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三大映画祭にエントリーされる作品は誰がどのように決めてどういう経緯で出品が決まるんでしょうか?
知名度大幅アップのチャンスなわけで、
映画関係者なら皆上映してもらいたいと思うはずですよね。
でも何作品かにしぼって上映することになるんですよね?
あと、日本からは何本とかの枠も決められると思うんですが、
その基準などについても御存知の方がいらっしゃったらお教えください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

各映画祭には総責任者にあたるディレクターと呼ばれる人物がいます。


その方が決めています。
カンヌだとティエリー・フレモー、ベネチアはマルコ・ミューラーがそれぞれディレクターです。ベルリンは知りません。
彼らは評論家やら配給会社やら、あるいはセールスカンパニーと呼ばれる映画祭と配給とを結びつける会社など、世界中にネットワークを持っているので、年間を掛けて、自身の手がける映画祭に出品するものを選びます。
ただカンヌ映画祭でいうところのパルムドール(最高賞)など賞そのものは、その年選ばれた監督や俳優などの審査員たちがするので、ディレクターは関与してないという立場になっているようです。
どんな作品が選出されるかはベネチアは芸術性の高い作品を、ベルリンは社会派的なものを、カンヌは??(審査委員長の好みでバラバラな気がしますけど)といった傾向があるようです。


日本から何本とかはありません。まったく出品されない年もあれば、83年のカンヌのように、「楢山節考」と「戦場のメリークリスマス」の2作品がグランプリを競ったこともあります。

ハリウッドのアカデミー賞だと日本の日本アカデミー賞協会(ハリウッドの協会とは無関係です)がエントリーする作品を決めています。外国語映画賞へのエントリーで、エントリーするだけでノミネートされないことの方が多いです。
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この回答へのお礼

興味深く且つご丁寧なご回答を誠にありがとうございました。
そうですか、選出だけに携わる人物がいるんですか。
責任重大な任務なんですね。なんか凄いな~って感じがします。
それで毎年日本からの作品数にバラつきがあるんですね。
よく分かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/14 13:39

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