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名詞のあとに 's をつけることで所有(格)を示すことは理解しています。また、'(アポストロフィー) そのものは「何かの省略」として一般的に使われています。例えば、'70 は 1970 ですし、didn't は did notです。

その結果、きっと所有を示す 's のアポストロフィー部分も何かが省略されいるに違いないと考えました。英語が英語として成立する前に何かがあって省略されたのでしょうか?それとも・・・?

A 回答 (3件)

-es の省略されたものと言われることがあります。

たしかに非常に古い英語では

freond - freondes (friend - friend's)
stan - stanes (stone - stanes)

のような例がありますが、全ての名詞がこうなるわけではありません。もう少し時代が下がって11、12世紀以降になるとアポストロフィをつけずに -s だけ、つまり複数形と同じように書かれていました。friendes とあっても複数形か所有格か文脈を見ないと判断できません。

さらに時代が下り、-es の e が発音されないケースが出てくると(現代語で e を発音する場合としない場合の区別とほぼ同じ)e が書かれなくなりますが、所有格の方はアポストロフィを入れる書き方が次第に現れてきます。
これを失われた e を示すものとする説明がよくされますが、それではなぜ複数の方はアポストロフィを入れないのか説明がつきません。

's を格語尾ではなく「接語(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A5%E8%AA%9E)」と見る考えもあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%9E%E6%A0%BC

名詞は主語であっても目的語であっても形は同じです。語順によって「働き」が決まるからですが、所有関係は名詞を並べるだけでははっきりと示せません。古くはあった、主語や目的語を区別する格語尾が失われたのに所有格だけが残ったのはそのためですが、他の格語尾がない中で所有格だけがあるとこれはもはや格語尾とは感じられなくなり、接尾語のようなものと感じられるようになったと考えられます。そうするとアポストロフィは省略符というより名詞本体と区切るための記号として意識されるようになったのではないでしょうか。

>英語が英語として成立する前に何かがあって

それはゲルマン民族がブリテン島に渡ってくる前ということになります。アポストロフィの使用が始まるのは近代~現代英語の時代です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。論理的かつ歴史的な背景も含んだ説明でよく理解できました。接語という説は大変興味深いです。

お礼日時:2010/01/31 09:24

言語に合理性を求めてもしょうがありませんよ。


そういうものなんだと受け入れるしかないんです。
アメリカ人やイギリス人に聞いてみても、絶対に答えられやしません。
むしろ日本人はなんでそんな事気にするんだ、英語も話せやしないのにって呆れられるでしょうね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。仕事の都合上、欧米人やアジア人と同じフロアで仕事をしており、毎日のように英会話を実践する機会に恵まれています。そのため仕事の合間や昼休みに、英語だけでなく彼らの母国語や日本語についても、このような話題で盛り上がることがあります。今回もふと気になって質問させていただきました。

なお「困り度」設定は、「暇なとき~(青色)」を設定したつもりでしたが、「とても~(赤色)」になっていますね。お詫び致します。

お礼日時:2010/01/31 09:34

以下のサイト(Wikipedia)を参照ください。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D% …

「所有を表す接語の -'s は、古英語の所有格語尾 -es に由来し、アポストロフィーは省略を表した。」
とのことです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。Wikipediaにあったんですね。気が付きませんでした。

お礼日時:2010/01/31 08:59

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