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よく円安、円高と新聞やニュースで叫ばれますが、いい大人なのに恥ずかしながらいまだによくわかってません。ピンとこないというか。

安い高いを何を基準に言ってるのか、というのがまず根本的によくわからないと言いますか。

その基準がドルだとするとドルの価値が国際的に下がっていたらそもそもどうなるの?とか。

1ドル=107円とか、昔は1ドル350円ぐらいの時代がありましたがそれに比べたらめっちゃ円高(円の方がドルより価値が高い)になったということじゃないの?とか思ったり。

でも今円安っていうし。円安で困るのはどういうこと?逆に円高で困るのはどういうこと?いつの何を基準に円安、それも円安ならどの程度円安なら大変なことなの?とか以前一回わかった時もありましたがまた記憶が飛んでさっぱりわからなくなりました。

もう恥ずかしくて知り合いには聞けないのでどなたかわかりやすく教えていただけるとありがたいです。

A 回答 (6件)

> 安い高いを何を基準に言ってるのか、というのがまず根本的によくわからないと言いますか。


何をというよりも、「いつ」をになります。
そして、その「いつ」は、その時の話の内容によって違ってきます。
ですから、ご質問者さまにとっては余計に解りづらいのでしょうね。

基準は、「何」ではなく「何と何」となります。
日本の経済・金融情報の話の場合は、たいていが「円対アメリカ(米)ドル」か「円対ユーロ」の話になります。
ですが、ご質問者さまや私が海外旅行に行く場合には、日本円と行く先の国の通貨の話になり、「円対オーストラリア(豪)ドル」であったり「円対中国元」であったりもします。

> その基準がドルだとするとドルの価値が国際的に下がっていたらそもそもどうなるの?とか。
この場合は、「ドル全面安」という言い方をしたりしますね。

> 1ドル=107円とか、昔は1ドル350円ぐらいの時代がありましたがそれに比べたらめっちゃ円高(円の方がドルより価値が高い)になったということじゃないの?とか思ったり。
これは、ご質問者さまが仰っているとおりですよ。
為替が変動相場ではなかったころは、1ドル=360円という時代もありました。
その頃と比較すれば、今は、めちゃくちゃ「円高」で間違いないです。

本日、12時少し過ぎの為替レートは、82円11銭程度でしたから、1ドル=107円だった時期よりも、これもはるかに「円高」ですね。

> でも今円安っていうし。
最近では、昨年の10月末の「円対米ドル」は、80円39銭程度だったかと思います。
その頃と比較すれば、今は「円安」ですよね?

また、為替相場を表示しているウェブサイトなどで、「チャート」というグラフ表示のものを見てください。

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/? …
例えばこういったものです。

そのなかで、「移動平均」を表すグラフに注目してください。
(前述のYahoo!ファイナンスのページですと、赤い線と緑の線です。)
このグラフが、「右上がり」ですと「円安傾向」、「右下がり」ですと「円高傾向」といった言い方をしたりもします。


> 円安で困るのはどういうこと?
円安で困るのは主に「輸入」関係です。
1万米ドルのものを購入する…ということを考えてみてください。
1ドル=82円の時に必要な日本円は82万円です。
ですが、1ドル=107円の時に必要な日本円は107万円になります。

> 逆に円高で困るのはどういうこと?
逆ですから、円高で困るのは主に「輸出」関係です。
日本円で100万円の自動車をアメリカに輸出する…ということを考えてみてください。
1ドル=107円ならば、アメリカでの価格は約9,346ドルになります。
ですが、1ドル=82円になりますと、アメリカでの価格は約12,195ドルになります。
「同じもの」の値段が、2,849ドルも値上がりするんですよ。
10,000ドルを切っていれば買うけれど、12,000ドルもするのではちょっと買いづらい…という心理が働き、日本から輸出したものが売れなくなるんです。

> いつの何を基準に円安、それも円安ならどの程度円安なら大変なことなの?
輸出入を行っている企業では、「想定レート」というものを設定し、業績の予想を立てています。

輸出企業であれば、「想定レート」よりも「円高」になってしまうと、「損」が発生します。
大きく円高になればなるほど、「損」は大きくなります。
「どの程度」というのは、企業の規模や輸出以外の業績によっても影響度は変わってくるものなので、「いくらならばどうなる」ということは一概には言えません。
たとえば、こんなカンジでニュースにも取り上げられます。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110110/biz …

この回答への補足

つまり基準自体(ドル)の価値も増減するし、比較対象の国によっても変わってくるから、常に相対的なものとして考えればいいみたいですね。

そう考えると金本位制時代の方がわかりやすくてよかったんだろうなぁと思ったり。

これをきっかけに経済がもう少しわかってくるかもと少し希望が持てました。

ありがとうございました。

補足日時:2011/01/27 15:07
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この回答へのお礼

おー、ありがとうございます。

求める答えに一番近いです。

そう。いつを基準にするの?でいつもわからなくなるんですよ。

>輸出企業であれば、「想定レート」よりも「円高」になってしまうと、「損」が発生します。

なるほどー。「想定レート」というもので利益を読んでるんですね。
大変勉強になりました。

そうなると企業は半年とか四半期で想定レートをだした日が円安円高という表現の基準になるんですね。
新聞が言う時はいつを基準にしているんだろう?

株価グラフも意味がさっぱりわかりませんでしたが初めて少しわかりました。
しかし円高なら右肩上がり(高い=上がる)ならもっとわかりやすいのに・・と思いました。

「ドル全面安」という表現もたびたび聞いてましたがそういうことだったんですね。
なんかドルへの信頼感がリーマンショック以降急速に落ちて、ドルが基軸じゃなくなったらもはやわけわからんと思ってました。

ありがとうございました!

お礼日時:2011/01/27 13:58

>他国の通貨から、その通貨がどう見えるか・・・が言い方の基準です。



>というと同時期に日本で円安って言っててもアメリカからみたら円安とは言わないって言うこともあるんですか?

はい、その通り「言いません」。ただし、言い方は「自国の通貨を頭に付けて」、「ドル高」と言いますね。

アメリカで「円安」と言う場合は、その人が「日本人になって」考えて、「自国の通貨(=日本人になっているから、円)を頭につけて」そう言います。

当然日本人も「アメリカ人になったつもり」で、「ドル高」ということはありますよ。「高い安い」はあくまで「自国の通貨」が基準ですから、その国の人になったつもりで、その国の通貨名を頭に付けて「○○高」「○○安」と言うのです。

だもんで、よくニュースなどで「円安・ドル高」とセットで言いますよね。それは日本人になったつもりで「安い」、アメリカ人になったつもりで「高い」と言う事なんです。
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この回答へのお礼

なるほど!

すっきりしました。

「円安・ドル高」とセットでいうのもなんとなく・・?かなぐらいな感覚だったのでこれで理解できました。

ありがとうございました!

お礼日時:2011/01/27 14:59

一言で言います。



「他国の通貨から円に両替するとき=円を買う時に、より高い金額を持ってこないと同じ金額の円に両替できない=円が高い」時を「円高」と言います。同様に「他国の通貨で円を買う時に、安くつく」こと「円安」と言います。

他国の通貨から、その通貨がどう見えるか・・・が言い方の基準です。
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この回答へのお礼

基準がわからないと安いも高いもないと思うんですよ。

そこがわからない原因でして。

>他国の通貨から、その通貨がどう見えるか・・・が言い方の基準です。

というと同時期に日本で円安って言っててもアメリカからみたら円安とは言わないって言うこともあるんですか?

それはないですよね・・?

お礼日時:2011/01/27 14:02

現在、世間で使っている「円安」「円高」は米ドルに対しての表現です。


1ドル=100円だったのが、1ドル=110円になれば、1ドルを買うために100円出せばよかったのに、110円必要になったということで、ドルに対して円の価値が下がった→円が安くなった(円安)ということです。
逆に1ドル=90円なら、90円出せば1ドルを買えるわけなので、少ない円で1ドルを買えるということで、円の価値が高くなった(円高)ということです。

ということで、円安・円高はドルに対しての相対的なものなので、ドルの価値が下がった場合に、円が価値を維持していたり、ドルほど価値を落とさなかった場合は、ドルの価値に対して相対的に円の価値は上がることになり、円高ということになります。

で、円安のメリットは輸出が有利になります。
例えば、100万円の自動車を輸出する場合、1ドル=100円ならアメリカで1万ドルで売れると100万円の売り上げになります。これが1ドル=110円なら同じ1万ドルで売っても日本円では110万円が売上になります。アメリカで同じものを同じ値段で売っても、円安ならさらに儲かってしまうということです。

円安のデメリットは輸入が不利になります。
例えば、石油を100万円分輸入する場合ですが、まず計算しやすいように1万ドルで1000リットル輸入できると仮定しましょう。この場合、1ドル=100円なら100万円で1000リットル輸入できましたが、1ドル=110円になると1000リットル輸入するためには110万円必要になります。多くのお金を払わないと同じものが買えないということです。

円高はこの逆です。
輸出は儲けが少なくなり、輸入は安く手に入る(輸入品の円高差益還元セールとかありますよね、それがコレです。)ようになります。

最近は、ユーロ安、ユーロ高という表現もありますが、考え方は円のときと同じです。
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この回答へのお礼

一回理解した時のことをもう一度思い出すことができ再確認できました!

わかりやすかったです。ありがとうございます。

でも本当に知りたいのは円安、円高って新聞が言う時は”いつ”が基準になるの?

ってとこなんですよね・・。

昔1ドル350円時代のことが頭にこびりついてて、そっからしたらずっと円高じゃん。いつから円安っていうようになったの?と。これが混乱の元なんです。。

お礼日時:2011/01/27 13:47

1ドル100円から80円(円高)になったとすると、アメリカから100ドルの人形を買うのに1万円必要だったのが8千円でよくなります。

つまり輸入業者は今までより多く利益を確保できるようになります。
逆にアメリカが日本から1万円の人形を買う場合、100ドルで良かったのに125ドル用意しなければならなくなります。そうなると買い控えが起き、日本のメーカーは売上や利益が減ってしまうのです。
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この回答へのお礼

そのぐらいは理解していましたが。。

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/01/27 13:43

詳しく解説するとこのページでは足りないので簡単に。

ドルは基軸通貨と言われてます。それはUSの経済に信頼がありドルの価値はそれ程変わらないだろうという憶測に過ぎません。だから基準=適正という意味ですと最近のUS経済を見れば判るとおり、適切ではないと言う意見もあるのはご存知かと思います。

あとは市場のニーズになります。その国の通貨を買うという事はその国の経済が安定していて、しかも持っておくと有利と思われるからです。通貨は絶対流通量がありますので人気があれば値上がりします。相対的に売られた通貨は値が下がるという事になります。

1US$で買えた円が90円だったものが、最近では82円程度まで上がって居ます。逆に言えば1U$は82円の価値しかなくなったという事です。円が買われる理由は世界不況で日本だけがまだ安定してるかな?程度。

次に中国の様に自国の通貨を自国で決めている国。これは発展途上の国の為に猶予として国が栄えるまでは決めていいよとされた国です。でも中国はGDPで世界二位になりました。当然オバマさんなど色々な国から今のままでは、一人勝ちだから通貨の価値を上げろと言われてます。でも中国は通過の価値を上げてしまえば中国製品が高くなってしまい売れなくなるのを嫌がって反対してます。
他の国が中国に迫っているのは、中国の人達に自国の製品を買って欲しいからで、中国元の価値を上げて自国の製品を安くする為です。

もうお分かりの通り、日本のUS$が360円の時代と言うのは、日本が敗戦で発展途上だったので許されていた価格なのです。そのおかげで日本は経済大国になりましたが、これを変動為替に変更したら世界の競争に勝てなくなったという見方もあります。今の中国もそうなる可能性があり、中国は通貨価値を上げないのです。

円高では困るのかという話ですが、一見海外の製品が安く買えてよい様に思われますが、日本で製品を作らない、労働力が要らない、失業者が増える。で、結局はモノも買えないという事になります。既にその傾向が始まってますよね。メーカーは国内の工場を閉鎖して海外の工場で作らせる。特に部品は海外の会社から仕入れるなど。国内の中小工場は苦しいのです。
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この回答へのお礼

なるほどー。

特に中国関係はもっとよくわかってなかったので大変ありがたかったです。

そう聞くと中国はあれだけバブル的に調子ののっているだけにほんともう通貨価値あげろっとほんと思いますね。

ありがとうございます。

お礼日時:2011/01/27 13:42

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