家の中でのこだわりスペースはどこですか?

乗りなされ
さあ、お二人ずつあの舟へお乗りなされ。どれも西国への便船じゃ。船足というものは、重すぎては走りが悪い。
古くは「お~なさる」は「お~になる」という意を表わすらしいです。
上の文にはどうして「お乗りなさい」を使わず、「お乗りなされ」を使うんですか。
「なさい」は「なさいませ」の略された形で命令を表わす。
「お乗りなさい」だと「お乗りになってください」の意になるはずです。
「なされ」という表現は見たことがありません。
どうぞ教えていただけませんか。お願いします。

A 回答 (5件)

辞書の引用なのですが。



岩波古語辞典補訂版978ページ
なされ[下二]《動詞の連用形を受けて他人の行為に敬意を表わす》
「疾く疾くお帰りなされ候へ」〈伽 竹生島本地〉

広辞苑第四版
なさる 一、[他五]1.略2.動詞の連用形について尊敬の意をあらわす「行きなさる」
    二、[他下二]⇒なされる(下一)

森鴎外の山椒太夫の一節ですね。
これは昔風の言葉遣いという設定だと思いますが。現代語「なさる」の命令形でいいように思います。「なさい」は「なさり(ませ)」の音便から「ませ」が省略された形ですね。

「見たことが無い」との事ですが、よく見かけるかたちなので憶えておいて損は無いと思います。
今、東京ではあまり使わないようですが、老人語や地方によっては普通に使われていると思います。
なぜか正規の命令形「なされ」にすると古い感じになりますね。
音便形でない「なさりませ」も古くさい感じになるのは不思議ですが、理由は他の方の解説(があったら)を待ちます。
すでに森鴎外の時代にはそういう感じだったのかもしれません。

この回答への補足

丁寧なご返事ありがとうございます。
おっしゃるとおり森鴎外の小説を読んでいる中です。古い表現が沢山出てきてとても難しいと思います。
「なさい」と意味が同じですが、現代日本語はあまり使わない表現ですね。
べんきょうになりました。

補足日時:2010/04/26 13:54
    • good
    • 0

補足ですけど


五段活用ですから

未然 ら・ろ
連用 り
終止 る
連体 る
仮定 れ
命令 れ

 です。(広辞苑より)
「なさい(ませ)」 は 連用形ということです。

この回答への補足

再びありがとうございます

補足日時:2010/04/26 13:56
    • good
    • 0

「なされ」は尊敬の意を表す動詞「なさる」(他五)の


命令形です。
「なさい」ではなく「なされ」が使われているのは、
質問者さんが言われるように「なさい」はもともとは
「なさいませ」の語尾が省略されたもので、
「なされ」よりもぞんざいな表現だからでしょう。

この回答への補足

ご返事いただきありがとうございます。
「なされ」は「なさい(ませ)」と同じく命令の表現ですね
「なされ」が「なさる」の活用であるのに対して、「なさいませ」は「ます」を活用したものだということでしょうか。
「なされ」の尊敬程度は「なさい」より高いですかね。

補足日時:2010/04/26 13:47
    • good
    • 0

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/144566/m0u/

>「なされ」という表現は見たことがありません。

よく時代劇とかで聞くと思います。

なされ というほうが丁寧さを感じます。

身分が高い人や大事にしている相手に対して、そういう表現をよく使っていたと思います。

例えば5歳くらいの高貴な人に対して、「ささ これに乗って逃げなされ」とか。

この回答への補足

ご返事いただきありがとうございます。
なるほど「なさる」ではなく「なされる」ですね。
現代語にも使われることが多いですか。

補足日時:2010/04/26 13:40
    • good
    • 0

する


の尊敬語
なさる
の活用だと思うけど?

この回答への補足

早速のご返事ありがとうございます。
「なさる」は尊敬動詞です。その命令形は「なさい(ませ)」ではないでしょうか。
「なされ」という形は見た事がないんです。

補足日時:2010/04/26 11:32
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報