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龍谷大学の文学部史学科東洋史学専攻で大東亜戦争の勉強はできるのでしょうか?
また、日本の近代史が学びたい場合には国史学専攻のほうがいいのでしょうか?

A 回答 (4件)

基本的に東洋史では中国、朝鮮、東南アジア、西域の歴史が中心です。

龍谷という性格から仏教史中心の教授が多いことも事実です。ただ中国近代史の専門の教授はいますので、戦争を中国からの視点で研究することは可能だと思います。ただ、大東亜戦争(太平洋戦争)の研究は国史専攻だと思いますし、法制や経済の面からとらえると、経済学部や法学部なのかと思います。私は龍谷の国史出身ですが、かつて戦争中のマスコミについて研究しておられる大学院生はおられました。あまり現代史に近い部分を研究テーマに選ぶ学生は多くないのではないかと思います。
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 歴史教養として、近現代史を学習するには、国史学だけでは視野狭窄な歴史観が身につくだけになるのがオチでしょう



実際、日本の国史学の専門家に「これぞ」と言える優れた研究家はいませんし、郷土史研究家と似たり寄ったりです。
 その似たり寄ったりなのは、国史学が文献学に偏重していることが一番に挙げられるでしょう
比較的歴史文献が豊富な日本の国史は文献が重視される傾向ですが、その文献の怪しさを自然科学から検証する作業などが、国史学では行われていません。
 例えば、元寇の研究に関しては、国史学は、二回とも「神風ふいた」という寺社の文献を尊重していますが、自然科学的に11月に台風・暴風雨が博多を襲うなどはありえません。
 つまり、文献学を基礎にした国史学は、信用ならない歴史という現実が最近は多く指摘されています。
これは科学技術の進歩で、文献学に立脚した歴史の間違いが簡単に指摘できるようになったからに他なりません。

 同時に国史学は歴史を横軸(国別)で捉える能力が乏しいことが指摘できます。
グローバル化する近現代史において国史学は視野狭窄に陥りがちになるのは、横軸の歴史素養が不足する傾向にあるからです。

 正直言いますと、大東亜戦争の勉強をするなら、東洋史学ではなく防衛大学に入るのが最も適切でしょう。
 東洋史学といっても中国史が主体になる日本の東洋史世界を考えると、むしろ、独学で学んだほうがいいと思います。

 なお、日本で大東亜戦争の研究を歴史学的に客観的に行えている歴史家は私の知る限りは誰もいません。
 歴史観の自由を含めて、まずは自分で当時の世界情勢・社会情勢の知識を養ってから勉強するのが適切でしょう。
 ちなみに、単なるミリタリーヲタクな見解ならば、そこらの専門書の方がいいと思います。
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龍谷大学のサイトを見てみましたが、史学科で日本の20世紀史をやっている先生はこの方しかいないみたいです。


http://www.ryukoku.ac.jp/who/detail/802956/

ただ、歴史の場合大学で教わるのは本来的には知識ではなく研究方法です。
基本的な知識は高校までに教わっているはずです。
そういう意味では、日本近現代史専門の先生がいない大学でも大東亜戦争の勉強ができないことはありません。
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 歴史の専門家ではありませんので、いい加減に聞いてください、



 国史学に分野を搾っては、日本の本当の近代史は分からないでしょうし、東洋史学に分野を搾っては本当の大東亜戦争は分からないような気がします。

 日本の近代史は、イギリスの海軍、フランスの陸軍、ドイツの医学、ロシアの文学、などの影響を抜きにしては、アジア東端の国から近代国家への脱皮は見えないと思います。

 また欧米諸国のアジア植民地主義、欧米列強の東アジアにおける利害の衝突を抜きにしては、太平洋戦争が起こる力学は見えてこないように思います。

 一見無関係に見える様な遠くのものでも、地下ではしっかり繋がっていることがあります。世界的に意味のある大東亜戦争や、日本近代史を研究なさるなら、広い基礎が必要ではないかと思います。

 龍谷大学については「お西」の大学と言う以外知りませんが、いい先生といい本を選べば、きっといいお仕事ができると思います。
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