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「三権分立」と「政治家と議員の違い」

学校の社会で習った通りに言えば、日本は三権分立という考え方の下で、「行政」「立法」「司法」に権力が分かれていますよね。
ですが、行政のトップである内閣を構成するのは、立法のトップである国会から選出されます。
つまり、行政は実際のところ立法の下にあるとは言えませんか?
果たしてこれで三権分立と言えるのでしょうか?
どなたか解説をお願いします。


また、これに付随して、もう一つ質問させてもらいます。

政治家とは、読んで字のごとく政を治める人のことですよね。
であるならば、政治家とは、行政を司る内閣に所属する人達だけを指す言葉ではないでしょうか?
国会議員を指して、政治家と呼ぶのは間違ってはいないでしょうか?
もしも、国会議員も政に携わっているから政治家で間違いない、と言うならば、それは三権分立に反しているのではないでしょうか?
どなたか解説をお願いします。


一挙に二つの質問ですが、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

日本の三権分立は、議院内閣制のために、変則的で不完全です。

米国では行政府の長である大統領選挙と、立法府である議会の議員は別々に選出されるので、行政と立法は完全に独立しています。
ところが、日本では行政府の長である内閣総理大臣は、立法府である国会(衆議院)の議員の中から選出されることになっており、立法府の多数派が行政府を担うことになるので、行政が立法を事実上は支配します。国会は国権の最高の機関であるという憲法の規定は、空文化していると言って良いでしょう.
政治は行政と立法の両面があり、アメリカでも行政官僚だけでなく、議会の議員も政治家として扱われていると思います。
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この回答へのお礼

大変分かりやすい解説でした。
お早い回答をありがとうございました。

お礼日時:2010/05/03 12:45

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