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心理療法などで鬱がよくなる事があるのなら、やっぱり考え方や気の持ちようが
原因じゃないんですか?

A 回答 (12件中1~10件)

臨床心理士です。



どういう意図からのご質問か、よく分かりませんが、「気の持ちよう」と思われる部分があるのは否定しません。
うつ病に対して、認知療法や、認知行動療法、森田療法などの心理療法が効果を持つということは、心理学的にも認められた事実です。
これらの心理療法では、当事者に固有の認知の傾向、たとえば、悲観的な見方や否定的な見方をしてしまいがちであるというものを修正することが試みられています。

しかし、一方では、うつ病では、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの不足が生じている、前頭葉の特定部分の機能低下がある、海馬など情動機能に関わる部分の活性化が低下しているなど、脳の機能不全を疑わせる医学的な所見も多数報告されています。
現在の医学的な治療の主流である、抗うつ薬は、このうちセロトニン障害という仮説を元に行われていますが、それもまだ仮説の段階であり、医学的に証明された知見ではありません。

うつ病の本態は、まだ完全には解明されておらず、「症候群」(実際には、複数の異なる病気である)ではないかという考えも成り立ちます。

そのように考えると、単純に、心理療法が効果を持つから、気分の問題であるとか、気の持ちようが原因であるという断定的な表現は、実際にうつ病で苦しんでいる患者さんたちや家族の方からの強い反発を招きかねません。
その点には、くれぐれもご留意の上、ご質問、ご発言されるよう、老婆心ながら、ご注意申し上げます。
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この回答へのお礼

鬱暦8年です。5年間、精神科で鬱の薬を呑んでいましたが、
合わなかったみたいだったので薬を辞めました。
森田療法の本を読むと、治った例もあったりと
やっぱり考え方が大きいのではと感じてしまい質問しました。

重度の患者さんには、このような質問の仕方をしてしまい
本当に申し訳ありませんでした。

皆さんの回答はとても参考になりました。どうも有難う御座いました。

お礼日時:2011/01/06 23:57

>うつ病の本態は、まだ完全には解明されておらず、「症候群」…ではないかという


うつ病は、「理論的思考と、非論理的思考」、この二つの思考が複数の人の間に在るとき、「相対的な」、論理矛盾の差が大きい時に発生する「状態」です。

脳内の伝達物質は、後付でしょう。

論理的思考とは、強い、責任感、正義感、義務感。
非論理的思考とは、強い、無責任、怠惰、幼稚性。

つまり、
下等な群れの中の、優秀な個体は、孤立し、うつ病になり、
高等な群れの中の、下等な個体も、孤立し、うつ病になり、

この時、
前者は、「何もできない」状態に、
後者は、「自分に都合の良い事は出来る」状態になります。
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その通りだと思います。


多くの場合は「外的コントロール」が働いていたり、自己の考え方を訂正しないケースでしょう。
薬が絶対的の様に話す方は、薬の無かった昔はどの様にして治療したかを知らない人達とも言えます。

100年も前に、細菌が発見され、多くの病気が細菌の感染によって罹るとされました。
ある医者達は、「細菌に感染したから、病気に罹るのではない。病気になるような身体を持っているから病気になるのだ。」と言って、公開実験をしました。
7人くらいの医者が100人ほどを死に至らすほどのコレラ菌を飲みました。一人が下痢した程度で、残りに異常はありませんでした。コッホとかその先生とかの名前は知っていると思います。
フランスのパスツゥール研究所の名前も知っていると思います。それらの医者が、公開実験をした人で、コレラ菌を用意したのがコッホ先生でした。
その様に、今も病気の原因と、罹病した結果の現象を正しく理解していないでの議論が多すぎます。

薬に頼らない精神科医も多くいますので、考え方と行為の習慣がウツ病の原因だと僕は思っています。
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主語をつけると、分かりやすくなりますよ。



>心理療法…で鬱がよくなる…のなら、…気の持ちようが原因じゃないんですか?
心理療法で鬱がよくなる「その人は」、気の持ちようが原因です。

それ以外の人は、原因を取り除か無い限り、よくなりません。

またうつ病になるのは、以下の2タイプだけです。
(1)強い、責任感、正義感、義務感を持つ、有能な者。
(2)強い、無責任、怠惰、幼稚性を持つ、無能な者。

この2者の違いは、
後者が、「自分の都合の良い事は出来る」ことを除き、症状は同じです。

心理療法で鬱がよくなる人は、幼稚性を持つだけでしょうね。

だから、口で説得するだけで、治るのでしょう。
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病は気から という言葉もありますから、その通りだと思います。


ただ、だから何? とも思います。

例えばストレスが原因で胃潰瘍になった と言われても、なっちゃったんだから
結局は手術なり投薬なり治療しなければ治りません。
根性で胃潰瘍を治す人もいるのかも知れませんが
何が原因でも、うつ病になっちゃったんだから
心理療法なり投薬なりして治療しなければいけません。

考え方や気の持ちよう を受け入れる心を手に入れる為に投薬なり心理療法なり、治療をする。
考え方や気の持ちようが最初にあるのではない という辺りが病気なんだな
という事ですが、回答になりますかね?
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脳の分泌物によっておこることが確認されている鬱は除くと、


気持ちの影響が大きいように思います。

ただ気持ちといっても、
薬を飲むことによる副作用で気分がすぐれなくなったり
社会から外れてしまった事実がより心に負担を感じさせたりで、
気持ちが保てなくなるように思います。

僕はこれを鬱による2次災害だと思っています。
私見ですが、当初の鬱より、この2次災害で苦しんでいる人のほう
が多いのではないかと思います。

10年超鬱をわずらっている友人が、3年前に結婚してから変わり始めました。
たくさん飲んでいた薬もだいぶ減って来年ぐらいにはなくなるんじゃないかと
お医者様と話しているようです。
結婚すればという話ではありませんが、生活の変化=心の変化によって
よくなっていくことも事実ではないでしょうか?
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抑うつ状態や適応障害などですと、原因を取り除くとかなり良くなり、場合によっては全快することもあります。


でも#4の方が指摘されているように、状況が長く続きすぎると自律回復は不可能になってしまいます。
また、このように不可逆になるまでの時間は個々人により異なります。
遺伝的などで本態性のうつや双極性障害である方はいくら心理療法をしても改善されません。
悪いことに最初に挙げた全快出来るタイプの抑うつも一度脳がそれを覚えると容易に深刻な状態に陥るようになります。つまり再発しやすい病気なのです。
そして再発すると、今度は前回のように全快することは次第に困難になります。
なお気持ちの持ちようや考え方で軽快することは「絶対にありません」。
最小限、環境を替えて原因だった物、環境、障害を取り除く必要があり、心理療法は単に個人の意識にかかっている「誤解」を取り除く働きしかないのです。
うつは非常に「恐しく」、「難治」な病気で家族内での伝染は特に「重篤」です。
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そう考える人は多いですね。


「心の風邪」という表現も良く使われますから。
ただ、この言葉は、誰でもかかるありふれた病気という意味の
単なるキャンペーン用語であって、
「うつ」の実態を誤解させる表現だと指摘する専門家も多いようです。

私も強度のうつの経験者です。
うつは精神が外圧(ストレス)に耐えられなくなったときに、
自分の精神破綻を起こさないために精神作用を低下させるホルモンを
分泌させるために起こるそうです。
これが悪循環を起こして心と体が変調を来たし強度のうつになるようです。

ということで、治療には、ホルモンを抑える投薬治療と精神的な治療としての
カウンセリングが併用されます。

うつになった道を逆にたどるという意味で気の持ち方でうつが直るというのも
あながち間違いでは無いとは思いますが、時間がかかるので
やはり、投薬併用療法が望ましいでしょう。
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気の持ちようが変えられる程度なら、医学的に「鬱」とは認定されません。



「鬱状態」があまりに長く続いたり、ひどい状態になって自力で回復が困難な状態になったものが医学的な「鬱」です。

この違いが理解されないので、鬱の患者は社会的に理解されず苦しんでいるのです。
心理療法を医師の指導で行わないと改善できないから、心療内科などで治療を受けるのです。
自分の心理状態を自力でコントロールできない状態が、精神病といわれる病気なのです。
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うつ病とは、例えていえば、バネに重りをぶらさげすぎて、元に戻らなくなった状態です。



バネが脳、重りがストレスです。
重りが軽いうちは、重りをはずせばバネも元に戻りますが、重りが重すぎるとか、長時間ぶら下げ続けるとバネはもとに戻ることができなくなります。こんなような状態です。

ですから、元に戻すには、まず重りをはずすことが肝心で、そのために心理療法は効果があるといえます。
しかし、重りをはずしてもすぐに元に戻るわけでもなく、完全にもどるのは難しいです。

そういった意味では「原因」という言い方は正しいとはいえないと思います。
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