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秋に木々の葉が紅葉する仕組みはアントシアニンなどの作用によるものだと聞いています。では、葉が紅葉することで、いったい木々にとってどのようなメリットがあるのでしょう?

A 回答 (2件)

秋に葉の色が変化することによって樹木にどんなメリットがあるのか、ということについて研究した論文はちょっと見たことがないので、直接の回答にはなっていないです。



日本では秋になると、植物ホルモンの影響で枝と葉をつなぐ葉の基部に離層というコルク質の組織が形成され、外見上は枝に葉がつながっていても、生理的には植物の生命活動からは切り離されてしまいます。(もちろん一気にではなく、徐々に離層が形成されていきます)

ちょっと変なたとえですが、人間の傷の上にかぶさっているカサブタのような状態です。人の体の一部ではあるけど生きてはいない。

葉がそのように植物本体から生理的に切り離されると、葉に元々含まれていた成分に変化が生じ、一部の成分がアントシアニンなどに変化するわけです。
このように、樹木はアントシアニンが形成される過程でなんらコストをしていないので、特にメリットが生じるわけではないとおもいます。

ただ、「落葉することにメリットはあるのか? 落葉しないことにメリットがあるのか?」ということについては沢山の研究がおこなわれています。
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植物にとって紅葉するメリットはありません。


落葉するメリットはあります。
光合成に不利な冬の間に葉を交換するのは、
もっとも効率がいいと言えます。
落葉樹は葉を落とすために、葉と枝の間に壁を作ります。
その副作用で葉は紅葉しているだけです。
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この回答へのお礼

なるほど、メリットがあるかどうかなんて、
人間が勝手に「紅葉っていいなあ」って思ってるということから派生した感覚かもしれません。
ただちょっと気になるのは、葉緑素の色は太陽光線のある波長域を吸収するためであるのに対し、紅葉の黄色や赤には特定の光を吸収する理由はないかということです。

お礼日時:2001/03/31 00:40

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