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どうして、人によって好きな匂い・嫌いな匂いがあるのでしょうか?
化学的に解明されているのですか?
ご存じの方、解答お願いします。

A 回答 (5件)

こんにちは。


これは化学や生理学で解明されることではなく、脳科学、心理学で研究されていることです。
好き嫌いといいますのは我々の感情に従うものです。つまり、同じ匂いを嗅いでもひとによって感情が分かれるのです。そして、このような個人差といいますのはそれぞれの生後体験の違いによって作られます。

「悪臭」といいますのは毒物、腐敗など危険の伴うものです。ですから、このような基本的な判定は遺伝情報として予め定められています。また、甘い匂いといいますのはグルコース、即ち我々にとって必要な栄養源ですので、多くの動物がこの匂いに惹かれるように進化しました。
体質の違いというのもありますが、このように遺伝的に定められたものは生まれたときから全人類に共通です。ですが、逆に言いますならばそれ以外の好き嫌いは何も決まっていないということです。
我々動物は自分が生まれた環境の中からそれぞれの体験によって安全・危険、利益・不利益を確かめ、これを学習しなければなりません。ですから、そこに個人差があるのは、生まれ育った環境や体験が色々と異なるからです。つまり、我々の脳といいますのは最初から好き嫌いを自分で学習するように作られているわけです。
この学習結果は「大脳辺縁系」というところに記憶されます。大脳辺縁系には身体内外のあらゆる感覚情報が入力されており、ここでは過去の学習結果に基づいて利益・不利益の判定を下し、脳内に「情動反応」を発生させます。このため、我々の好き嫌いは感情として現れます。

このようなものを「感覚嗜好(嫌悪)学習」といい、専ら脳科学や心理学の研究対象となっています。
「味覚嫌悪学習:不味い」
「嗅覚嫌悪学習:臭い」、といったものです。
このように、「好き嫌いの個人差」といいますのは生後環境の違いによって作られるものです。そして、これには概ね二通りのパターンがあります。
「個人的体験:人それぞれの体験」
「文化的体験:生まれ育った社会や時代」
納豆の匂いなんてのは地域によってけっこう好き嫌いが分かれますよね。

「母親の匂い」なんてのは「嗅覚嗜好学習」の代表例です。
このような学習はかなり早くから始まり、例えば食べ物の好き嫌いや異性の好みなんてのは生後三歳ごろには決まり初めます。好き嫌いは分かっているのですが、どうしてそうなったのかまでいちいち憶えているひとは少ないと思います。
ですが、
「実は子供のころお前の顔に納豆ぶっかけちゃってね」
親に尋ねれば意外な事実があるかも知れません。
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他の感覚器とちがい、嗅覚だけは大脳辺縁系の扁桃体で処理されるからです。


ここは本能的な部分で、情動に結びついています。
アロマテラピーで、リラックス効果や覚醒効果などが得られているのがこれです。

一方、扁桃体にはもう一つ特徴があり、記憶と密接なかかわりを持っています。
たとえば、子どものころに材木置き場で怖い体験をした人は、木材のニオイを嫌いになったり恐怖を感じたりするのに、ここで楽しく遊んだ人は好ましいニオイと感じる、と言った具合です。

嗅覚は比較的解明が遅く、まだ分からない部分も多いのですが、情動と記憶にかかわるため、個人差が大きくかつ、修正されにくいとされています。
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他の感覚器とちがい、嗅覚だけは大脳辺縁系の扁桃体で処理されるからです。


ここは本能的な部分で、情動に結びついています。
アロマテラピーで、リラックス効果や覚醒効果などが得られているのがこれです。

一方、扁桃体にはもう一つ特徴があり、記憶と密接なかかわりを持っています。
たとえば、子どものころに材木置き場で怖い体験をした人は、木材のニオイを嫌いになったり恐怖を感じたりするのに、ここで楽しく遊んだ人は好ましいニオイと感じる、と言った具合です。

情動と記憶にかかわるため、個人差が大きくかつ、修正されにくいのです。
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匂いだけでなく食べ物、ペット、その他色々なものに好き嫌いがありますが、多くは幼少期から小学校ぐらいの間の正や負のトラウマによるところが多いようです。


非常に楽しかった思い出に結びつく食べ物や匂いは一生「好きな」方に分類され、嫌な思い出に結びつくものは「嫌いな」方に分類される様です。
ですので、親などから見ると半分程度思い当たる節があるみたいです。
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人間が異性に好意を持つ要因の一つに「匂い」があるからです。


所謂、フェロモンというやつです。
一般的に人間が放つ匂いというのは、人間の体質や気質に影響するらしく
自身とより異なる匂いを放つもの(=自身と異なる人間)を好むようです。
*自身の不足した部分を補うという意味があるそうです。

物に対する匂いについても、同様の事が言えるようです。
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