます。その場合には、rは現在のものだけではなくて将来の期待も含んだものになります。

この回答への補足

いつも、懇切丁寧かつ論理明快な回答有難うございます。
既に20点満点の回答をいただいているのですが一点確認をさせていた
だきます。

消費がそうであるように、貯蓄もアプリオリには分からないという理解
でよろしいでしょうか?

補足日時:2010/01/27 09:21
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この回答へのお礼

回答有難うございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2010/01/29 11:51

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