No.5ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
生物が活動するためのエネルギーはATP(アデノシン三リン酸)がATP(アデノシン二リン酸)に変わる化学反応によって作られます。この反応のほとんどは細胞内のミトコンドリアで行なわれ、生体物質の生成や細胞の活動に関わる様々な化学反応を促進させます。ですから、人体の体温36℃はそのような化学反応を維持するための温度で、生成されるエネルギーの多くがそのために使われていることになります。
細胞は決められた回数だけ分裂すると自然に死滅します。ですから身体の細胞は入れ替わるんですね。傷跡が長く残ってしまうのは、細胞分裂がほぼ均等の周期で行なわれるため、その部分だけ特別というわけにはゆかないからだと思います。身体にできた溝とその周りを均等に埋めてゆくようなものですかねえ。それに、皮膚の細胞は皮膚に、毛細血管の細胞は毛細血管にしか分裂出来ませんから、例え小さな傷でも基本的には「細胞を流用」して組織を再製するということはできません。
これができるのは「幹細胞」と言われる特別な細胞で生体組織を構成している細胞とは違うものです。
ゼロから胎児の身体を作るのは「胚性幹細胞」で、産まれたときは使い果たしてしまいますし、新しい細胞を作るための「体性幹細胞」も数は限られています。これがたくさんあれば腕でも心臓でも再製できますが、残念ながら人体はトカゲの尻尾のようにはゆきません。
現在は胎児のヘソの尾からとれる「胚性幹細胞」や、人体の「体性幹細胞」など様々な組織に分化できる「万能細胞」使って患者の失われた組織を取り戻す「再製医療」の研究が盛んに進められているそうです。
回答ありがとうございます。
ひゃ~難しい。細胞の役割によって形成される細胞が違うみたいですね。寿命の長短もあるでしょうね。
しかしすごいです。「胚性幹細胞」というのは初めて聞いた気がします。
No.6
- 回答日時:
回答No.5 取り急ぎ訂正とお詫び。
>ATP(アデノシン三リン酸)がATP(アデノシン二リン酸)に変わる反応、と書きましたが、
ATP(アデノシン三リン酸)が「ADP(アデノシン二リン酸)」に変わる反応、です。
書き間違えました、ごめんなさい。
No.4
- 回答日時:
#3追加です。
全てに答えていませんでした。>この発熱のエネルギー源はいったい何なんでしょう?
摂取した糖質、脂質です。飢餓状態ですと蛋白質(アミノ酸)もエネルギー産生に回されます。
>どこで何が発熱しているのでしょう?
産熱に関しては#3のとおりです。
>人間の細胞は何年かですべて入れ替わるそうですが、
全て入れ替わるわけではありません。神経や一部の細胞はほとんど新生されません。細胞によって寿命が異なります。
>もしそうなら子供の時にできた傷跡はなぜ消えないのでしょうか?
傷跡は細胞ではなく、周囲の結合組織(細胞と細胞を繋ぎとめておく間質)が盛り上がったものです。コラーゲンなどが太い交差性線維束をつくるためにできます。正常なコラーゲン合成が阻害されるので、治癒が遅延するようです。
No.3
- 回答日時:
産熱
1)基礎代謝による
青年男子 体表面積1m2当たり、1時間に40キロカロリーの熱を産生。この熱は臓器の代謝に伴う発熱であり、肝臓が全体の20~30%、脳が約15%を受け持つ。
2)筋肉運動によるもの
寒いときの筋肉の収縮によるふるえ産熱
3)甲状腺ホルモンなどによる、代謝促進作用によって起こる非ふるえ産熱。
4)自律神経系による末梢血管の収縮で放熱を防止。
これ以外にも、食事(蛋白質・糖質・脂質)による特異動的作用(消化などに使われる運動による)。
人の発生するエネルギーは1/3から1/4が代謝エネルギーとして利用されるが、残りの殆どが体温維持にまわされます。
回答ありがとうございます。
なるほど、臓器の代謝ですか。
脳も発熱するんですね。素人考えですが、難しい事を思いっきり考えたりすると発熱が多くなったりして・・・。
No.1
- 回答日時:
筋肉でしょう。
たしか脳下垂体からホルモンによる指令を受けて細かい振動をするのだと思いました。傷口を骨組みに細胞が作られるからだと思います。第一、もし四肢を失った人が、傷口が塞がれずに再生が行われたら、いつまで経っても出血がおさまらなくてこまるでしょう。
再生技術が発達すれば、そこから新たに四肢が生えてくるから心配なくなりますね。でも切断した四肢からも体が再生すると、これはもう、分身の術ですね。
回答ありがとうございます。
筋肉の振動ですか。収縮とはまた別なのですね。
どんな気候が変化しても体温を維持しているのはすごい事ですね。
>傷口を骨組みに細胞が作られるからだと思います
例えば、街で言うと家は家。道路は道路として再生するからでしょうか。傷口を塞いだ細胞は元の細胞とは異なっているようですね。
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