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大相撲、審判長の物言いの協議説明の違和感。

大人の皆さんにお伺いしたいのですが、いつも、物言いの場内説明の「が」を聞く度に、しっくりしません。

例えば、先日の豊真将vs徳瀬川戦の説明。

「ただいまの協議についてご説明します。行司軍配は西方徳瀬川有利とみて上げましたが、豊真将のかかとが先に出ており、軍配どおり徳瀬川の勝ちといたしました。」

と審判長がアナウンスしました。

徳瀬川が勝っているので、これですと「徳瀬川有利とみて上げましたが」の「が」の立場がないと思うのですが(^^; これは日本語として正しいのでしょうか?

正しくは
「徳瀬川有利とみて上げましたが、徳瀬川に勇み足があったのではないかと物言いがつき、協議しました結果、豊真将のかかとが先に出ており、軍配どおり徳瀬川の勝ちといたしました。」
と説明するべきではないのでしょうか?
または「が」を使うのであれば、協議結果が軍配差し違えとなった場合にではないでしょうか?

これも相撲界の歴史と伝統に培われた独特のものなのでしょうか? それとも違和感をおぼえる私がヘンなだけ?

A 回答 (5件)

「ただいまの協議についてご説明します。

行司軍配は西方徳瀬川有利とみて上げましたが、豊真将のかかとが先に出ており、軍配どおり徳瀬川の勝ちといたしました。」

日本語の使い方がまずおかしいですね。違和感を感じるのは当然と思います。「~しましたが」はあくまでも「行司差し違え」があった時に使うもの、いわば「否定形」です。もっと正しく説明しようとすればこうでしょう。

「ただいまの協議についてご説明申し上げます。行司軍配は徳瀬川有利と見て西方にあげました。しかし審判員から徳瀬川に勇み足があったのではないかと物言いが付き、ビデオで確認しました結果、豊真将のかかとが先に土俵の外に出ている事が確認されましたので、協議の結果、軍配通り、徳瀬川の勝ちと決定いたしました」

早い話が力士とは元々喋りが苦手で、寡黙さが美徳という事が、長い歴史と伝統の中で、培われてきたわけです。そんなもんだから、ついつい誰かが間違って使った協議説明の中の日本語の使い方が、そのまま踏襲されてしまっているんです。審判部長も当たり前の様に使っているので、自然と初めの「おかしな日本語」になってしまうんですね。だから何の変わり映えのしない説明になるんです。

以前、千代の富士が親方になり、審判長だった時、誰と誰の取り組みだったか忘れましたが、1度目は同体取り直し、そして取り直しの一番でも物言いが付き、その時、珍しい事を言ってましたっけ。

「同体と見て、もう一丁です」

普通は「同体と見て、もう1度取り直しと致します」というべき所を、相撲用語の「もう一丁」を使ったものだから、アナウンサーも解説者も苦笑いしてましたっけ。
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徳瀬川有利とみて上げましたが、徳瀬川に勇み足があったのではないかと物言いがつき、協議しました結果、豊真将のかかとが先に出ており、軍配どおり徳瀬川の勝ちといたしました。



これは結果の如何に関わらず、行事の判定に対して物言いがついたことを示します。つまり「物言いがつき」にかかる「が」です。それにより協議の結果、行事軍配どおりになったということです。
丁寧な審判長であれば
「行事は徳瀬川有利とみて徳瀬側に軍配を上げましたが、徳瀬川に勇み足があったのではないかと物言いがつきました。協議しました結果、豊真将のかかとが先に出ており、行事軍配どおり徳瀬川の勝ちといたしました。」というのでしょうが、ある程度試合の流れを停めているわけですし、待っている間の力士(当事者だけでなく控えも)の緊張はかなりのものです。なので、できるだけ完結に、それで居て要点を判りやすくする為に、途中をはしょってしまう事があります。更に簡単に済ませる人ですと
「ただ今の勝負、徳瀬川に勇み足があったのではないかとの物言いがつきましたが、軍配どおりといたしました。」とする人も居ます。
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【訂正】



「逆接」を「逆説」と書き間違えたのが3カ所もありました。肝心な所で漢字を間違えてすみません。
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【結論】



私も全く違和感をおぼえないわけではありません。しかし、それが気になるというより、かえって勝負判定の雰囲気を盛り上げていると思います。

【理由】

(1) 日本語として正しい。なぜなら、「が」は逆説だけでなく、「因果関係のない単なる接続」なども表すからである。用例は『宇治拾遺物語』の昔からあるそうだ。
「長門前司といひける人の女二人有りけるが、姉は人の妻にてありける」。
小学館『類語例解辞典』は次のように説明している。
〔引用開始〕
「が」は、一般にもっぱら逆接を表わす接続助詞のように思われがちであるが、接続助詞の「が」は格助詞の「が」から発達したもので、本来は順接とか逆接には関わりのない接続関係を表わす。したがって、現代語でも逆接の確定条件のように、前件と後件が特別な因果関係にあることを表わす用法だけではなく、前件と後件とを対比・対照させていることを表わす用法(対比・対照)や、後件の断り書きのように前件を提示して後件に接続させる用法(単純接続)などがある。そのほかにも、「顔もいいが性格もいい」のような順接の並列や、「課長でしたらもう帰りましたが」のような終助詞的な用法もある。
〔引用終り〕

(2) 場内も視聴者も、固唾を呑んで審判長のアナウンスを聞くものである。「が」が逆説なのか、単なる接続なのか、分からないところがいいのだ。それが感興を高め、その直後の「豊真将のかかとが先に出ており、軍配どおり徳瀬川の勝ちといたしました。」でドッと沸く。
ご質問者による「正しくは」の文例は、もたもたしている。「徳瀬川に勇み足があったのではないかと物言いがつき、協議しました結果、」の部分は要らない。説明とはいえ、説明的過ぎると思う。

(3) 審判長はお相撲さん上がりで、お相撲さんはたいてい口下手だろうから、逆説も順接も「が」で済ませてしまうのも許せる。
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ご指摘のとおり、このアナウンスの文章は間違ってますね。

・・・が、という助詞を使うと、その後は前の文章とは逆の文章が来るのが正しい用法です。相撲のアナウンスは他にもおかしいところがあります。たとえば
『ただいまの決まり手は上手投げにて白鵬の勝ち』というものです。主語+は+名詞と来るとこれは主語と名詞が等しいものの筈で『ただいまの勝負は上手投げにて白鵬の勝ち』と言うべきものです。これは投書したこともあるのですが、頑固に変えないで続いていますね。相撲協会の頑迷固陋さがそこに出ています。
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