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好奇心や興味・関心といった感情は、脳のどの部位で作られているのですか?

解説されているサイトやオススメ本などがありましたら、教えてください。

A 回答 (1件)

こんにちは。


我々の脳内で感情といいますのは「大脳辺縁系」というところを中心に作られます。大脳皮質よりもちょっと下の古い皮質です。
ここでは与えられた状況に対して「利益・不利益」の判定を下しています。辺縁系ではこれを基に「快・不快の情動反応」が発生し、これにより、「接近行動」か「回避行動」かが決定されます。
嬉しいのか怖いのかが判定できなければ近付くのか逃げるのかは決められません。我々動物にとって感情とは与えられた状況に対応した行動を選択するために発生するものです。喜怒哀楽、我々の全ての感情はこの辺縁系に発生する快情動と不快情動の何れかが出発点になります。

興味や関心といいますのは接近行動の動機として働きます。このとき、辺縁系に発生している「快情動」は「報酬系回路」の働きを活性化させます。この反応は主に喜びや満足感ですが、ここには学習結果を用いたある程度の予測機能というものがあり、この予測機能が期待や好奇心を持続させます。そして、この一連の反応も全て大脳辺縁系の情動機能を中心に行われます。
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この回答へのお礼

我々動物にとって感情とは与えられた状況に対応した行動を選択するために発生するものです。喜怒哀楽、我々の全ての感情はこの辺縁系に発生する快情動と不快情動の何れかが出発点になります

参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/20 00:27

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