プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ワールドカップから凱旋の侍ブルーの面々、出国時の低評価とは様変わり・・・
ブーイングや得点力不足への批判は完全に鳴り止み、熱狂的な称賛と感動の嵐である。

これって、如何にも、寛容でファジーな日本人の気質・気風だと思いますし、好ましい優しさだとも思います。

でも、反面、真剣勝負であり、チーム内や相手国との戦いに勝ち残るには弱さ・甘さにも繋がるのでは・・・。

サポーターのブーイングや罵声も選手を鍛え、アウエーでもホームに変える位の図太さに成長の糧にとなるのでは・・・。

<質問>
例えば、今回のパラグアイ戦でのPK失敗への慰め、励まし、温かい声援と拍手に対して、微笑ましいチームワーク&友情(同志)と見る情に弱い私と、厳しく反省し、どんな時にもミスらない様な、確かな心技体を要求する心が同居しています。
<歴史にifは無意味だが、ウイリアムテルや那須与一が、的を外していれば歴史は変わった事でしょう>

そこでお尋ねしますが、皆さんは今回の「ベスト16・PKでの失敗」「サポーターの優しさ甘さ」を、どう評価/反省、総括されていますか?
<叱咤激励の意味、さらなる進歩と強化の面からお教えください>

A 回答 (5件)

こんにちは。

 

私は関空で4,000人が出迎えてくれて、とても嬉しく思いました。 それは『ご苦労さま』の気持ちでしょう。 

記者会見も良かった。 代表選手だけでなく、4人の若い選手(サポートメンバー)も入っていました。 これには特別な意味があったのです。 

2008年のアジアユースで日本はベスト4に残れませんでした。 『新黄金世代』と言われるほどタレント揃いだったのに。 

『アジアくらい簡単さ』との奢りもあって、中心となる選手の何人かが属するクラブ事情を優先し、アジアユースに出ませんでした。 そのすきを韓国に衝かれ、天王山である準々決勝で敗退。 1995年から七大会連続して出場して来たユース(U-20)のワールドカップの出られなくなりました。 

新黄金世代が谷間を通り越して、一気に『井戸の底』に叩きこまれてしまったのです。 しかもこの世代(89/90年生まれ)はロンドン五輪の中心となる年代であり、今年のアジア大会で国際デビューすることが決まっているのです。 

彼らに国際舞台を経験させるのにワールドカップはまたとないチャンスだったのです。 たとえピッチに立てなくても、練習試合には参加出来ます。 帰国後の記者会見にも同席し、多くのフラッシュを浴びる。 憧れだった先輩たちが大舞台で活躍し、世界的な注目を浴びて成長して行くのを真近で見る。 彼らにとって最高の刺激となったに違いありません。 

香川、山村、永井の三選手はロンドン五輪の日本チームの中心となってくれる選手です。 

香川選手は前の2007年のユースワールドカップにも出ていた選手です。 今シーズン、ここまでのJ1の得点ランキングでも第二位と大活躍中です。 もし2009年も出ていたら、凄い活躍をしていたに違いありません。 

山村選手は大学生です。 名門長崎国見高校の出身で185cmと長身の選手。 DFもMFも出来るユーティリティープレーヤー。 今回のW杯日本代表の阿部勇樹選手のような視野の広い選手で、ゲームキャプテンを任せられる選手です。 

永井選手も大学生。 50mを5秒台で走る快速FWで、今伸び盛り。 大会直前のジンバブエとの別の練習試合(サブ同士の試合)では得点しています。 

この三人にもう一人酒井選手。 彼はひとつ下のカテゴリーのU-19日本代表の選手です。 今年の秋に中国で開かれるアジアユースでチームの要となってくれる選手です。 

今年のアジアユースは日本と準々決勝を戦うD組に韓国、豪州、イランの三強が固まっています。 この三強に日本を加えたのが今年のアジアユースの四強と下馬評が高いのです。 このうち必ず二チームが落ちることが決まっているのです。 

今年の日本チームは『プラチナ世代』と呼ばれ、小野、稲本、高原、小笠原、遠藤の『黄金世代』を越える史上最強のユース代表と期待の高いチームです。 

その中心は宇佐美選手に高木兄弟(高木三兄弟のうちの上の二人で、お父さんは元横浜ベイスタースの高木豊選手。 因みに一番下の大輔君はフランスの名門チームに留学中の14才) これに長身187cmのFW杉本選手。 酒井選手はゲームキャプテン的役割が期待されています。 

日本サッカー界にとって、今年の秋は四年後に向けて大事な『勝負の時』なのです。 そして、こういう大舞台を利用して次の世代をも『みんな纏めて』強化してしまうのが日本人の凄いところなのです。 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細な分析と愛情ある見解を寄せて頂き、誠にありがとうございます。

>日本サッカー界にとって、今年の秋は四年後に向けて大事な『勝負の時』なのです。 そして、こういう大舞台を利用して次の世代をも『みんな纏めて』強化してしまうのが日本人の凄いところなのです。


是非、そういう風になって欲しい、見守って行きたいと思います。
この戦績・評価がサッカーの発展に、競技人口の拡大に、スターや実力選手の輩出に、各ポジションに即した選手層の充実へと好循環のサイクル&波動が強く大きく起こりますように・・・祈念しております。 

余談ですが・・・

国際大会・高校サッカー以外には見ていない、心のどこかには日本&日本人の感性や価値観とは少し合わない競技?との思いがある私にも良く理解出来ました。
<どうも私には、偏見だと思いつつ、全力でぶつかり戦うのに手が制限されてい不自然&もどかしさ、男が大げさに痛さや悔しさを露にし、敗者を称え労わるよりも自分の喜びを誇示発散する姿に嫌悪感と人間性の卑しさ軽さを見てしまうのです。>



貴重な情報・データーを示してのお教えは、大変、参考になり、心より感謝とお礼を申し上げたいと思います。
誠にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/03 11:38

代表チームが「ベスト4」を目標としている以上


凱旋帰国とは少し言いがたい気もしますが
個人的予想ではグループリーグ全敗。せめてボロボロな試合だけはしないで欲しいと応援していたので
それを超えた時点で、この(手のひら返しだとしても)国内のムードは悪くないと感じています。

ただ自分のサポーターレベルこそが、世界レベルにはほど遠いな…と。
結果に一喜一憂するだけの観客であって、そりゃマスコミにも翻弄されちゃいますよ。。。

いつか背番号12をもらえるようなサポーターになったならば、その時は
『駒野コノヤロー』と言うでしょう。

踊らされていたとしても、この雰囲気でサッカー人気があがれば底辺拡大にもつながり
未来のスーパースターを目指す子供達がでてくるかも・・なので
笑顔で解散できた侍ブルー(ハエJAPANもきにいってたけど)にやっぱり拍手です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

懇切丁寧な解説と見解を回答賜りましてありがとうございます。


そうですね・・・サポーターのレベル(知識や経験他、総合的なサッカーへの関心度・愛着・見識)は歴史・競技人口・他にも人気スポーツ(野球・相撲・格闘技etc)がある等から異なりますね。
でも、熱くなり過ぎてのフーリガンや異常なナショナリズムの尖兵化は副作用・有害だと思うので過熱が平熱に戻るのは近い、もう直ぐだと思う。
マスコミやタレントのバカ騒ぎは覚め易く、目移りするものだから・・・

選手やチーム、指導者や作戦や戦法への冷静な論理的な客観的評価や分析や指導が行われるよりも表層的な人気・印象・エピソードに左右されるのは、良くも悪くも国民性・日本人の気質なのかも・・・
「歌手として見た場合のモーニング娘・AKB48・ジャニーズ等のタレント性や人気と歌唱力との乖離、一部タレント候補の政治への見識や資質を連想しました」



鋭い切り口からのご意見・分析に、大変、共感&感心を致しました。
誠にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/03 11:17

 こんにちは。



ベスト16。目標には遠く及ばない情けない結果?  にも関わらず

これだけ褒め称えてもいいものでしょうか。これが海外の代表なら特別

に英雄視は絶対にされないし、どうしてこの様な結果になってしまった

のかの検証が、必ず行われるでしょう。

 日本人には本当のサッカーファンが少ないのでしょう。だから今回の

ような結果や試合内容であっても、「勇気をもらった」「感動をありがとう」

と言った情緒的な甘い緩いセリフが飛び交うのです。

 どうして負けたのか、戦術的には本当にあれで良かったのか、今以上の

評価を得るには日本代表はどう変わらなければならないのか、そういった

建設的意見がマスコミからは全くと言っていいほど聞かれません。

 こういう幼稚なマスコミや評論家しかいない日本が、この先南米や

欧州やアフリカの強豪国に追いつくのは至難の業だと思います・・・

参考URL:http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/diamond …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

シビアー且つ客観的な分析&見解をご回答賜りましてありがとうございます。

>ベスト16。目標には遠く及ばない情けない結果?  にも関わらず

これだけ褒め称えてもいいものでしょうか。これが海外の代表なら特別

に英雄視は絶対にされないし、どうしてこの様な結果になってしまった

のかの検証が、必ず行われるでしょう。


私も、選手・チーム構成・指導者・作戦を、厳しく鍛え育むには硬軟、叱咤激励、冷静な分析や評価、反省と対策が必要不可欠だと思います。
水に流し、良かった良かった、頑張ったから褒めるだけ、プレー以外のエピソード&美談が多くなるのは本末転倒だと思います。
それを許し、多数派に流れに安易に乗っかるのは日本人の気質・諍い争いを好まぬ建前社会の処世術なんだろうか?

競うよりも和を尊ぶのは、狭い国土で肩を寄せ合って暮らして来た事から身に付いた英知:ある種、優しさ・曖昧さ・中途半端・風や潮目で豹変する国民性、焼け野原から立ち直った我ら日本人の優れたDNA・原動力かも・・・
<突き詰めた結論・本心・納得していない部分が残る故、違った情報・データー・結果で劇的変化も起こり易いその端的な事例が、今回の侍ジャパンへの評価の乱高下であったのかも・・・>



分かり易く教えて頂き、大変、参考になり、心より感謝とお礼を申し上げたいと思います。
誠にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/03 10:58

>PKでの失敗


これはしかたないですね、運みたいなものですから、私個人的にはPKといったある種「ジャンケン」みたいなのではなく、どちらかがゴールするまでやればスッキリすると思います。

それよりマスコミですね、なんであんなに手のひら返して持ち上げるのか。
それにつられて、サッカーのことよくわからない人達までが大騒ぎ。
その為か「感動をありがとう」なんて薄っぺらい感じです。
それに「凱旋会見」???
どこが凱旋。
優勝はまあ無理としても(そりゃできれば良いけれど)、岡田監督が言っていたベスト4はおろか、ベスト8にも入れなくてどこが凱旋なのでしょう。
言葉、雰囲気でわいわい騒ぎ立てるマスコミに振り回されるのはいかがなものか。

良かったことは良かった、ダメなものはダメ、みんなもっと自分で考えて冷静に判断すればよいのにと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答賜りましてありがとうございます。


>PKでの失敗への感慨・思いは同感です。

個人的には、色んな制約はあっても大リーグ<野球>の決着までのゲーム展開ルールが良い。


>それよりマスコミですね、なんであんなに手のひら返して持ち上げるのか。
それにつられて、サッカーのことよくわからない人達までが大騒ぎ。
その為か「感動をありがとう」なんて薄っぺらい感じです。

自分自身を含め、日本人の曖昧さ、優柔不断、熱しやすく覚めやすい、忘れっぽい・・・国民性がマスコミ・ファンにも色濃く反映していると思います。
近い事例で思い起こせば → 北京オリンピックの星野ジャパンへの熱気とバッシングへの変遷が浮かぶ

また、それは政治の世界でも表層的なブームや人気が大切な国家の国民の行方を左右している。
民主党の偽メール当時の壊滅寸前の支持率が、政権交代のスローガンだけで鳩山首相を生み、その無能無責任ぶりに支持率が急降下、それが同じ内閣のNO-2であり偽装マニフェスト&買収バラマキ政策の菅首相に代わっただけで60%超に乱高下しているのと似てる。
忘れっぽい、あきやすい、信じやすい、理より気分&利に流される・・・日本人の気質・本性を見た!

そんな事柄が脳裏を巡った、岡田ジャパンの出発時と帰国時の評価・待遇・マスコミである。



誠にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/03 10:37

私は駒野選手でも岡田監督でもないのであくまでも想像ですが。



<叱咤激励の意味、さらなる進歩と強化の面からお教えください>
「サポーターの優しさ甘さ」? 
まったく関係ない、影響ないと思います。

岡田監督にないするブーイングも賞賛も謝罪も同じ、まったく影響ないでしょう。
あの舞台に立つような人は、他人の評価などよりずっと厳しい評価を自分自身に対してできる人たちです。
何も知らない周りの人間が何言おうと(もちろん多少気に病むことはあるかもしれませんが)、最終的には自分自信への評価・決断・実行力で行動することでしょう。

まぁ言うのは勝手ですがね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答を賜りましてありがとうございます。

ワールドカップの決勝まで、話題が過剰過大なぐらいでも、サッカー熱が冷めず、余韻が関心がJリーグや高校サッカーに好影響を与えサッカー人気とか愛好人口の増加となって定着すれば良いと思います。

それが、ブラジル大会への出場、ベスト16突破への原点だと思います。




誠にありがとうございました。

お礼日時:2010/07/03 10:16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!