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フィギュアの新採点方式についてはたくさんの疑問点があるようですが・・
その中でも私はフリーの演技点のみ、男子は2倍、女子は1.6倍になるということに疑問を感じます。
これでは技術よりも演技に対する審査員の好みが優先されてしまいませんか?
なぜ男子が2倍で女子が1.6倍なのかも疑問です。

フリーの演技点を倍にするならば、ショートでの技術点も倍にしてはどうかと思います。
専門ではないので技の難易度はよく分かりませんが、これでは技術と演技の評価が平等ではない気がします。
(これは特定の選手に関しての意見ではありません。)
難易度の高いジャンプを複数成功させた場合は得点も加算するなど、フリーでももう少し考えてはどうかと思います。

それから現在のように演技を重視するならば、審査員も演技に関する専門家でなければならないと思います。
例えば日本が歌舞伎をモチーフに演技をした場合、歌舞伎という芸術を理解している審査員が各国にどれくらいいるでしょうか?
フィギュアのみの審査員の感性に頼っているというならば、素人が審査しても演技点はあまり変わらないと思います。
それを倍にしているのですから、やはり弊害が起きてしまうのではないでしょうか。
今は芸術よりも、見る側の受け入れやすさが表現力や演技力ということになってしまっていると思います。
受け入れやすさが点数となるならば、そういう項目を設けてはどうかと思います。
例えば映画の曲を使っている場合、映画を表現することが表現力ということとは何か違う気がします。
(映画の為に作られた曲だから・・という見方もありますが。)

A 回答 (2件)

基本的な考え方として、SPは技術優先、フリーは芸術性優先に評価するという原則があります。


これは旧採点法の時もそうでした。
旧採点では6.0点満点で技術点、芸術点の点数をつけ、席次で並べて「順位点」に変換するのですが、万一得点が同じだった場合、SPは技術点、フリーは芸術点が高い方を上位にするというルールでした。

けれど新採点法では、選手側の点の取り方が自由になったのです。


女子の場合ですが、SPの演技点は
10点満点×5項目×0.8=最高40点です。
それに対して、要素点(技術点)は、どんな構成を組むかによります。
入れられる要素が決まっていますから、無限に高得点になるわけではありませんが、例えば現状最高得点を出したキム・ヨナのSPでは要素点は加点含めて44.7点。
(演技点は33.80点)

他の選手もだいたいそうですが、SPではまあだいたい、要素点の方が(少し)高くなるようになっています。

それに対してフリーは
10点満点×5項目×1.6=最高80点です。

ちなみにヨナの要素点は78.3点。(演技点71.76)

これを見てもわかるように、ヨナ選手は要素点の方が演技点より高くなっています。
逆に真央選手は要素点64.68点、演技点67.04点。演技点の方が高いですね。

つまり新採点法では、フリーにおいては技術でも表現力でも、自分の得意な分野で「好きなように点を取れる」仕組みになったわけです。

質問者さまは「1.6倍」という部分だけに着目されましたが、それが間違いです。
フリーの演技点の係数が1.6になったのは、「SPの1.6倍」になったわけであり、フリーの得点全体の中の演技点の比率が「1.6倍」になったわけではないのですよ。
フリーはSPより要素の数だけでも2倍以上あるので、演技点も倍にするのはバランスの上でも妥当です。

男子が2倍で女子が1.6倍の違いですが、これも男子の方が要素の数が多いですからね。


>例えば日本が歌舞伎をモチーフに演技をした場合、歌舞伎という芸術を理解している審査員が各国にどれくらいいるでしょうか?

このご意見は如何なものでしょうか。
どんな演目を持ってきてもそれにジャッジが対応しなければならないということでしょうか?

スポーツというのは、先に「ルールがあり」「ジャッジがあり」、そこで選手がプレーして審査してもらうものなのではないでしょうか?
ルールの中で選手はプレーするのであり、ジャッジの感性に選手が合わせるのでなければ、一体、勝敗の基準はどこにあるのでしょうか。
選手の感性にジャッジが合わせるようになってしまっては、それはもうスポーツとして崩壊してしまうと思います。
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この回答へのお礼

とても丁寧なご回答をありがとうございます。

SPが0.8倍というのは知りませんでした。
教えていただき、ありがとうございます。
なるほど、平等になるように配慮されていたのですね。

個人的にはキムヨナと浅田真央は、総合的に見るとキムヨナの方がやはり上回っているのではないかと感じています。

ですが、演技点の音楽の解釈などについてジャッジの感性に委ねるとなると、ジャッジの感性がどれほど芸術を理解しているか、もはや昔のような芸術点というものとは異なり、万人受けする演技なら良いということなのでしょうか・・。
キムヨナの演技もとても美しくて完成されてはいましたが、芸術とは少し違わないか?・・と思いました。
そうは言っても、私自身芸術のなんたるかを理解しているわけではないので、なんとも言えませんが・・。

昔のカタリーナビットの演技が、当時まだ子供だった私の胸を打つほどのとても芸術的な演技だったのではないかと思います。
その印象が残っているので、キムヨナの9点台の点数に少し疑問が残るのかもしれません。
キムヨナだけでなく、全選手が平均的に高すぎないか?と思っています。

ジャッジ個人の感性を推察して評価を得られる演技をする、というのはもはや神業と言えるのではないでしょうか・・。
芸術の評価とスポーツの評価・・難しいですね。

お礼日時:2010/03/01 23:43

>その中でも私はフリーの演技点のみ、男子は2倍、女子は1.6倍になるということに疑問を感じます。


全くおかしなことではありません。
基本的にはショート、フリーともに技術点と演技点がほぼ1:1になるように構成されています。
女子の場合は男子に比べて技術点が落ちますので、その分係数0.8をかけて、ほぼ1:1になるようにしているのです。
(女子はショートでは演技点に0.8倍をかけているのは知っていますか?フリーではその2倍だから、1.6倍なんです)

ショートに比べてフリーの方が構成要素が多いために技術点も倍近くになります。
このままだと、技術点:演技点が2:1になってしまうので、演技点に2倍をかけてつり合いをとっているだけです。

>これでは技術と演技の評価が平等ではない気がします。
平等にするために2倍をかけているんです。

>現在のように演技を重視するならば
この時点で間違っているので、以下の回答は割愛させていただきます。

最後にここの質問版で良く載っているサイトを書いておきます。
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skat …
ジャッジの詳細な結果が載ったISUの公式ページです。
+を押すと、個人の結果がでてきます。
ほとんどの選手がExecuted Elements(技術点)とFactored Program Components(演技点)が1:1になっていることがわかると思います。

まあ、演技点で大きく点数をとれる有名選手だけど当日に大失敗をした選手とかはこの限りではありませんが…
コストナーとか。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
前の方の回答へのお礼と重複しますので、お返事は控えさせていただきたいと思います。

お礼日時:2010/03/02 00:13

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