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ベータマックスとHD DVDの違いは?

以前の質問ではよくわからなかったので、改めて聞きます。
ベータマックスとHD DVDは、規格争いに敗れたところまでは一緒ですが、その後の運命が大きく異なりました。ベータは細々と続いたのに対し、HD DVDは電光石火のごとく消え去りました。

同じ主導権争いに敗れたメディアでも、ベータマックスとHD DVDはなぜ敗色濃厚になってからの応対が大きく異なるのでしょうか?また、規格争いで敗れても長らえるかどうかは何がポイントでしょうか?

A 回答 (9件)

>何故に普及率でいえば「その程度」だったのでしょうか?



そもそも、DVDレコーダー自体がまだビデオデッキからの移行・普及の段階で、次世代媒体といわれたブルーレイ、HD DVDによるレコーダー・プレーヤー自体が一般に普及するはるか前に結論が出たからです。
当初はDVD映像ソフトを供給していた会社は、次世代媒体選択でブルーレイ陣営とHD DVD陣営に分かれていましたが、その後すべてがブルーレイを選択して一本化されました。これにより、市販映像ソフトのプレーヤー機器としてのHD DVDの普及の道が完全に断たれ、この敗北でレコーダー・PCドライブとしての将来性も低いと見たHD DVD開発元の東芝が早くに完全撤退を決定したことで、ブルーレイ・HD DVDの一般への普及率がわずかしかない段階でブルーレイの勝利が確定しました。
ただし、ブルーレイも決してDVDからの移行がスムーズに進行しているとはいえず、レコーダー自体の普及率もビデオデッキほどの一般性があるとはいえません。最大の原因はデジタル放送による録画制限の縛りが、デジタル録画機器を使い勝手のひどく悪い操作の面倒なものにしてしまっているからです。地デジ対応のためビデオデッキからの置き換えの必要性は上がりながらも、アナログ放送時代のような自由な録画・ダビングができない状態では、あえてDVD・ブルーレイといった保存媒体へ録画しなくてもHDD録画TVという簡単に録画できる選択肢が提供されたこともあり、今後もブルーレイを含むデジタルレコーダーの普及率の伸び速度が急速に上がっていくかどうかは疑問です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

>ブルーレイも決してDVDからの移行がスムーズに進行しているとはいえず、レコーダー自体の普及率もビデオデッキほどの一般性があるとはいえません
HD DVDも録画制限の縛りは変わりありませんので、それがHD DVD自体の撤退をベータ以上に早めたのではと思います。

お礼日時:2010/09/18 21:29

HD DVDの場合は一般に普及する前に勝敗が決定してメーカーが早々に撤退してしまったのに対し、ベータはVHSと拮抗した状態が長く続いた上で敗北が確定したため広く一般に機器やソフトが普及していたということです。


数多くの製品がでれば、アフターサポートの義務もそれだけ多く発生することになり、ある程度の期間は市場にも残るでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
HD DVD撤退はニュースでも報じられましたが、何故に普及率でいえば「その程度」だったのでしょうか?
ベータも高額だったのは変わりなかったですが…(しかも現在より貨幣価値が高かった時代に30万近く)

お礼日時:2010/09/18 13:37

はじめまして♪



あくまで個人的見解ですので、参考程度に、、、


βマックスが敗北した時に、すでに普及して多くのユーザーが居ました。
国内だけではなく、世界的に見ますと、100%βマックスがと言う国も存在しました。

対して、HD-DVDは国内も国外も、普及したとは言えない状況で撤退した為、すでに「過去にはそういう技術も有った」と言う印象に成ってしまったのでしょう。

過去にはパイオニアのレーザーディスクと言う物と、ビクターのVHDと言う、映像用のデスクシステムが存在しました。

パイオニアは、CDなどの基本と成るレーザー光線で読み取る手法を、海外のメーカーと技術提携し、国内やヨーロッパでは販売が出来ない可能性が高いにも関わらず、アメリカで販売して大成功ですね。
その数年後にVHSを造ったビクターがVHDを販売するも、市場原理から衰退しました。

パイオニアのLDもDVD-Video規格には完敗で、終了しています。

さて、もう一つ、βが撤退後も息が長かったのは、プロ用機器の分野しょう。
カメラ一体型のカムコーダーと言う分野では、松下のM3システムが普及するまではほとんどの世界標準機とも言えるほどプロ用途では普及しました。
βカムと言うテープは、一般用のβテープのハウジング(ケース)を強化、高機能化したものでしたが、民生用(一般用)のベータテープも利用出来るため、世界中の戦闘地域や災害地でも代用テープが入手出来て取材出来るというのが非常に魅力的だったようです。

一応、L-500と言う一般では2時間、3倍モードで6時間のテープを、15分だったか20分だったか記憶は定かでは有りませんが、プロ用の記録のためにテープを高速で回して消費したそうです。
(当時のフィルム式カメラでは3分~6分、しかも100万未満の安い機材だと音声はテープレコーダーで別取りの時代ですから、夢のようなシステムだったんでしょう)

そういう、私達が直接は知らない部分も有って、βのSONYが正式に撤退した後もテープだけはつい数年前まで家電店やホームセンターで購入出来た物ですね。

たしか、世界的に認められたDVが普及してから、テープの製造も止めたかと記憶します。

ほんと個人的感覚なのですが、
HD-DVDと言うネーミングも微妙でしたね。 中の規格はBDに完敗とは思えません。

ただ、日本では「ハイヴィジョン」と言いますが、欧米では「HD」なんですね。
しかし、従来のDVD(デジタル ヴァーサタイル デスク)でも、DVD-Videoフォーマットから逸脱しますと「ハイヴィジョン」画質で記録(録画とは言いませんね)出来ましたので、一部の一般人は、「HD放送なら他の方法でも録画出来る」と単純に勘違いしたのかもしれません。

BDはそれまでのCDやDVDと違う「青いレーザー」と言うのが「将来の夢」に印象として結びつきやすかっただけかもしれませんね。


あ、そうそう、「青いレーザー」で、BDと書かずに「BL」と書き込んだら、有るサイトでは、恥ずかしい思いをしました(笑) 
まぁ。「受け」&「流し」と言う事でサラリと回避しましたけれど(爆笑)


うわぁ~、またまた質問の趣旨から脱線が多くなってしまいました。ごめんなさい。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
HD DVDは第一印象も悪かったようですね。容量が少ない以前に将来性に乏しいと思われては…

お礼日時:2010/09/18 13:33

>それじゃなぜHD DVDのほうが残らなかったか? といっても、一言でいえば松下(現パナソニック)の力でしょうか?



多分にあるでしょうね。しかもSONYも同じ陣営ですし。BDのほうが容量が大きいなど、規格上の優位性もあると思います。
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この回答へのお礼

再びありがとうございました。
Panasonicは「BD=高くつく」というイメージを払しょくし、コストをHD DVD以下に抑え込んでメーカー獲得に貢献しましたしね。

お礼日時:2010/09/17 21:15

#2です。



>ということはベータは敗色濃厚になるまでにある程度は普及していたのでしょうか?

ご存知ない世代だということですね。
ベータの1号機は75年、ソニーがVHSを売り始めたのは88年で、ベータが生産終了となる2002年まで、累計で国内400万台、世界で1800万台生産されたそうです。HD DVDはたった2年ほど、レコーダーとプレーヤー合計で国内3万台に過ぎません。比較にならないんですよ。
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この回答へのお礼

再びありがとうございました。

ベータはある程度は売れたということですね。

お礼日時:2010/09/17 21:09

想像で答えます。


メーカーの顧客に対する姿勢ではないでしょうか?
自分のところの商品を、一人でも購入した方がいるなら、壊れるまで、テープを供給します。ということだと思います。
出荷台数が多い少ないで判断されたら、消費者は、安心してものが買えません。
その証拠に、S社には、Lカセットという商品を市場に出しましたが、あまり売れずに短命の商品がありました。でも長いこと、テープの製造販売は続けていました。
またベーターVS VHSのときも、T社は当初ベーターを販売しておりましたが、電光石火で、VHSに販売を切り替えたいきさつがあります。

勿論、S社は、業務用のベーターカム等の販売を続けていましたから、必然的に、ベーターのテープを作らなければならなかった、ということもあります。でもそればかりでないのは、先に挙げた例でおわかりいただけると思います。
>規格争いで敗れても長らえるかどうかは何がポイントでしょうか?
過去の事例を見れば、それぞれのメーカーがどのように対応してきたかが、判断基準になると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

そこはメーカーの姿勢もありそうですね。

お礼日時:2010/09/17 21:11

実際に製品がでたのはベータのほうが先でした。

VHSを製品化したのはビクターで、VHSの旗頭である松下が参入したのはベータ発売の2年後でした。
ですのでベータのほうが先にある程度普及してしまったんです。これがひっくり返るわけですからそれなりに時間もかかるわけですね。

それじゃなぜベータのほうが残らなかったか? 一言でいえば松下(現パナソニック)の力だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

>それじゃなぜベータのほうが残らなかったか? 一言でいえば松下(現パナソニック)の力だと思います。
それじゃなぜHD DVDのほうが残らなかったか? といっても、一言でいえば松下(現パナソニック)の力でしょうか?

お礼日時:2010/09/17 20:41

>なぜ敗色濃厚になってからの応対が大きく異なるのでしょうか?



そりゃあ撤退決定までにどの程度普及しているかの差ですよ。
HD DVDはそれほど普及していなかったので撤退しても影響が少なく、店頭から消えるのが早かっただけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
ということはベータは敗色濃厚になるまでにある程度は普及していたのでしょうか?

お礼日時:2010/09/17 20:06

実際に出荷(販売)された機器の数がものをいうのではないでしょうか。


HD DVD対応の機器なんかもっている人はほとんどいないのではないでしょうか?(DVDのHDRec対応ならある程度はいるでしょうけど)
それに対しベータマックスの場合、対応の機器を持っている人はかなりの数になるはずです。だからそういう人たちのために、いきなり打ち切るわけにもいかなかったのだと思います。
 
ベータ対VHSは勝負がつくのに時間がかかったが、HD DVD対BDのときはすぐに勝負がついた、そういう違いだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
そもそもHD DVD撤退は大手のワーナーがオンデマンドとの競争に生き残るためにもとシェアの大きいBDに乗り換えたのが発端なんですよね。
VHS/ベータ戦争ではそういうことは記憶にないようですが…

お礼日時:2010/09/17 20:07

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