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こんばんは。

方言の質問です。
物の授受に関する動詞には「あげる」「くれる」などがありますが、
共通語では、
1)自分→他人A
2)他人A→自分
3)他人A→他人B
4)他人B→他人A
の授受において、
1)の授受は「あげる」を使用し、
2)の授受は「くれる」を使用し、
3)4)の授受は「あげる」使用ますが、
私の出身地(長野県)では、1)3)4)の授受に「くれる」をしようすることがあります。(もちろん「あげる」も使用します。)ただし、2)の授受で「あげる」を使用することはありません。
例えば、共通語では
私  「これ、あげようか?」
友人A「えっ、本当にくれるの?」
と言うところを、私の地域の場合は
私  「これ、くれようか?」
友人A「えっ、本当にくれるの?」
といった感じです。
そのことを、愛知県出身の友人に話すと「くれてやる」の意味か?と言われますが、それほど強い意味ではありません。確かに、目上の方などには使用せず、目下や同じ立場の人に対して使用することは確かです。
そこで、同様に「あげる」の意味で「くれる」を使用する地域はほかにもありますか?
ご存知の方、教えてください。
出来るだけ細かく地域を教えてください。
長野県内での状況についてもご存知の方いらっしゃいましたらお願いします。
「○○の地域では使わない」と言う回答でも構いません。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

共通語で「あげる」を使用するところに、


かわりに「くれる」を使用する方言ですよね?

これについては、方言研究ですでに研究されていますが、
研究者の名前、論文タイトル等ど忘れしてしまいました。
すみません。

ただ、私が覚えている範囲では、長野だけでなく、
新潟、群馬、静岡の方言にもある言い方だったと思います。

もし詳しくおしりになりたいなら、
「やりもらい」「授受表現」などのキーワードで調べられると出てくると思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私は、専門家ではありませんが、以前から気になっていたことなので、聞いてみました。
研究論文、思い出しましたら、教えてください。
「くれる」は長野県だけではないんですね~。
参考になりました。

お礼日時:2003/07/21 10:56

物を与える動作で、自分から他人、他人から自分の両方に「くれる」が使われると思います。

地域差はあるでしょうが使用する頻度の問題であり、日本語として誤りだと考えたことはありません。

誰が使っていたか(出身地)は覚えていませんが、「欲しいならくれてもいいよ」という表現はよく聞いた記憶があります。「A君は欲しかった本をBがくれたと喜んでいた」このように他人間の接受でも使うと思います。

同じ与える動作の「やる(上げる、差し上げる)」も自分対他人、他人対他人に使えるので「くれる」と基本的には同じではないでしょうか。

両者とも自分へは使わないところが特徴ではないでしょうか。自分が自分に与える動作は「取る」かな・・と思いますが自信はありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「欲しいならくれてもいいよ」という表現は我々もよく使います。そこで、名古屋で友人に「これくれるよ」って言ったら、????何言ってるの?って感じだったので、初めて方言だと知りました。
また、お願いします。

お礼日時:2003/07/21 11:13

big_barnさんは長野県内のどの地域のことに詳しいのでしょうか?


長野県諏訪地方ではおっしゃるとおり,
・自分(話者)または第三者が他人や他のものに与えるとき「くれる」といいます。
飼っている動物への「えさくれ」「えさをくれる」
栽培している植物への「みずくれ」「みずをくれる」
などです。
・話者が相手に与えるときも「おめさんにくれるわ」(おまえさんにあげるよ,の意)などといいます。
・話者が又は他人が第三者に対して与えることの表現でも,
「こんぼこに ちちくれなきゃ」(子供にお乳を与えなければ」のようになります。
つまり,(標準語とは違って)同格または下位の者・物への授与を「くれる」と表現するようです。
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この回答へのお礼

こんにちは。
ありがとうございます。
私は、上田地方の出身です。
諏訪地方でもやはり使うんですね。上田でもほぼ同様の使い方をします。私の親戚が諏訪にいるのたぶん頻繁に聞いていたんだと思いますが、当時はそんなこと意識していなかったので、記憶に残っていないんですよ。佐久地方出身の知人はやはり「あげる」意味で「くれる」と使うということです。伊那の友人にも聞いて見たいと思います。
おなじ長野県でも、谷ごとに方言が違うので興味深いところです。
また、お願いします。

お礼日時:2003/07/21 11:21

さきほど,「くれる」の回答をしましたが


ご質問の趣旨から外れるかもしれませんが,「あげる」は最近使い方が変わってきていますね。

 わたしの理解では,
「あげる」は自分(話者)から(同格または目下の)相手(聞き手)への授与の(丁寧な)表現です。
例:「これ(君に)あげるよ」

これに対して,
最近の用法で特に気になって仕方が無いのは,
1.目下(下位)や身内の第三者に対しての授与を,他人である聞き手に向かって
「翔太くんにあげる」「ポチにえさをあげる」
などと言うことです。
さらに,
2.「~てあげる」と言う言い方が下位の者や人間以外の動物や物にたいしての自分の動作に対して用いられることです。
例:「こういう風に撫でてあげると喜んで尻尾を振るのよ」(飼い犬に対して)
「このねじはしっかりと締めてあげてください」(機械に対して)
※このような場合,今までなら(これが正当な日本語だとわたしは現在思っていますが)
「撫でてやると・・・」とか「締めて(やって)・・・」となると考えます。
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この回答へのお礼

再びの投稿ありがとうございます。
そうですね。
動物や植物には「あげる」ではなく「やる」が本来に、言い方ですよね。動物を単なる働き手の「物」でなく、家族の一員として親しみをもつようになった結果のあらわれなんでしょうかね~?
私も、認識はしているのですが、「やる」という表現は威圧的な感じがしてあまり好んでは使いません。私は、目下の人や動物や植物に対しても「あげる」を使うことが多いと思います。ただ、物に対しては使いませんが。
ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/07/21 12:09

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