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(意外)自然な日本語に添削していただけないでしょうか。

 日本語を勉強中の中国人です。文章力をつけたいので、作文の練習をしています。次の文章を自然な日本語に添削していただけないでしょうか。

   意外

 退社後、エレベーターのところで待っている時のことだった。エレベーターの門が開くと、中の人と擦れ違い、私は乗り込んだ。「あれ、さっきの顔、どこかで見たことがあるような気がするんだけど」と思っていた。あの人は会社の方に向かうようで、私は取り急ぎ、エレベーターの「開き」のボタンを押し、中から出た。

 あの人は私が出るのに気づき、思わず止まった。何秒ぐらい、私はあの顔を見ていた。頭の中で「どこで見たことがあるんだ」と一生懸命情報を検索していた。ようやく頭に一本の線がちらっと現れたように思い出した。応募者の履歴書の中であの顔を見たことがあるのであった。「あのう、面接の方ですか」と彼に確認してみた。「はい、そうです…」と彼はちょっと緊張しているように見える。「面接は確かに6月9日、今週の水曜日の午後一時半ですよね」と私のほうこそ緊張し、自分の仕事にミスが出てしまったかと思った。「大丈夫です。面接は今週の水曜日の午後一時半です。」私の五里霧中の表情を見て、彼はさらに言った。「今日、場所を確認しに来ました」と。

 「へえ~、そうなんだ。さすがまじめな日本人」と私は心の中で叫んだ。「会社はこちらです。緊張しないでください」と笑顔を浮かべながら、彼に案内した。彼の鼻に少し汗が滲んでいた。暑い中でここに来ただろうか。少し緊張しているのだろうか。

 彼は恥ずかしそうに「失礼します。水曜日よろしくお願いします」と言って、階段のほうに向けた。私と一緒にエレベーターに乗るのを遠慮し、わざわざ階段で降りただろうか。

 その日本人の面接者は私にとても深い印象を残した。

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (27件中11~20件)

みなさんのご意見を拝見したのですが、私の添削手法と絡めて少し感想を述べてみたいと思います。



まず、確かに、大作家であろうが、たとえば夏目漱石なんかでも変な日本語表現をしている箇所はたくさんあります。
しかし、大作家が変な日本語表現をしているのだから、一般人だって変な日本語表現をして良い、という理屈にはなりません。
学習者の方々は、あくまで「日本語として自然に感じる表現」を基礎として身につけるべきでしょう。

ここで、「自然な表現とは何か」という問題は確かにあります。
個人的な感覚は千差万別ですから、当然、そういう要素は含まれます。
しかし、全てをそれで片付けることはできません。
つまり、「明らかに不自然な表現」「明らかに間違った表現」というものも確かにある、ということです。

よい例が、#14さんご指摘の、
「その人は私が出るのに気づき、思わず止まって振り向いた」
という箇所です。
#14さんは、「思わず」という表現に言及して、
>自分でなく「そのひと」の心理を直接描写するのはるール違反だと思います。
:とおっしゃっていますが、これは正論でしょう。
これをも「千差万別」で片付けるのは間違いです。(原文では「あの人」となっていますが、これも当然「その人」でなければなりません)
因みに、「その人」が「彼」であれば、状況を俯瞰している視点からの表現として「思わず」は使えることになるでしょう。
こういうことはネイティブであっても見逃してしまいがちな誤りであり、むしろ純粋な気持ちで日本語を学ぼうとされている方々の素直な疑問で、私たちのいい加減さが浮き彫りになってくることが多々あるわけです。
その意味で、私は教えているつもりで実は教えられているのだ、という視点も失わないようにしたいものと考えています。

こういったわけで、
「明らかに不自然な表現 / 明らかに間違った表現」と「個人的な感覚の違いで済む表現」は、やはり見極める必要があるでしょう。
私の添削に関しては、
「明らかに不自然な表現 / 明らかに間違った表現」に関しては、<要注意点>として列挙するようにしています。
それ以外の添削箇所は、「多少稚拙ではあるが許容範囲」または「個人的な感覚の違いで済む(しかし私としては済まして欲しくない)表現」ということになります。
  
偉そうに言うわりには間違い・訂正の多い投稿ですが、そこはおそらく諦めていただいていることでしょう。
中途半端に納得せずに、どんどん、突っ込んでください。
日本人だから日本語をよく知っているというわけではないんですよね。妙な面子を捨てて、間違いは間違いと認めていくことによって、私(たち)も勉強になるわけです。
このことを念頭において肩肘張らずに楽しく、しかし、表現に関しては厳しく、お勉強していきましょう。
  

この回答への補足

1.
>因みに、「その人」が「彼」であれば、状況を俯瞰している視点からの表現として「思わず」は使えることになるでしょう。

これはどういう意味でしょうか。「思わず」はまた使えるようになったのでしょうか。

2.
>このことを念頭において肩肘張らずに楽しく、しかし、表現に関しては厳しく、お勉強していきましょう。

「お勉強する」は謙譲語でしょうか。

補足日時:2010/06/13 16:45
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この回答へのお礼

 添削手法について教えていただきありがとうございます。よくわかりました。これからもよろしくお願いいたします。

お礼日時:2010/06/13 16:54

淡雪さん。

おはようございます。
相変わらず頑張ってますね。

今日は、ほんの一部だけです。

>「どこで見たことがあるんだ」
:原文のままがよいと思います。
「見た」のは「過去」で、
「あるんだ?」と考えているのは(その時における)「現在」です。
【どこで見たのだろう】などもよいと思います。

>見たことがあるのであった。
:不自然に感じます。
まず、あまり使わないような気がします。
次に、文脈からの推測になりますが、
その人が誰なのか、やっと分かったのですから、
そのときの淡雪さんは、(冷静ではなく)
分かったことに感歎したのではないかと思います。

ですから、
>見たことがあるのであった。
:【見たのだ(!)】
【履歴書の中で見た顔だ(!)】
のように書かれているほうが、ずっと自然になると思います。

>その日本人の面接者は私にとても深い印象を残した。
:とても上手です。
淡雪さんが激しく感銘を受けたことがよく伝わります。

______________________________

16番様のご意見は、とても参考になりました。




いつも、応援しています。
頑張って。(^_-)-☆

PS.日本人は、デートコースの下見さえするんですよ。
   面白いでしょう?
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。ご意見は大変参考になりました。本当にありがとうございました。頑張ります。

お礼日時:2010/06/13 16:16

#4です。


見ていて思ったので補足を。
言葉は生き物です。時代とともに変わります。
同時に,使っている人の個性にもよっても違ってきます。
「これが100%正解」と言えるものはありません。
私は今,司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んでいますが,「ここ変な表現だな」と感じることがありますよ。
大作家が書いて,編集部がチェックして,歴史に残る作品でも,個人の印象として変だと思うことはあるのです。
ですから,回答者によってある程度の違いが出てくるのは,当然です。
いったいどれが?と悩まないほうが良いです。

題名の「意外」は,私は読者をひきつける意味で良い題名だと思いました。
中国語を知っていて中国語の「意外」の意味で何かな?と思う人もいれば,「どこが意外なんだろう?」と思わせるところもあります。
英語から日本語に訳する場合に,内容が分かりすぎてつまらない題名になることが,よくあります。
例:ボブ・ウッドワード著 "Maestro" → 「グリーンスパン」
マエストロ?名指揮者?いったい何を書いたんだろう?と読者が関心をもつところが,日本語のタイトルでは消えています。
逆に,「“名指揮者”というタイトルにして,中身がFRB前議長の話だったら読者が怒る」と考える編集部の判断も適切です。

以上のように,題名ひとつにしても,複数の正解がありますので,「いったいどれなんだ?」と思わないでください。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。私の題名に興味を持っていただき嬉しいです。いろいろな方のご意見を参考にさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/06/13 16:07

#12です。


#14さんのご指摘に同意します。

私は気づかなかったので、
→ 【その人】は私が【出てくる】のに気づき、思わず【立ち止まった】。
と添削していますが、これを取り消し、次のように訂正します。

→ 【その人も】私が【出てくる】のに【気づいたらしく】、【歩を止めた】。
or
→ 【その人も】私が【出てくる】のに【気づいたようで】、【立ち止まった】。

「そのひとも」の「も」は、どちらも『「何か関係のある相手同士らしい」ということに気づいた』という意図の「も」です。
  
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。納得できました。「歩を止める」は新しい表現です。覚えます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/06/13 15:39

すみません、訂正です。



>その人は私が出るのに気づき、思わず止まって振り向いた。

その人は私が出てきたのに気づいたのか、止まって振り向いた。

自分でなく「そのひと」の心理を直接描写するのはるール違反だと思います。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。この点を心がけます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/06/13 15:35

一番気になったのは題名です。

よい題名を選ぶのはなかなか難しいことです。私は「見た顔?」と付けましたが、もっと悪いかもしれません。



退社時のことだった。エレベーターの扉が開く。中からの人と入れ違いに私は乗り込んだ。「あれ、さっきの顔、」と私は思った。「どこかで見たことがあるような気がするんだけど」その人は会社の方に向かうようで、私はエレベーターの「開き」のボタンを押し、中から出た。

 その人は私が出るのに気づき、思わず止まって振り向いた。何秒間か、私はその顔を見ていた。頭の中で「どこで見たことがあるんだ」と一生懸命情報を検索していた。ようやく頭に一本の線がちらっと現れた。応募者の履歴書の中でこの顔を見たことがある。
「あのう、面接の方ですか」と彼に確認してみた。「はい、そうです…」と彼はちょっと緊張しているようだった。「面接は確か、6月9日ですよね」と私のほうも緊張し、自分の仕事にミスが出てしまったかと思った。「存じています。面接は今週の水曜日の午後一時半、だったと思います。」私の戸惑った表情を見て、彼はさらに言った。「今日は場所を確認しに来ました」

 「へえ~、そうなんだ。さすがまじめな日本人」と納得した私は心の中で叫んだ。「会社はこちらです。緊張しないでください」と笑顔を浮かべながら彼を案内した。彼の鼻に少し汗が滲んでいた。暑い中をここに来たのだろうか。彼も少し緊張しているのだろう。

 彼は恥ずかしそうに「失礼します。水曜日はよろしくお願いします」と言って、階段のほうへ向かった。私と一緒にエレベーターに乗るのを遠慮し、階段を選んだのだろう。

 その日本人の面接者は私に深い印象を残した。


ご参考まで。

この回答への補足

1.
>中からの人と入れ違いに私は乗り込んだ。

「入れ違いに」の「に」はどういう意味でしょうか。

2.
>「存じています。面接は今週の水曜日の午後一時半、だったと思います。」私の戸惑った表情を見て、彼はさらに言った。「今日は場所を確認しに来ました」

未来のことなのに、なぜ「面接は今週の水曜日の午後一時半、【だった】と思います」となっているのでしょうか。

また、「今日は場所を確認しに来ました」の後ろの「と」はなぜ省略されたのでしょうか。

補足日時:2010/06/13 15:26
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この回答へのお礼

 ご親切に添削していただきありがとうございます。例文を繰り返し読みます。大変参考になりました。よくわからないところがありますが、もう一度教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2010/06/13 15:32

#11からの続きです。



14.
>彼は恥ずかしそうに「失礼します。水曜日よろしくお願いします」と言って、階段のほうに向けた。
→彼は恥ずかしそうに「失礼します。水曜日よろしくお願いします」と言って、階段のほうに【向かった】。

「足を向けた」であれば可です。

15.
>私と一緒にエレベーターに乗るのを遠慮し、わざわざ階段で降りただろうか。
→私と一緒にエレベーターに乗るのを【遠慮して】、わざわざ階段を【使ったのだろうか】。

a.
「遠慮し」でも間違いではありませんが、前半は文の骨子部分なので「遠慮して」と省略せずに表現するのが妥当です。
「彼は、出退勤時にわざわざ階段を使い、足腰を鍛えている」
などの場合は、後半に骨子があると考えることができるので、「使って」ではなく「使い」でも不自然な印象は与えないでしょう。
前半のほうを骨子にしたい場合には、「使って」と表現すると良いわけです。
  
b.
少なくとも「降りた【の】だろうか」とする必要があります。
「降りただろうか」は、降りたことを「確認できない場合」に使います。
また、エレベーターを使わなかったこと自体が骨子なので、「降りた」という表現にこだわらないほうが、骨子としての意図が生かされるでしょう。

16.
>その日本人の面接者は私にとても深い印象を残した。
→【印象に残る出来事だった。】

『とても深い印象を残した』という実感が、面接者の描写から伝わってこないので、やや大げさな印象を受けます。
このような表現は、何か非常に感動的、あるいは強く胸に迫るような出来事に対して使います。

この面接者に関する描写をまとめると、
「前日に下見に来たこと」
「汗が滲んでいたこと」
「わざわざ階段で降りたこと」
ぐらいでしょう。
これぐらいのことしかしていない人に対して、
『とても深い印象』
を感じたと表現するのは、あまり適切とは言えません。
  
「印象に残る出来事だった」のように、サラリと軽く締めくくるほうが余韻が残って、好印象を与える作文になると思います。

<補足・変更・追加>

9.
a.
「私のほうも緊張し」であれば大丈夫です。

b.
少し前に「確認して【みた】」があるので、
「聞いてみた」を「聞いた」に変更します。

10.
「今日、場所を確認しに来ました」は不可。
これは「いつ場所を確認しに来たのか?」という疑問に対する答えになりますが、今回のシチュエーションには該当しません。
「今日来た目的は」という意図で「今日は」とする必要があります。

<要注意点>
・【さっきの】顔
・【あの】人
・【何秒ぐらい】
・【現れたように思い出した】
・面接は【確かに】6月9日
・(このシチュエーションでの)【五里霧中】の表情
・「【今日、】場所を確認しに来ました」
・彼【に】案内した
・【暑い中でここに来ただろうか】
・階段のほうに【向けた】

自然度:49%

<まとめ>
 退社後、ビルのエレベーターを待っている時のことだった。エレベーターが来て扉が開き、中の人と入れ違いに私は乗り込んだ。「あれ、今の顔、どこかで見たことがあるような気がするなあ」と思っていたら、その人は会社の方に向かうようで、私は取りあえず、急いでエレベーターの「開ボタン」を押し、中から出た。

 その人は私が出てくるのに気づき、思わず立ち止まった。数秒間、私はその相手の顔を見つめながら、頭の中で「どこで見たのだったろう・・・」と一生懸命情報を検索していた。ようやく頭に一本の線がちらっと現れるように思い出した。応募者の履歴書の中で見たことがあるのであった。「あのう、面接の方ですか」と彼に確認してみた。「はい、そうです…」と彼はちょっと緊張しているように見える。「面接は確か6月9日、今週の水曜日の午後一時半ですよね」と私も緊張しながら聞いた。自分の仕事にミスが出てしまったかと思ったのだ。「大丈夫です。面接は今週の水曜日の午後一時半です。」私の不安げな表情を見て、彼はさらに言った。「今日は、場所を確認しに来ました」と。

 「へえ~、そうなんだ。さすがまじめな日本人」と私は心の中で叫んだ。「会社はこちらです。あまり緊張なさらずに気を楽に持ってください」と笑顔で彼を案内した。彼の鼻に少し汗が滲んでいた。暑い中をここまで来たせいだろうか。それとも少し緊張しているのだろうか。

 彼は恥ずかしそうに「失礼します。水曜日よろしくお願いします」と言って、階段のほうに向かった。私と一緒にエレベーターに乗るのを遠慮して、わざわざ階段を使ったのだろうか。

 印象に残る出来事だった。
  

この回答への補足

1.
>私と一緒にエレベーターに乗るのを遠慮し、わざわざ階段で降りただろうか。
→私と一緒にエレベーターに乗るのを【遠慮して】、わざわざ階段を【使ったのだろうか】。
b.
少なくとも「降りた【の】だろうか」とする必要があります。
「降りただろうか」は、降りたことを「確認できない場合」に使います。
また、エレベーターを使わなかったこと自体が骨子なので、「降りた」という表現にこだわらないほうが、骨子としての意図が生かされるでしょう。

なぜ『少なくとも「降りた【の】だろうか」とする必要がある』のでしょうか。『「降りただろうか」は、降りたことを「確認できない場合」に使う』の意味がよくわかりません。また、『エレベーターを使わなかったこと自体が骨子なので、「降りた」という表現にこだわらないほうが、骨子としての意図が生かされる』も理解できていません。

2.
>「会社はこちらです。あまり緊張なさらずに気を楽に持ってください」と笑顔で彼を案内した。

最後の「まとめ」の箇所に「気を楽に持ってください」となっていますが、前のご添削に「気を楽にしてください」と「気を楽になさってください」と書かれています。「気を楽に持ってください」でもよろしいでしょうか。

補足日時:2010/06/13 14:56
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この回答へのお礼

 ご丁寧に添削していただき誠にありがとうございます。文の骨子部分を「して」と表現するのは知りませんでした。いろいろ大変参考になりました。疑問に感じたところを補足させていただました。もう一度教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2010/06/13 15:12

#9からの続きです。



7.
>応募者の履歴書の中であの顔を見たことがあるのであった。
→応募者の履歴書の中で【見たことがある】のであった。

a.
「あの顔」について述べていることは文脈上、十分に伝わっているので繰り返さないほうがスマートです。

b.
このシチュエーションでの「のであった」という使い方は大変上手だと思います。

8.
>「あのう、面接の方ですか」と彼に確認してみた。「はい、そうです…」と彼はちょっと緊張しているように見える。
→添削なし。

9.
>「面接は確かに6月9日、今週の水曜日の午後一時半ですよね」と私のほうこそ緊張し、自分の仕事にミスが出てしまったかと思った。
→「面接は【確か】6月9日、今週の水曜日の午後一時半ですよね」と【私も】【緊張しながら聞いてみた。】自分の仕事にミスが出てしまったかと【思ったのだ】。

a.
「確認したいのですが」という意味ですから、「確か」とする必要があります。

b.
「(私の)ほうこそ~」は実際の対話表現としてお考えください。
(ex)
A:「こんな立派な会社だとは、とても緊張します」
B:「応募の方と直接お目にかかって、私のほうこそ緊張しています」

c.
ここは2文に分けて、後の文末で「原因・理由を示す」「のだ」を使うと、読みやすくなるでしょう。

10.
>「大丈夫です。面接は今週の水曜日の午後一時半です。」私の五里霧中の表情を見て、彼はさらに言った。「今日、場所を確認しに来ました」と。
→「大丈夫です。面接は今週の水曜日の午後一時半です。」私の【当惑した】表情を見て、彼はさらに言った。「今日は、場所を確認しに来ました」と。

「五里霧中」は「物事の様子がまったく分からず、方針や見込みが立たないこと」なので、このシチュエーションには使えません。
「入社したばかりの彼は五里霧中だが、一生懸命努力している」などのように使います。

私が添削した「当惑した」は、「戸惑った」という意味ですが、「とても困っているニュアンス」が強い表現なので、今回のシチュエーションにはあまり向いていないかもしれません。
他の方々がおっしゃっているように「戸惑う」「戸惑っている」あるいは「戸惑った」などが適切な表現でしょう。

11.
> 「へえ~、そうなんだ。さすがまじめな日本人」と私は心の中で叫んだ。
→添削なし。

12.
>「会社はこちらです。緊張しないでください」と笑顔を浮かべながら、彼に案内した。
→「会社はこちらです。【あまり緊張なさらずに気を楽にしてください】」と笑顔で【彼を】案内した。

a.
「緊張しないで」は丁寧表現にするほうが好ましいでしょう。
また、「緊張なさらずに」という表現は、相手が緊張していることを見透かしている表現ですから、「緊張」という言葉をなるべく使わずに
『会社はこちらです。ご案内しますから気を楽になさってください』
などと表現するとベターでしょう。

b.
ここは「希望する所へ人を導く」というシチュエーションなので「彼を案内した」とします。
「彼に案内した」という表現ができるのは、「~を知らせる」というシチュエーションにおいてです。
「みなさまにご案内いたします。当機はまもなく着陸態勢に入ります。シートベルトを~」などと客室乗務員がアナウンスする場合などが想定できるでしょう。

13.
>彼の鼻に少し汗が滲んでいた。暑い中でここに来ただろうか。少し緊張しているのだろうか。
→彼の鼻に少し汗が滲んでいた。【暑い中を】【ここまで】【来たせい】だろうか。【それとも】少し緊張しているのだろうか。

a.
「暑い中【を】」とします。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/209700/m1u/% …[一]の、
(3)移動性の動作の経過する場所を表す。
だろうと思います。

「で」には移動性がありません。
「暑い中で作業するのは大変だ」など。

b.
「移動性の動作(=会社へ乗り物や徒歩で来たこと)」の帰結点として「ここまで」とするほうが自然です。

c.
「汗が滲んでいることの理由」を推測している場面ですから、「来ただろうか」ではなく「来たせいだろうか」と表現します。ただし、これは、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/104893/m1u/% …
にあるように、
「ある(悪い)結果を生じた原因・理由」に限定して適用します。
「汗が滲んでいること」を「悪い結果」と捉えたくない場合には、「来たためだろうか」などのように表現します。

×彼が昇進したのは頑張ったせいだ。
〇彼が虫歯になったのはチョコレートを食べ過ぎたせいだ。

(つづく)
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。いろいろな表現方法を習得しました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/06/13 14:25

質問者さんが混乱してるんじゃないかと・・・


ちょっと不安です。

awayuki_cuさん、加油!
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この回答へのお礼

 お気遣いありがとうございます。混乱なんかしていません^^。ご安心ください。たくさんの添削意見をいただき大変嬉しいです。読むスピードが遅いので、お礼が遅くなってしまうことを心からお詫びいたします。頑張ります。

お礼日時:2010/06/13 13:55

#8からの続きです。



3.
>「あれ、さっきの顔、どこかで見たことがあるような気がするんだけど」と思っていた。あの人は会社の方に向かうようで、私は取り急ぎ、エレベーターの「開き」のボタンを押し、中から出た。
→「あれ、【今の】顔、どこかで見たことがあるような【気がするなあ】」と思っていたら、【その人】は会社の方に向かうようで、私は【取りあえず、急いで】エレベーターの【「開ボタン」】を押し、中から出た。

ここは一文にまとめたほうが表現しやすくなると思います。
a.
今すれ違ったばかりの時点での印象ですから「今の」を使えます。
「さっき」はもう少し時間が経っている場合に使います。

b.
「あるような気がするんだけど」でも間違いではありませんが、どちらというと他の人に語りかけているようなニュアンスになります。
独り言として自分自身に語りかけていると捉えることもできますが、「気がするなあ」とすると独り言として素直に理解してもらえます。

c.
今回の話し手と聞き手の関係において、「あの人」は使えません。「その人」とする必要があります。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/114447/m1u/% …の、
(2)相手または自分がすぐ前に話したことや、お互いに了解している事柄であることを示す。
「?事は何も聞いていない」
です。

「あの」は
(1)話し手からも聞き手からも離れた所にある物をさす。
「?店に入ろう」
または、
(2)話し手も聞き手も(直前ではなく)すでに知っている事柄をさす。例の。
「?ときは困りましたねえ」
なので、今回のシチュエーションには使えません。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/4271/m1u/%E3 …

d.
「取り急ぎ」という【熟語】は、確かに「取り合えず急いで」という意味なのですが、この熟語には、
「充実した内容にはなっていませんが、ともかく急いで~します」という、「不完全であることを前提にするニュアンス」が含まれています。

今回の場合は、不完全というよりは、「はっきりしないまま~する」という意味合いですから、熟語にせずに、「取り合えず急いで」とするのが適切です。
 
e.
ボタン表示が「開き」となっているのであれば原文のままでも良いでしょう。
日本では「開」と表示されているのが殆んどなこともありますが、「開ボタン」だけのほうがすっきりするかもしれません。

4.
> あの人は私が出るのに気づき、思わず止まった。
→ 【その人】は私が【出てくる】のに気づき、思わず【立ち止まった】。

a.
「出る」でも間違いではありませんが、その人の視点に立って「自分の方向に近づいてくる」というニュアンスを込め、「(出て)くる」とすれば、ずっと自然になります。

b.
人物の場合は「立ち止まった」とするほうが自然です。

5.
>何秒ぐらい、私はあの顔を見ていた。頭の中で「どこで見たことがあるんだ」と一生懸命情報を検索していた。
→【数秒間】、私は【その相手】の顔を【見つめながら、】頭の中で【「どこで見たのだったろう」】と一生懸命情報を検索していた。

a.
「何秒ぐらい」の掛かっていく先が迷子になっているので不自然です。
「何秒ぐらい見つめていただろう(か)」などであれば自然です。

b.
「あの顔」が不可なのはすでに述べました。
「その顔」とすれば間違いではなくなりますが、「その相手の顔」とするほうが丁寧な表現になります。

c.
一文にする場合、「見ながら」でもよいのですが、一生懸命考え事をしながら集中して見ていた、という意味にするために、「見つめながら」とするとさらに良いでしょう。

d.
「どこで見たことがあるんだ」という直接話法的な疑問形も悪くはありませんが、ご自分の独り言とはいえ、相手の顔について考えている内容なので、やや乱暴な表現です。
丁寧に、「どこで見たのだったろう」。
若い女性らしく、「どこで見たのだったかしら」。
などとするほうが良いでしょう。

6.
>ようやく頭に一本の線がちらっと現れたように思い出した。
→ようやく頭に一本の線がちらっと【現れる】ように思い出した。

「思い出した」という表現で場面が過去であることは規定されていますから、「現れたように」とさらに過去形を使うと不自然になります。
(ex)
〇風の強かったその日、桜は雪が舞うように散った。
×風の強かったその日、桜は雪が舞ったように散った。

(つづく)

この回答への補足

>「取り急ぎ」という【熟語】は、確かに「取り合えず急いで」という意味なのですが、この熟語には、
「充実した内容にはなっていませんが、ともかく急いで~します」という、「不完全であることを前提にするニュアンス」が含まれています。
今回の場合は、不完全というよりは、「はっきりしないまま~する」という意味合いですから、熟語にせずに、「取り合えず急いで」とするのが適切です。

辞書に「取り急ぎ」の解釈として「取り合えず急いで」が書いてあります。両者は同じように見えます。「はっきりしないまま~する」なら、「取り合えず急いで」とするのが適切でしょうか。「不完全であることを前提にするニュアンス」との違いがよくわかりません。

補足日時:2010/06/13 13:16
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「あの」と「その」の知識をもう一度復習しました。いろいろとても参考になりました。まだすっきりしていないところがありますが、もう一度教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2010/06/13 13:47

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